ムカつく部下への対応。嫌いな部下にイライラして意地悪したくなるときの対処法

部下を持ったとき、うまく指導できずに悩む人は多い。「怒れない」と悩む人が多い一方で、「怒りすぎてしまう」と悩んでいる人もいる。

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やさしく尊敬される理想の上司になりたいのに…

うまくいかなくなる人ほど、最初飛ばしすぎる

新しく部下ができると、最初に、理想的な振る舞いをしてしまうという人は要注意。

  • 困ったら、何でも言ってね
  • 助け合って目標を達成していこう
  • あなたがチームに来てくれてうれしい

そんなステキなフレーズが次々に口から出て、ランチに誘ったり、飲みに行ったりと、部下との交流を深める。

部下も、

  • ●●さんの部下になれて良かったです!
  • がんばります!

というテンションで慕ってくれる。

数カ月もしないうちに雲行きが怪しくなる

しかし、だんだんと部下との距離が近づくにつれ、

  • あーイライラするっ!

と感じることが増えてくる。

それは主に、

  • 報告をしない
  • 自分が教えたやり方通りやらない
  • 自分が知らないところで勝手に何かを進めた

など、「自分の言うことをきかない」という点で、激しくなる。

一度、イライラし始めると、最初の親しみはどこへやら。

  • キレる
  • 嫌みを言う
  • 無視する

など、まるで職場いじめのようにエスカレートしてしまうこともある。

上司本人もそれをやめたいのに、心のイライラの暴走が止まらない。

部下へのイライラが止まらないときの対処法

しかし、イライラするままにそれを部下にぶつけるのは問題だ。

例えどんなに部下が悪くて使えない人材だったとしても、あなた自身の評価を落としてしまう。

そこで、部下へのイライラが止まらないときほど、適切な対処を取る必要がある。その方法をご紹介していこう。

部下との距離を近づけすぎない

距離の遠い他人に対してなら、一定の礼儀を持って接することができる。しかし、一度部下と距離を縮めてしまうと、「甘え」が出てしまう。

つい、言ってはいけないことまで言ってしまい、取り返しが付かないことになることも。

部下と仲良くなりたいと思っても、

  • 距離を近づけない、一定の距離を保つ

ことをおすすめする。

部下との距離を保つための具体策

  1. あだ名で呼ばず名字で「●●さん」という呼び方を保つ
  2. 1対1での食事や飲みには行かない
  3. プライベートのメールやLINEを交換しない
  4. Facebookでつながらない
  5. 会話、仕事のメールでは敬語を使う
  6. 「お願いします」「ありがとうございます」のフレーズを意識して使う

冷たいように感じるかもしれないが、半年〜1年程度は、このルールを守ったほうが安全だ。

とにかく、

  • 意図的に仲良くしようとしないこと

が大切。

自然と仲良くなった場合なら問題ないが、自然な流れに反して、意図的に急速に仲良くなった場合、後々ひずみが出てくる。

それなら、最初から距離を保って付き合ったほうが、よほど楽なのだ。

過去に上司から受けた傷を癒す

自分の意志と反して、部下につらく当たってしまう人は、ほぼ100%、自分も過去に上司からつらく当たられて、苦しんだことがある。

自分の子どもを虐待する親は、自分も親に虐待されており、それが綿々と受け継がれてしまうことが知られているが、上司と部下の関係も遺伝するのだ。

部下に対して、どうしようもなくイライラする事象をひとつ、思い出して欲しい。

それは、

  • 過去に自分が上司から叱責を受けたこと

である可能性が高い。

人には、

  • 自分が許されなかったことを人がやっているのを見ると、イライラする

という習性がある。

思い当たる場合は、そのようにひとつひとつ、意識の上にあげていくだけで癒しの効果がある。

「今まで気付いていなかった自分の傷に気付く」ということは、そのこと自体が、傷を修復する行為なのだ。

過去に親から受けた傷を癒す

上司のトラウマがない場合は、その対象が上司ではなく、「」の場合もある。

その場合も、

  •  過去の親との関係が、現在の部下との関係に影響している

ということに気付くだけで、“スッ”と楽になるケースが多い。

親の問題が根深い場合は、部下との関係より、まずは親との関係によって抱えているものを手放す作業を行っていこう。

この記事では詳しく触れないが、関連書籍を読んだり、場合によっては専門家のカウンセリングを受けることも役に立つ。

部下に自分を投影していることに気付く

もうひとつ、

  • 部下に自分と似ているところを見つけて、それに対してイライラする

というケースもある。

心の底で自分を認められていない場合、「自分の嫌いなところ」を部下の中に見出したとき、尋常ではなく、イライラする。

例えば、

  • 自分のイジイジしてハッキリものが言えないところ

に、幼い頃からコンプレックスを抱えていた人は、叱責された部下が、言葉に詰まって動揺している姿を見ただけで、激高してしまったりする。

  • 私は部下ではなく自分に怒っているのだ

ということを、ハッキリと自覚しよう。それだけで、憑きものが取れたようにイライラが収まるケースも多い。

その上で、

  • 自分のことを許す
  • 自分を認める
  • 自分の自尊心を高める

という方向性の努力をしていくと良い。

自分の損得に徹底的にフォーカスする

イライラして、部下のことが嫌いになりつつあるとき、

  • 嫌いなヤツのためにやさしい態度なんてできない

と思ってしまうだろう。

だから、そこで発想を転換する。

  • いつでも私は自分の損得のために行動する

と考えるのだ。

冷静に考えてみれば、

  • 部下を機嫌良く働かせて結果を出させ、
  • 理想の上司として周囲からも一目置かれる

ほうが、絶対的に「得」であり、出世のために役立つのだ。

あえて、自分の上司がいる前で、パフォーマンスのように良い上司っぷりを演じても良い。

  • 部下のためではなく自分のため

に、良い上司という役割を演じる、と割り切る。

人は、無目的の努力はできないが、「自分の出世のため」という目的を設定すれば、イライラも我慢しやすくなる。

  • 部下のダメっぷりを周囲に糾弾する人

よりも、

  • ダメな部下なのに穏やかに接している人

のほうが、同僚・上司の評価はうなぎ登り。

部下のことより、自分の評価を優先すると、割り切ってしまおう。結果として、部下との関係も良くなるはずだ。

上司との関係以上に根深い部下問題をクリアしよう

上司との関係に悩んでいる人は大勢いるし、それを解決するための情報もあふれている。

一方で、部下との関係も、根深く苦しいもの。

上司に対する悩みは周囲に理解されやすく、「上司が一方的に悪い」ということにして、愚痴も共感されやすい。

しかし、逆に部下に対する悩みは、気軽に周囲に相談できないし、相談したところで、「上司の力量不足」というレッテルを貼られかねない。

上手に部下へのイライラを解決して、毎日をもっと楽に過ごせるようにシフトしていこう。

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