1日に飲んでもいいカフェインの量をコーヒー豆で換算すると何gなのか

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コーヒーが好きで毎日飲んでいると、ふと気になるのが「自分は飲みすぎていないか?」という疑問だ。

1日に摂取してもいいカフェインの量を、コーヒー豆のグラム数に換算するとどれくらいなのか。気になったので調べてみた。

目次

先に結論から書くと1日・コーヒー豆66g分

詳細は後述しているが、健康な成人が1日に摂取しても問題ないとされるカフェインの量は400mg。これは海外の複数の機関が示す上限の目安だ。

コーヒー豆の粉末10gを熱湯150mlで抽出したドリップコーヒー100mlあたりのカフェイン量は60mg。

ということは、カフェイン量400mgの上限をコーヒー豆に換算すると66gまでとなる。

1日あたりの上限をスターバックスのコーヒーで換算すると、

  • ショートサイズ(240mL):2.7杯まで
  • トールサイズ(350mL):1.9分まで

となる。「コーヒーは1日2〜3杯まで」と聞くけれど、たしかにその程度の数字だ。

ちなみに私はコーヒーを最も多く飲む日は「14gの豆×4回淹れる=56g 前後」で飲んでいて、これは大幅に飲みすぎに違いないと思っていた。が、意外にも上限の66gに収まっていた。

カフェインって飲みすぎるとどうなるの?

ここからは、カフェインの過剰摂取に関する情報。

まず行政のサイトを調べてみると、農林水産省のサイトに「カフェインの過剰摂取について」 というページがあった。以下引用。

カフェインの過剰摂取に気をつけましょう
眠気覚ましなどをうたってカフェインを添加した清涼飲料水が多数販売されていますが、カフェインの過剰摂取には注意が必要です。飲み過ぎに注意しましょう。

カフェインの人に対する影響
カフェインは、神経を鎮静させる作用を持つアデノシンという物質と化学構造が似ており、アデノシンが本来結合する場所(アデノシン受容体)にとりついてアデノシンの働きを阻害することにより神経を興奮させます。

コーヒーは、適切に摂取すれば、がんを抑えるなど、死亡リスクが減少する効果があるという科学的データも知られていますが、カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります

長期的な作用としては、人によってはカフェインの摂取によって高血圧リスクが高くなる可能性があること、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています

農林水産省

ふむふむ。

どれくらいなら飲みすぎじゃないの?

日本で具体的に「カフェインはこれくらいが適量」というのは定まっていないようだ。その代わり、前述の農林水産省のページでは、WHO、米国、欧州、カナダ、豪州・ニュージーランドの注意喚起が記載されている。

おもな内容は以下のとおり。

WHO(世界保健機関)

妊婦に対して、コーヒーを1日3〜4カップまでにすべきとしている(2001年の勧告)。2016年には、1日300mg以上のカフェインを摂取している妊婦は、低体重児の出生や流産・死産のリスクが高まる可能性があるとして、摂取量を減らすよう注意喚起を行った。

米国(FDA)

健康な成人であれば、1日400mgまで(コーヒー約4〜5カップ分)は安全としている。ただし、妊婦や授乳中の女性、妊娠を予定している女性、薬を服用中の方はカフェインの影響を受けやすいため、医師への相談を推奨している。

欧州(EFSA:欧州食品安全機関)

健康な成人の場合、1回あたり200mgまで(体重70kgの場合、体重1kgあたり約3mg)であれば急性毒性の懸念はないとしている。習慣的なカフェイン摂取については、妊婦を除く成人で1日400mgまで。妊婦・授乳中の女性は、1日200mgまでであれば胎児への健康リスクは生じないとされている。

カナダ(カナダ保健省)

もっとも細かく年代別の目安を示しているのがカナダだ。

  • 4〜6歳の子ども:1日45mgまで
  • 7〜9歳の子ども:1日62.5mgまで
  • 10〜12歳の子ども:1日85mgまで
  • 13歳以上の青少年:1日あたり体重1kgにつき2.5mgを超えない量
  • 妊婦や授乳中の母親:1日300mgまで(コーヒーはマグカップ約2杯まで)
  • 健康な成人:1日400mgまで(コーヒーはマグカップ約3杯まで)

豪州・ニュージーランド(FSANZ)

1日の許容摂取量(ADI)などのガイダンス値は設定していないものの、カフェインの不安惹起作用をもとに以下の指標を示している。

  • 子ども:体重1kgあたり3mg/日を指標とする
  • 5〜12歳の子ども:1日95mg(コーラ約2缶相当)
  • 成人:210mg(インスタントコーヒー約3カップ相当)

なお、豪州では純カフェインの粉末など高濃度カフェインを含む食品の一般販売を禁止する規制も設けている。

ざっくりまとめると、健康な成人のカフェインの上限は1日400mgが世界的な目安だ(これが冒頭の計算の根拠)。ただし、カフェインへの感受性は個人差が非常に大きいため、体調や体質に合わせて判断するのが前提となる。

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