ほぼ毎日ホットヨガのスタジオでヨガに励む毎日を送っているが、ここ数ヶ月、ちょっとした問題が起きていた。
それは、
- ダウンドッグをするときに右肩が痛い
という問題。
痛んでいる箇所は右肩の付け根あたりなのだけれど、その痛みが「鎖骨」に移動することもある。
鎖骨が痛いなんて初めてで、調べてみると鎖骨には筋肉がいろいろくっついているのだ。
私の鎖骨の痛む場所は〈鎖骨上の真ん中〉。
前斜角筋・中斜角筋・肩甲挙筋あたりが怪しい感じ。
ダウンドッグする度にぶり返す痛み
鎖骨の痛みが発生するきっかけは、ヨガの「ダウンドッグ」というポーズだった。
ダウンドッグとは、これ。
「太陽礼拝」の一部で、どのクラスでも行うことの多い頻出ポーズ。
このポーズをする度に肩の痛みが悪化して、なかなか治らない。
自分のやり方が悪いのかといろいろ試すが治らない
最初は私のやり方が悪いのだろうと思い、何が間違っているのか調べていた。
肩に体重がかかりすぎているのか?もっと座骨を上にあげた方が良いのか?etc.
しかしインストラクターに見てもらっても、ポーズ自体はキレイにできているらしい。
少しでも痛みが軽減できるやり方を試行錯誤し、腕を少し外旋気味にするとマシになることがわかって、手のひらを外向きについたりしていた。
(中指が正面の位置→人さし指が正面の位置へ変更)
スタジオのインストラクターは「中指を正面に」と指導することが多い。
「痛みが出ない!効果的なヨガ ダウンドッグ手をつく方向♪」の記事によれば、中指でも人さし指でも適正があるらしい。
掌をパーにして床を押していくときに、肩甲骨と二の腕から床に力を伝えて押すのが望ましいのですが、
人によって掌の中指が前に向く方が押しやすい人と、人差し指が前に向く方が押しやすい人とその中間の人も居ます。
痛みが出ない!効果的なヨガ ダウンドッグ手をつく方向♪
詳しくは元記事へ(写真付きで解説されている)。
とうとうヨガ故障が始まったかと戦慄する
肩&鎖骨の痛みに悩まされながら思い出したのが以前「YOGAポーズの教科書」が役に立った。手首・膝・腰など痛めることなく安全にヨガを深めるためにで紹介したこの言葉。
ヨガを3日続けると身体の不調が緩和し、3週間続けると心の調子がすこぶる良くなり、3ヶ月続けると体型や体質が別人のように改善し、そして3年続けると身体の節々が痛くなる(笑)…。
これは私がワークショップなどでよく言う冗談なのですが、残念ながら多くの方のリアルな声、つまり事実でもあります。
YOGAポーズの教科書
「3年続けると身体の節々が痛くなる」……。
私は今ホットヨガ歴1年半くらい。体の故障が始まった??
原因判明「タオル」のせいだった
そんなある日。あっけなく原因判明。
とある難易度が高いクラス(ダウンドッグをスピーディに繰り返す動きがある)に参加した後は、肩の痛みが出ないことに気づいた。
ダウンドッグをやりまくっているのに、なぜ???
と不思議に思っていたが、あっ、と気づく。
- 「タオルのせいだ(!)」
私が通っているホットヨガスタジオでは、ポーズはバスタオルの上で行う(汗だくになるので)。
床全体がクッションフロアになっておりヨガマットは使わない。床の上に直にバスタオルを敷く。
ダウンドッグをスピーディに繰り返すクラスでは、タオルが邪魔なので避けて(床に直に手をついて)行っていた(=タオルなしだと肩が痛くならない)。
タオルありだと、ダウンドッグのときに不自然な力が肩に伝わっていたようで、肩を痛める原因になっていたようだ。
これって、バスタオルの上で行うホットヨガ特有の問題かもしれない。
悩ましいホットヨガのタオル問題
私が通っているスタジオでは衛生上タオルを敷くのが原則ルールになっている。
でも「立ちポーズ」の場合ほとんどのインストラクターが、
- 「タオルがすべるようでしたら、よけて直接床でポーズを取ってください」
とか、
- 「手足のどちらかだけがタオルに乗っている状態ではケガをしやすくなります。すべての手足がタオルに乗っているか・乗っていないかどちらかにしてください」
などとアナウンスしてくれる。
では「立ちポーズはすべてタオルなしで行えば良いか?」というとそうでもない。
汗をかくので汗がそのまま床に垂れると、今度はツルッ!と派手にすべりそうで怖い。
〈乾いた床〉は〈タオルを敷いた乾いた床〉よりも圧倒的にすべらないが、〈濡れた床〉は〈タオルを敷いた濡れた床〉よりもすべるのだ。
乾いた床 | タオルあり | △すべる |
---|---|---|
タオルなし | ◎すべらない | |
濡れた床 | タオルあり | ○すべらない |
タオルなし | ×超すべる |
タオルなしで小まめに床の汗を拭く
タオルありなしの一長一短に苦慮しつつ、今のところは〈タオルなしで小まめに床の汗を拭きながらヨガをする〉という方式に落ち着いている。
床の汗に気を配らなければならないのは面倒ではある。気が散ることもあるし。
先日、常温のヨガに行ったときに、
- 汗問題を気にせずにヨガに集中できる清々しさ
を実感してしまった。
本格的にヨガを続けようと思ったらホットヨガじゃないんだろうなということはわかりつつも、コストパフォーマンスの良さと通いやすい立地などの条件面で、今のところはホットヨガを続けている。
いまは1週間のなかで2つのクラスに本格的にヨガを教えてくれる先生がいて、その先生についていっている面もある。
頻繁にレッスンスケジュールは変わるので、お気に入りの先生がいなくなったタイミングで移動するかもしれない。