だて眼鏡ならぬ、「だてマスク」が流行している。しかし、マスクをしていると、うつ病になりやすくなるという記事が出ていた。
すっぴん隠し・目力アップ・小顔効果の「だてマスク」心理
マスクといえば、風邪予防や花粉症対策のものだった。が、最近は少し様子が違う。
- すっぴん隠し
- 目力アップ
- 小顔効果
などの「美容効果」を狙って、「だてマスク(伊達マスク)」をする女子が増えているのだ。
また、顔にコンプレックスがあったり、あがり症で緊張しやすかったりして、マスクで顔を隠すと安心するという人もいる。
ところが、女性セブン(2017年3月2日号)によれば、いつもマスクをしていると、「うつ病」にかかるリスクがあるのだとか。
マスクをしているとコミュニケーション能力が低下する
以下、記事より引用。語り手は、精神科医の片田珠美さん。
「表情」というのは非常に重要なノンバーバルの手段ですが、マスクをするということは、“自分の表情を隠す”ということにほかなりません。
つまり“能面”をつけて、コミュニケーションを半分拒否するわけです。それを続けているうちに、しだいにコミュニケーション能力が低下します。
女性セブン 2017年3月2日号
マスク=能面だから、常にマスクをしていると、徐々にコミュニケーション能力自体が衰えていくらしい。
コミュニケーション能力が衰えていくと、徐々に問題が出てくる。
コミュニケーション能力が衰えれば、対人関係に自信を失います。すると、さらに他人の視線を怖く感じるようになり、精神的な安定を求めてマスク依存が深まります。
そうした負のスパイラルの行き着く先は、マスクをしないと外に出られない、人に会えないという状態で、引きこもりやうつを引き起こす可能性もあるんです。
女性セブン 2017年3月2日号
確かに、マスクをしている状態に慣れると、マスクを外しづらくなる。
私自身、非常に強い緊張を強いられるシーンでマナー的にマスクが許される場であれば、マスクをして行ってしまうことがある。
だてマスクをしていると、動揺したり赤面したりしても、表情を周囲に読み取られないで済む安心感があるからだ。
その心理がひどくなると、「だてマスク依存症」と呼ばれる。下記の著書に詳しい。
ついつい、マスクに頼りがちだけれど、毎日だてマスクをし続けるのではなく、隔日程度にした方が良いのかもしれない。
だてマスクのせいで、心のバランスを崩してしまったら、元も子もないから。