最近、香料が本当にダメになってしまった。
自分でもびっくりしたのが、何年かぶりに使った普通の洗濯洗剤の香りに耐えられなかったこと。
そういえば最近、近所から流れてくる柔軟剤の匂いや、どこからか漂うシャンプーの香りに敏感になってはいたけれど——。
事の発端は洗濯洗剤として愛用のセスキ炭酸ソーダが切れたこと
私はずっと洗濯洗剤としてセスキ炭酸ソーダを使っている。
「アルカリウォッシュ」という商品名のほうが有名かもしれない。
最近はアルカリウォッシュより割安な950g・500円(送料無料)のセスキ炭酸ソーダをリピート中。
成分はアルカリウォッシュと同じ。価格の安さ&ポスト投函という気軽さが良い。
950gは、毎日洗濯して1ヶ月〜1.5ヶ月分くらい。
これがうっかり切れてしまった。
すぐに注文したが、ポスト投函なので数日かかる。
その数日を乗り切るために、コンビニで1回分×5袋の部屋干しトップを100円で購入。
洗濯を開始するや漂う香料のにおいに気持ち悪くなる
特に強い香りもないノーマルタイプだろうと、よく考えずに購入した部屋干しトップ。
が、部屋干しトップで洗濯を開始するや否や、家中に漂う香料のにおいに気持ち悪くなってしまった。
これはマズイ!とすぐさま洗濯機へ走り、すすぎを通常よりも多い3回に設定。
ところが、3回すすいでも洗い上がりの香料のキツさが耐えられない。頭痛。不快感。
結局、部屋干しトップで洗濯したタオル使えず・部屋着は着れず。
購入したセスキ炭酸ソーダが自宅が届くまで、セスキ炭酸ソーダで洗濯済の分をやり繰りして乗り切った。
部屋干しトップで洗濯した分は届いたセスキ炭酸ソーダで洗い直したが、それでもなお香りが残っている!!
自分でもちょっと敏感すぎてキモいなと思ったが、さらにもう一回洗い直してしまった(2回洗い直すと香りは消えた)。
香料入りを使わなくなるにつれ徐々に受け付けなくなった
私は生まれつき香料がダメだったわけではない。
少なくとも10年前には香料入りの洗濯洗剤や柔軟剤を平気で使っていた(Amazonの購入履歴を見たらダウニーやファーファを買っている)。
それが徐々に香料から離れるに従って、鼻がどんどん敏感になっていったらしい。
今では普通の洗濯洗剤(部屋干しトップ)さえ、まったくダメになってしまったようだ。
鼻が無香に慣れてしまったのだ。
近隣のベランダの柔軟剤の香りがよくわかる
自宅のベランダは壁で囲まれて分離しているタイプ。隣のベランダとつながっていないので、人の気配を感じることはない。
でも、においは違う。
隣なのか下なのかわからないが、近くに香り強めな柔軟剤を使う方が引っ越してきた模様。
定期的に強いにおいが運ばれてくる。
「香害」という言葉を聞いたことがあるが、こういうことか〜。と納得。
香害(こうがい、かおりがい、英: fragrance pollution)とは、香水や香りつき洗濯洗剤・柔軟剤などの香料に含まれる香り成分に起因し、頭痛やアレルギーなどの症状が誘発され、化学物質過敏症などの健康被害を生じる。
香りの感じ方には個人差が大きい。不快感のみならず、咳・喘息や頭痛、吐き気といった身体症状を発する例もある。香り成分は空気中に漂うため受動的に曝露することになり、いわば香り成分による公害であることから「公害」をもじって「香害」と呼ばれるようになった。発生要因として、香料成分をマイクロカプセル化した残香性の高い製品や、洗濯時に香りが強く残る柔軟剤を使用することなどがある。
Wikipedia
とはいえ、柔軟剤の漂うにおいは「普通に生活している範疇」で出るものとは理解している。
においの主に対してネガティブな感情はないし、まして文句を言いたい気持ちなんてさらさらない。
ただ日常生活で人が出すにおいに年々過敏になっている自分の鼻を憂いている。
同時に化学物質過敏症の人の大変さの想像もリアリティを持ち、本当に大変だろうなと思う。
外出中に嗅ぐにおい(人の香水)などは我慢できる
私のケースに限っていえば、外出中に嗅ぐにおいは比較的我慢できる。
誰かがキツい香水を付けていたら、常識の範囲内で「おいおい」と思うことはあるけれど、それ以上に過敏になることはない。
苦しいときはそっと離れるだけ。
「家の中」に知らないにおいがあるのがダメ
では何がダメなのかというと「家の中」に知らないにおいがあるのがダメなのだ。
家の中に不快なにおいが流れ込んでくると逃げ場がない。
同時に、私にとって「家の中」はとても重要。完全なる安全地帯でなくてはならない。
「よそのニオイ」がすると、防衛本能が過敏に働いて「イヤだっ!」と不快感が作動する面もあるようだ。
心底安心して包まれるべきタオルや部屋着から、よそのニオイがするなんて、もってのほか。
これ以上は過敏にならないよう気をつけたい
今後、においへの過敏さが増していって、家の外でも受け付けないなんて日がやってくるかもしれない。
それは生きづらくなりそうなので、これ以上は過敏にならないように気をつけたいと思う。
具体的な方法としては、徹底排除しすぎるとドンドン過敏になりそうなのである程度あえて許容することだろうか。