私が冷えとり靴下をやめた理由

今から数年前、「冷えとり」にハマっていたことがある。

約一年間、かなり厳粛に、ストイックに冷えとりを実践した。その結果、私は冷えとりをやめた。

その理由を、この記事に書いておこうと思う。

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冷えとり靴下を始めたきっかけ

服部みれいさんの文章が好きで、よく読んでいた。

服部みれいさんは、冷えとりを広めた第一人者ともいえる人。

当時、有料で配信されていた「服部みれいの超☆私的通信ッ」というメルマガを購読していた私は、冷えとりの情報を得て、徐々に興味を持つようになった。

同じ頃、友人が冷えとりを始めて

  • 「常に、足湯に入っているみたいな気持ちなの」
  • 「心が落ち着く」

と、うっとりした調子で言っていた。

ヒャー、そりゃどんな感じなんだろう!と好奇心が出て、私も冷えとりをやってみることにした。

※ちなみに、その友人も現在冷えとりはやめている。

履いていた冷えとり靴下は正活絹

どうせやるなら、「冷えとりもどき」ではなく、本気で冷えとりに取り組みたかった私は、正統派の冷えとり靴下を選んだ。

楽天の冷えとり靴下を扱っている有名ショップ「841(ヤヨイ)」で正活絹」の初心者セットを購入。

「正活絹」は、冷えとりを提唱した進藤義晴さん監修の靴下だ。
※冷えとり健康法のバイブルとも言われる本の執筆者。冷えとり初心者は、まずこれを読むことを勧められる。

冷えとりが流行して、どんどんファッション化して、亜流の冷えとり靴下が多々発売された。

そんな中、正活絹は「本物」とされている。他の冷えとり靴下の5倍の解毒効果があるそうな。

それが本当かは分からないけれど、どうせやるなら本家のやり方でやりたい。そこで、正活絹の靴下できっちり冷えとりをやった。

今、楽天の購入履歴で計算してみたら、冷えとり靴下だけで28,000円以上使っていた。

楽天以外に、Amazonや実店舗でも購入していたから、トータル5万円近く使ったのではないかと思う。

冷えとり靴下は、高価だ。

半身浴と湯たんぽも実行

この記事では、冷えとりの解説は省略するが、靴下だけでなく「半身浴」「湯たんぽ」も重要とされる。

これもしっかりストイックに実践した。

湯たんぽなんか、マクロビやオーガニック好きが集う表参道のナチュラルハウスで、森修焼(有害物質を使わない特別な陶器)の「お湯ひめ湯たんぽ」を購入したくらい、こだわってやっていた。
※服部みれいさんが東京に住んでいた頃はよく出没していたらしい。

それだけこだわった私が冷えとりをやめた理由

冷えとり靴下も、湯たんぽも、半身浴も、バイブルに従ってしっかりやった。

冷えとり靴下は、最低10枚以上、16枚程度を重ね履きした。

どんなときでも、靴下だけは手放さなかった。

大きな靴でばかばか歩き、「足、おっきいんだね」なんて言われても、冷えとりにこだわっていた。

そんな私が冷えとりをやめた理由。

(1)冷えとり靴下を脱ぐと冷えることへの疑問

冷えとりは、「靴下を履き続けることで冷えをなくす」という健康法。

だから、冷えとりでどんなに健康になったとしても、一生靴下を履き続けることになる。

それに対して、ふと疑問が浮かんでしまったことが、一番大きい。

私が欲しいのは、靴下を履いていなくても冷えない体

この気持ちに気付いたとき、靴下を脱いでしまった。

(2)諸々の日々の面倒なデメリット(副作用)

(1)の疑問が出た。

それが、冷えとりをやめたすべての理由ではある。

ただ、それを凌駕するようなメリットがあったら、もう少し続けていたのかもしれない。

しかし、冷えとりを実践する日々には、いくつかのデメリットがあった。

それは、積み重なって私のストレスとなっていた。それをいくつか挙げてみる。

デメリット①普通の靴が履けない

10枚以上も靴下を重ね履きしていると、靴のサイズは2cmほどアップになる

もともと22cmの人が24cmになるならそれほど問題ない。が、私はもともと24.5cmで2cmアップすると26.5cmになる。完全にメンズサイズ。

ブーツ・スニーカーなどのカジュアルな靴なら、サイズアップしても、まだなんとかなる。

しかし仕事上、スーツ姿の男性たちと商談するような場面も多い。いつもカジュアルな靴を履いているわけにもいかない。

また、夏になっても靴下を重ね履きしているので、“素足にサンダル”なんてスタイルができず、いろいろと不便を感じていた。

デメリット②足がかゆくなる

冷えとりでは、冷えとりをしていて出る悪い症状は「めんげん」と呼ばれ、これから体が良くなっていく好転反応であるという考え方をされているものの……

靴下を異常に重ね履きするので、肌荒れしてボロボロ皮膚がむけたり、かゆくなったりするトラブルがあった。

普通にフラットな頭で考えれば、好転反応というより、それは靴下を異常に重ね履きしているせいなのだ。けれど、冷えとりでは「めんげん」と呼ぶ。

本を読んでいたら、「7年経っても、まだめんげんが出た(だからもっと冷えとりをがんばらないと)」という体験談が載っていて、力が抜けた。

7年やっても好転反応?それって、自分に重ね履きが合っていないだけなのでは、と。

デメリット③洗濯が大変

靴下の洗濯は、日々大変だった。

10人家族みたいな量の靴下を洗濯するわけだ。

しかも、絹やウールの靴下を使うので、直射日光も乾燥機もダメ。陰干しのみ。

毒出しが進んでくると、一番内側と一番外側だけ変えれば、間の靴下は毎日洗濯しなくても良いそう。

冷えとり歴の長い人は「2週間、履き続けても毒が出ないので平気」みたいなことが、どこかに書いてあって、それも力が抜けた。

デメリット④靴下に依存している感じがする

冷えとりを長く続けていると、靴下がないと生きていけない感じになる。

温泉旅行へ行っても、海へ遊びに行っても、いかに靴下を脱ぐ時間を少なくするか、すぐに靴下を履くか、そこに頭が行くようになった。

  • 「あ、これ私、冷えとり靴下に執着してるな」
  • 「依存始まってるな」

そう気付いた時点で、もうやめよ、って思った。

何事も執着は良くない。私は、カラッと軽くいられなくなれば、手放す。

冷えとりにも良いことはあった

この記事ではデメリットを中心にまとめているけれど、もちろん冷えとりにも良いことはあった。

足を温めることの大切さ、その感覚が叩き込まれたし、「富士山のようなイメージで服を着る(上半身を軽く、下半身を重く)」というエッセンスは、冷えとり靴下を履いていなくても役に立つ。

また、今でも覚えているのが、5本足指の靴下を、1本ずつ自分に履かせてあげたときの感動。

すごく自分のことを大事にしている感じがして、

  • 「今まで放って置いてゴメン」

って気分にさえなった。

良いところがあったからこそ、一年も続けたわけだし、徹底的に続けてどうなるのか、確認してみたかった。

確認した結果、

私は、靴下なしでも温まる、何かに依存していない体が欲しい

という結論になったのでやめただけ。

誰かの言うことより自分の感覚が一番

以上が、私が冷えとりをやめた理由。

冷えとりをやるにせよ、やめるにせよ、自分の感覚が一番大事だな、と思う。

冷えとりをやめて靴下を脱いだ私は、昨年の夏は素足にサンダルで大いに夏を満喫した。

体調はとても良いし、毎日元気。

それは、「一年間の冷えとりで毒素が出たから」という考え方もできるし、「私には裸足の健康法の方が合っている」という考え方もできる。

どんな方法、どんな考え方を取るにせよ、そのときの自分に“しっくり”くるかどうか。

そのときの自分にとって“自然だ”と思える選択を積み重ねたなら、きっと体が喜んで、良い結果を導いてくれることだろうと思う。

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