BCAAの食欲抑制効果─飲んだら食欲なくなる理由

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筋肉を増やすためにBCAAを摂り出した。

そしたら、なんだか食欲が抑えられたような……?

調べてみると、BCAAには食欲を抑制する効果があるそうな。

目次

BCAAには過剰な食欲を抑える作用がある

BCAAが何なのかは後述するが、まずBCAAのダイエット効果について書かれた文章をDNSのサイトから引用する。

4.BCAAは体脂肪を減らす
4429名を対象にした調査では、BCAA摂取量が多い場合、オーバーウエイトや肥満が少ない傾向にあったという。(※4)
BCAAには過剰な食欲を抑える作用があり、また前述の通り運動中の体脂肪エネルギー化を促進することが、その要因となっているのかもしれない。
またカロリー制限とともにBCAAを摂取したところ、体脂肪の顕著な減少がみられ、特に腹部の脂肪が減ったという報告もある。(※5)

(中略)

※4:Higher branched-chain amino acid intake is associated with a lower prevalence of being overweight or obese in middle-aged East Asian and Western adults.J Nutr. 2011 Feb;141(2):249-54. doi: 10.3945/jn.110.128520. Epub 2010 Dec 15.

※5:Combined effects of caloric restriction and branched-chain amino acid supplementation on body composition and exercise performance in elite wrestlers.Int J Sports Med. 1997 Jan;18(1):47-55.

DNS ZONE

※下線筆者

要点をまとめると、BCAAは

  • 過剰な食欲を抑える
  • 運動中の体脂肪エネルギー化を促進する
  • カロリー制限と併用すると体脂肪(とくに腹部)が減少する

…と示唆されている。

BCAAの食欲抑制メカニズムをもう少し掘り下げておくと、BCAAに含まれるロイシンは、脳の視床下部に作用して食欲を抑えるはたらきがある。動物実験では、ロイシンを脳内に投与すると摂食量が減少したと報告されている。また、BCAAはレプチン(満腹ホルモン)の活性やGLP-1(満腹感をもたらす消化管ホルモン)の分泌を高め、グレリン(空腹ホルモン)の分泌を抑える可能性が示唆されている。つまり、ホルモンレベルで食欲をコントロールする複数のルートに関与している可能性があるのだ。PMC: PMC4121631Human Nutrition & Metabolism(2022)

BCAAとは何か?

そもそもBCAAとは何か?」というと、アミノ酸のこと。BCAAはBranched Chain Amino Acid(分岐鎖アミノ酸)の略称で、以下の3つのアミノ酸の総称を指す。

  1. バリン
  2. ロイシン
  3. イソロイシン

この3つは分子の構造が枝分かれしているのが特徴で、体内では合成できない「必須アミノ酸」に分類される。つまり食事やサプリメントから摂取するしかない。

BCAAのよく知られている効果としては、

  • 筋肉の合成を促進する
  • 分解を抑制する
  • 運動時の持久力を高める
  • 疲労感を軽減する

といった点が挙げられる。とくにロイシンは、筋合成のスイッチとなるmTOR(エムトール)経路を活性化させるはたらきが注目されており、BCAAのなかでも中心的な役割を担う。

筋トレやランニングの前にBCAAを飲む人が多いのは、こうした理由からだ。

私も「新しいプロテインが欲しいな」とAmazonなどウロウロしている過程で、

「あっ、BCAA飲んだことないから取り入れてみよう」

と思って買ってみたのが飲み始めるきっかけだった。

BCAAの飲み方

飲み方は、運動する30〜45分前が良いそう。

BCAAを摂取すると、血中レベルはその30分後に最大となる。そして摂取120分後に半分以下のレベルに戻る。よってパフォーマンスが要求される30~45分ほど前に摂取しておき、BCAAの血中レベルを最大にしておくこと。

運動時間が長くなる場合は、さらに1時間ごとにBCAAを補給するようにしよう。そうすれば、血中レベルを常に高くキープしておくことが可能になる。
DNS ZONE

私も最初は運動する30分前に飲む方法で飲み始めたが、食欲との関係に気づいてからは、起床時にも追加で飲んでいる。

BCAAの適切な服用量

量は「体重1kgあたり0.1g」以上が目安とのこと。

多くの実験から導き出された結果によると、効果が証明されているのは「体重1kgあたり、0.1g」以上のBCAAを摂取した場合である。

つまり体重50kgの女性だったら5g以上、体重100kgの男性だったら10g以上となる。5gのBCAAを摂取するためには175gの肉、あるいは5個の卵を食べる必要があることから考えると、BCAAをサプリメントとして摂取することには大きな意味がある。
DNS ZONE

私は1g(1000mg)のカプセルを1回1錠・1日2〜3回なので、上記の目安量より少ない摂取量だ。より強く効果を実感するには、もう少し増やしたほうが良いのかもしれない。

様子を見て1回2錠以上のパターンも試してみようと思っている。

糖質を取ったら爆発する食欲に悩まされていたところ…

ここで冒頭の食欲の話に戻る。私がBCAAを飲み始めた時期は、たまたま変な食欲に悩まされていたタイミングでもあった。

LDLコレステロール値が上がった関係で食生活を脂質少なめ・糖質制限ゆるめに調整しつつ、糖質も多少取るようにしたところ、今度は食欲が暴発。食欲調整目的で、久しぶりにリローラヒスチジンなどサプリを買ったりしていた(これらの話は次回以降に書く)。

そんななか、BCAAを飲んだらパタリと食欲のなくなる不思議。検索してみると、冒頭のDNSのサイトの説明にヒットしたというわけ。

しかも、BCAAは食欲を抑えるだけでなく、体脂肪の顕著な減少にも役立つとは。しばらく飲み続けたいと思う。

※追記:BCAAは様々なメーカーから発売されている。私が買ったBCAAは1カプセル1000mgのこの↓タイプ。

(ON Optimum Nutrition  BCAA 1000mg)
ON Optimum Nutrition  BCAA 1000mg

iHerbのレビューを読んでいたら、メンタルケア目的で飲んでいる人もいるようで、興味深いと思った。心に変化があるかについても、観察したい。

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