ホットヨガに取り組んでしばらく経った頃、購入した1冊の本がある。
この本が、ヨガを深めていく上で、とても役立った。
ホットヨガで丁寧な指導を受けるのは難しい
ヨガのインストラクターには、いろいろなタイプの人がいる。
私が通っているスタジオでは、レッスン収容人数が多いこともあって、一人一人への細かい指導は、しない人が多い。
中には、スタジオ全体を歩き回り、気になる人に声掛けするインストラクターもいる。
ただ、それでも、明らかに間違えているときに指導してくれる程度。
ある程度、ヨガができるようになってくると、声掛けされること自体ほとんどない。
でもヨガがきちんとできているわけではない
声掛けされないからといって、ヨガのポーズが、(深い意味で)正しくできているわけではない。
一見、形にはなっていても、もっと意識すべきところは、たくさんある。
昔、ホットヨガではない本格的なヨガ教室に少し通った経験から、そう思っていた。
一冊、ヨガの本を買うことにした
ホットヨガに通いながら、ヨガを深めていくために、ヨガの本を買うことにした。
何度か書店にも足を運び、ピンと来るものを探す。
そして見つかったのが、こちらの本。
Amazonの評価も[⭐️4.8]という超高評価だった(こちら)。
「はじめに」に書いてあった文章に衝撃を受ける
「YOGAポーズの教科書」を開くと、1ページ目に「はじめに」という章があり、著者(綿本彰さん)からのメッセージが書かれている。
その文章に、衝撃を受けた。
ヨガを3日続けると身体の不調が緩和し、3週間続けると心の調子がすこぶる良くなり、3ヶ月続けると体型や体質が別人のように改善し、そして3年続けると身体の節々が痛くなる(笑)…。
これは私がワークショップなどでよく言う冗談なのですが、残念ながら多くの方のリアルな声、つまり事実でもあります。
YOGAポーズの教科書
なんと。
現在6ヶ月の私は、「体型や体質が別人のように改善し」の段階だから、それは前回の記事のように、ヨガを絶賛するわけだ。
ヨガを始めた初期は、運動不足の解消による調子の良さを、優先的に感じやすい。
しかし、間違えたやり方で続けていくと、今度は身体の故障の方が目立つようになるらしい。
ヨガのポーズは、雑な言い方をすれば、関節技を自分にかけているようなものですから、やり方を間違えれば身体を傷めるのは当たり前。それでも3年ほどは調子がよくなっていくのは、運動不足が解消していくからなのです。
YOGAポーズの教科書
ヨガを続けるうちに、腰痛や膝・首・肩・背中などの痛み、手首のけがなどを抱える人がいることは、聞いたことがあった。
これから3年たっても身体を傷めずにヨガを続けていきたい私にとって、今まさに読むべき本といえそうだ。
100のポーズを根本的に解説してくれる
この本では、100のポーズを根本的に解説してくれる。
チェーンのホットヨガスタジオに通っていて、パーソナルな指導が受けにくい私には、相棒のように素晴らしい本だった。
[ホットヨガ+この本]の組み合わせなら、自分なりにヨガのポーズを研究して、深めていける。
習熟度がアップする工夫
各ポーズごとに「Lessen」というタイトルでコメントが付いており、これが習熟度をアップさせるのに役立つ。
- ポーズを通して身に付けたいこと
- 効果的な身体の使い方
- 危険を避けるための注意点
……など、「ヨガの真髄に迫る内容」が解説されている。
スタジオレッスン中、疑問に思った点がピンポイントで書かれていることが多く、「それが知りたかった!」と膝を打つことも。
ホットヨガでやるポーズは網羅
100のポーズで、ホットヨガで行うポーズは、ほとんど網羅されている。
(今のところ、載っていないポーズをやった記憶はない)
ホットヨガに行って、レッスンを受けて、帰ってきて、その日にやったポーズをこの本で見直すと、すごくヨガが深まる。
モデルさんが美しい
エクササイズ系の本やDVDの重要な点として、
- モデルさんが好きかどうか
……がある。
スタイルや顔立ちの美しさはもちろん、その表情や雰囲気が自分に合わないと、見るのが苦痛になってしまう。
「YOGAポーズの教科書」のモデルさんは、抜群にスタイルが良くて、ヨガのポーズが美しく、お顔がとても小さくて、やさしい表情をしている。
どなたかな?と思ったら、メロディー洋子さんというモデルさんだった。
下記は彼女のInstagramから「ヨガジャーナル」に登場している様子。
検索すると、華やかなイメージの写真が多いが、「YOGAポーズの教科書」の中では髪をキッチリとしたアップにして、清潔感あふれる印象。
ヨガの本は紙がいい
普段は電子書籍ばかり買っている。モノを増やしたくないし、いつでもどこでも読める便利さが好きなので。
ただ、ヨガの本は、パラパラめくって眺めたかったので、紙の本を購入した。
開いたままポーズを取ってみたり、写真をじっくり見たり、気の向くページを眺めてみたりと、やはりこういう図解系の本は紙がいいなと思った。