今月の質問回答。
私もおそらく摂食障害でして体重や体型にこだわりがあり毎日それらの事を考えている時間が多いです。
管理人様の現在のようなBMIでいる為には、一度体重を自己責任で落とせるところまで落としてから糖質制限で体重が止まるところまで食べ、何キロで止まるかは人それぞれだと思いますが、止まったらその体重をそのまま糖質制限を続ければ維持できると思われますか?
今は美容体重ですがモデル体重になりたいと考えています。
あくまで私の場合、という経験談
最初にお断りしておくと、私には「あくまで私の場合」、という経験談しかできない。
他の人にも私のケースが当てはまるとは思わないので、その点は重々注意して読み進めて欲しい。
体重はキープしているけれど…
計算できるサイトでやってみたら、体重はモデル体重の範囲内でなんとかキープしているようだ。
質問文に戻って、
- 管理人様の現在のようなBMIでいる為には、一度体重を自己責任で落とせるところまで落としてから糖質制限で体重が止まるところまで食べ、何キロで止まるかは人それぞれだと思いますが、止まったらその体重をそのまま糖質制限を続ければ維持できると思われますか?
私が今現在、維持している体重は、“一度体重を自己責任で落とせるところまで落としてから糖質制限で体重が止まるところまで食べ”て維持しているものではないので、この質問に対しては何ともいえない。
体重を落とせるまで落としたときに待っているモノ
入院寸前まで体重を減らしてしまった後、飢餓から死に物狂いで脱出しようとする体の本能で狂った食欲に襲われて、長い間、食欲のコントロールができずに悩まされた。
(食欲抑制タグあたりを読むと試行錯誤した様子が書いてある)
その経験を踏まえると、人それぞれの考えがあるとは思いつつ、“一度体重を自己責任で落とせるところまで落としてから”というのは、やらない方が良いのでは……と思ってしまう。
【落とせるところまで体重を落とす】こと自体は、気合と強迫観念でなんとかできてしまう。
でも、その先に、体がどんな牙を剥いてくるのかは、経験した人にしかわからない。
(本当は牙を剥いてくるどころか、全力で私を助けようとしてくれているのだけれど)
過去記事にも書いているが、私はもうあんな思いは二度としたくないので、極限まで痩せようとは思わない(摂食障害の過去記事はこちら)。
“一度体重を自己責任で落とせるところまで落とし”というステップは省略して、ひとまず“糖質制限だけで落とせるところまで落としてみる”で、いいのではないかと思う。
誰にも何も強制はできないけれど、私が個人的に自分を振り返ると、最初からそうしていれば良かった、と心底思うから。
糖質制限の過信は禁物(合わない人も確実にいる)
糖質制限の注意点もある。
私自身は糖質制限に出会って救われた面が多々あるので、このブログでも糖質制限の話をよく書いている。
でも糖質制限が万能とはまったく思っていない。合わない人も確実にいるだろう。
例えば、糖質制限が向かない人のタイプとして、下記記事が参考になる。
タンパク質を多く取るので腎臓が弱い人も不向き。
私は摂食障害中に腎臓を壊していた時期があった。
摂食障害の人が糖質制限に取り組むときには、主治医の先生に相談しながらした方が良い。
今は糖質制限で体重維持できているのは事実
今、私自身の事実としては、糖質制限だけで無理な食事制限なしに体重を維持できている。
これは“限界まで減らした後に糖質制限で増やした体重”ではなくて、“限界まで減らした体重が増えた後に糖質制限で減らした体重”だ。
最新の糖質制限の内容は、前回の記事に詳しく書いてある。
筋肉も体重キープに貢献している
この食生活の他に、体重キープに貢献していると思うのは【筋肉】だ。
私の筋トレは現在パワーヨガで行っている(ヨガ系の記事はこちら)。
ヨガでもジムでも自宅トレでも何でも良いので、筋肉を増やすと体重は低くても安定しやすい。
筋肉がないときの低体重は、ちょっとした出来事で大幅に変動しやすかった。すごくもろい印象で、常に振り回されていた。
筋肉ありでの低体重は、ちょっとやそっとではビクともしない。この安心感。
【筋肉は裏切らない】というフレーズがあるが、本当にその通りだと思う。
体と心を傷つけずに痩せる方法を探って欲しい
摂食障害の人・摂食障害に足を突っ込み掛けている人には、体と心をこれ以上傷つけずに痩せる方法を探って欲しい。
もちろん、低体重すぎる人は、体重を少しでも増やす気になれたらそれが一番。
けれど、医者や家族にどんなにしつこく言われても、それが最も恐ろしくて難しい気持ちはよくわかる。
体重への執着がゆるむまでは、せめて、体にやさしい痩せ方を。
「そこまで無理しなくたって、痩せる方法はある」工夫次第で。
どこかの誰かのやり方が、そのまま自分にハマることは少ないから、ある程度は自分と向き合いながら試行錯誤が必要だと思う。
でも、そうすることで、いつのまにかスッと苦しみ地獄から抜けられたらいいと願いながら書いている。