最近、食欲にちょっと悩まされていたので、対応の一環として「ヒスチジン」のサプリを試している。
けっこう、良さそう。
ヒスチジンとは何か?
ヒスチジンについては、森永製菓の「ヒスチジン」食欲を抑える必須アミノ酸とは?が興味深かった。
ヒスチジンはヒスタミンの材料となる必須アミノ酸で、ヒスタミンは脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑えるはたらきを持つ。つまり、ヒスチジンを体内に取り込み、脳内でヒスタミンへ変換させれば、食欲抑制と脂肪燃焼の両方が期待できるというわけだ。
以下、一部を引用する。
食事の際、よく噛んで食べると噛むと言う刺激により、ヒスタミンの分泌は活発になります。
ヒスタミンが脳内に入り、満腹中枢を刺激してくれる事で満腹度が高まり、結果、食欲の抑制や脂肪燃焼を期待できるのです。
よく噛み、ヒスタミン分泌を活発にする方法として「咀嚼法」と言うものがあります。「咀嚼ダイエット法」とも呼ばれ、よく噛む事で脳内にヒスタミンを増やしていくと言う方法です。
満腹中枢を刺激するにはとにかく噛む回数が大事なので、一口で30回程度噛むと良いです。
「ヒスチジン」食欲を抑える必須アミノ酸とは?
では、ヒスタミンをたくさん摂取すれば良いのか?というと、そうもいかない。ヒスタミンはアレルギー反応の原因物質だからだ。
ダイエットをしたい方は、日頃の食べ過ぎを抑えるために薬やサプリメントでヒスタミンを直接服用すればいいと思うかもしれませんが、残念ながらそれは不可能です。
先ほどの説明の通り、ヒスタミンを摂取するとアレルギー反応を起こす可能性があります。
そのため、ヒスタミンのサプリと言うものもありません。そもそもヒスタミンだけを摂取しても、食欲の抑制効果や脂肪燃焼促進は期待できません。
ヒスタミンのみの摂取は脳の手前にある「血液脳関門」と呼ばれる器官を通れないため、脳のなかには入れないのです。
では、有効に摂取するためには、どうしたら良いでしょうか?
体内に必須アミノ酸として取り入れ、脳内でヒスタミンにならなければ、その実力を発揮出来ません。
しかし、ある物質ならヒスタミンが通れなかった関門を通る事ができ、且つ食欲抑制や脂肪燃焼のために有効なヒスタミンへと変化させる事が可能なのです。
そこで登場するのが、必須アミノ酸の「ヒスチジン」と言う成分です。
「ヒスチジン」食欲を抑える必須アミノ酸とは?
……というわけで、「ヒスチジン」を摂取することが食欲抑制&脂肪燃焼に効果的と考えられるのだ。
ナイアシンフラッシュとも関係が深いヒスタミン
ヒスタミンは、ナイアシンフラッシュでも重要な成分。
ナイアシン(ビタミンB3)を摂取すると体内のマスト細胞(肥満細胞)からヒスタミンが放出され、皮膚の紅潮やかゆみが起きる。これがいわゆるナイアシンフラッシュ。
このとき血中にヒスタミンが増えるため、食欲が抑えられると感じる人も多い。
ナイアシンフラッシュについて書いた記事

ヒスチジンによる食欲抑制とは経路が異なるものの、「ヒスタミンが増えると食欲が落ちる」という共通のメカニズムが背景にある。
ヒスチジンを多く含む食材は?
ヒスチジンを食材から取りたい場合は、
- マグロ・カツオ・ブリ・サバ・サンマなどの青魚
- 鶏胸肉・豚赤身肉などの肉類
- チーズ・ヨーグルトなどの乳製品
- 大豆やきな粉などの大豆製品
などが推奨されている(前述の森永製菓ページより)。
とくに青魚のヒスチジン含有量は圧倒的で、カツオは100gあたり約2,500mg、サバは約1,250mg、イワシは約1,000mgとされる。成人のヒスチジン必要量は体重1kgあたり約10mg(体重60kgなら600mg)なので、青魚を意識して食べていれば不足する心配はまずない。
サプリメントで手っ取り早くヒスチジンを取りたい
食材ではなく、サプリメントでヒスチジンを食前に取ることができたら、効果的に食欲を抑えられるのでは?と思った。食べながら、よく噛んでヒスタミンを分泌させて満腹感を出すのではなく、食べる前からヒスタミンが分泌されて満腹な状態を作っておきたい。
そこでヒスチジンのサプリを探したが、これがない!
味の素から「毎朝ヒスチジン」というドリンクが販売されていたようだが、すでに販売終了になっている。 →その後、販売再開されたのか私の勘違いだったのか、味の素ダイレクト(自社通販)で販売されている(こちらのページ)。

パッケージには、
- 日常生活で疲労を感じる方の疲労感軽減と頭の冴えに
と書いてあって、満腹感ではなく疲れと頭の回転にフォーカスした商品だったようだ。
以下、商品説明文より引用。
本品には“ヒスチジン”が含まれます。“ヒスチジン”は日常生活で疲労を感じる方の疲労感を軽減し、頭が冴えない・注意力低下といった疲労に伴う感覚の緩和、単純な記憶や判断を必要とする作業の効率向上に役立つ機能があることが報告されています。
●本品は、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
●本品は疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
●食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
疲労感を軽減し、頭の冴えをサポート。
日本人の約6割が悩んでいる「疲労」。特に現代社会では、ストレスやデスクワークなどで“頭の疲れ”を抱えがちです。疲労感対策には、カラダを休ませるとともに頭の疲れまでしっかりケアすることが大切です。
「毎朝ヒスチジン」は、頭の働きをサポートし、疲労感を軽減する機能性表示食品です。主成分のヒスチジンが疲労感を軽減し、“頭が冴えない”“注意力の低下”といったお悩みの緩和や、単純な記憶や判断を必要とする作業の効率向上をサポートします。こんな方にオススメします
■疲労やだるさを感じやすい
■家事や仕事に手間どる
■頭が疲れて重く感じる
■何かとストレスが多い
■頭が冴えない
■ミスや間違いが多い
■朝からシャキッとしない
■憂鬱な気分が晴れない
味の素「毎朝ヒスチジン」
これを読むと、満腹感のほかにも、うれしい作用がいろいろありそう。しかし、2017年1月27日に発売されて、2019年4月現在すでに販売終了になっているということは、売れなかったのだろう…。※前述のとおり現在販売中。(2026年3月15日追記)
飲んでみたかったな……と思いながら検索しまくっていると、たったひとつだけ、ヒスチジンのサプリを発見。

こちらのヒスタミン含有量は1700mgで、前述の味の素は1650mgだったので、ほぼ同等。
飲んで見るとたしかに食欲抑制されている感覚
買ってみて、実際に届いたものがこちら。中身は化粧品の試供品パウチくらいの大きさの個包。

成分
成分はこちら。

- L-ヒスチジン
- 無水クエン酸
- 還元麦芽糖水あめ
- アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
- コーヒー抽出物(カフェイン)
- 香料
- ビタミンB6
ビタミンB6が配合されているのは、ヒスチジンからヒスタミンへの変換にビタミンB6が補酵素として関わるためだろう。これは理にかなった処方だと思う。
ただ、アスパルテームやカフェインが添加されているのは気になる…。それらはなくてよかったのだが。
味はポカリスエットっぽい
飲み方は「1包を150ccの水、または牛乳に溶かしてお摂り下さい。1日1包が目安です」と書いてある。
私はお湯に溶かしてみた。クエン酸の酸っぱさでホットレモン風味な感じになる。まずくはない。ポカリスエットの味に近い気もする。
たしかに食べる気が起きない
肝心の効果といえば。
たしかに、なんだか食べる気が起きないのだ。食べ始めても、いつもより早めに「もうおなかいっぱい」と満腹感が来る感じ。
まだ試行錯誤中だが、食事の30分前あたりに飲んでおいて、食事を始めるのが今のところ良さそう。
やる気スイッチが入る感じもする
もうひとつ、味の素の「毎朝ヒスチジン」で訴求されていたように、疲れや頭の回転に対しても影響を感じる。飲んだ後、仕事のやる気がムクムク出てきて集中できる感じ。
(ただ、私が買ったヒスチジンは、カフェインも含有なので、カフェインの影響の可能性もある)
飲みすぎたらアレルギー起きそうでちょっと怖い
どちらにせよ、いろいろ良さそうなので、目安量の1日1包といわず2〜3包飲みたくなってしまう。
しかし、やっぱりサプリメントで不自然に大量摂取して、アレルギー反応が起きたら怖い。ヒスチジンは用量をキチッと守って飲んだほうが良さそうな気がしている。
ヒスチジンを過剰に取ると血中のヒスタミン濃度が上昇し、じんましん・顔面紅潮・頭痛・吐き気といったアレルギー様の症状が出るリスクがある。とくに喘息やアトピー性皮膚炎のある人は要注意。

