容姿コンプレックスのある人が褒められたときの返し方

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今月の質問回答。
「容姿コンプレックスとの向き合い方」を読んで感銘を受けました。私は、いくら褒められても受け取ることができません。容姿を褒められたときに素直に受け取れるようになりたいのですが、どう返したらいいのかわからず固まってしまいます。管理人様は、容姿を褒めれたときどう返しているのか伺いたいです。

褒められると、どうして良いかわからない

まず容姿コンプレックスとの向き合い方の記事はこちら。

  • 「褒められたときにどう返したら良いのか」

というのは、長年コンプレックスを抱えて生きてきた人にとって、とても難しい問題だと思う。

私は、人生の途中まで、褒められたら全否定してしまい、相手の気まずい顔を何度も見てきた。

否定すればするほど、相手はさらに躍起になって褒め返してくれることも多い。しかし私は褒められるほど赤面して挙動不審になってしまう。

そんな自分を見られるのが嫌で、視線を外してしまったり、慌てて話題を変えたりする始末。

褒められること自体は、本当に本当にありがたいのに、褒められる度に、褒めてくれた人の気分を害してしまう

それがとてもつらかった。

  • 「褒められるの下手だよね」

と、年上の人に指摘されたこともあった。その通りだと思った。

お礼を必ず言う

褒められたときの対応を何とかしたくて、身近な褒められ上手の2人の対応を研究した。

2人とも、小さな頃から大人になるまで、ずっと美人として生きてきて、たくさん褒められてきた、いわば褒められプロ。

褒め言葉に対して、嫉妬もされず卑下的でもない、絶妙ラインの返しをマスターしている人たちだった。

彼女たちの共通項は、必ずお礼を言うこと

私にとって、褒め言葉に対しての「ありがとう」は、褒め言葉を肯定してしまうので、絶対に言えない言葉だった。

しかし。

「言ってくれた褒め言葉を肯定すること」は、褒めてくれた人に対する礼儀だったのだ、と気づいた。

それまでの私は、褒め言葉を全否定していた。それはイコール、褒めてくれた人を否定することになる。否定された人は、気分が悪い。

お礼の前にワンクッション入れる&喜ぶ

ただ、あまりにすんなり受け入れてお礼を言ってしまうと、謙遜する態度なく傲慢と捉えられてしまうのが難しいところ。

褒められマスターの彼女たちを観察していると、お礼の前にワンクッション入れている。

「美人ですね!」
→「ありがとうございます!

ではなく、

「美人ですね!」
→「えっ、ほんとですか?いや全然なんですけど、でもありがとうございます!

のような感じで。

さらに、相手のことを立てつつ「褒めてもらってうれしい」という気持ちを表現している。

●●さんみたいな素敵な人にそう言ってもらえると、すっごくうれしい!

という具合に。

まとめると、

  1. すぐ受け入れず、まずは褒め言葉に驚く
  2. 相手のことも褒める
  3. 褒められたことに対してちゃんと喜ぶ
  4. 感謝の気持ちで受け入れる

(例文)
「えっ、ほんとですか?①
●●さんみたいな素敵な人に言われると②、
うれしい。③
ありがとうございます!④」

こうすると、褒めた側が気分を害することなく、それでいて嫌みに感じさせることもないのだと学んだ。

この法則(?)を会得してからは、褒められたときの返しが、以前に比べたらずっと良くなったと思う。

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