いろんな呼び名があるニキビ。その種類と対策のまとめ。
白ニキビとは
白ニキビとは、ニキビのできかけ。
ニキビは、コメド(角栓)が毛穴の中に詰まって、そこで悪玉アクネ菌が繁殖することで発生する。
コメドは白い。白ニキビは、コメドができたところ。つまり〈ニキビの第1段階〉というわけ。
白ニキビの治し方
まだ本格的なニキビになる前の白ニキビなら、コメド(角栓)を上手に取り除くことで、ニキビ化を防ぐことができる。
角質ケア(ピーリングジェルやスクラブマッサージなど)を取り入れる。
この段階で、「高濃度のビタミンC美容液」を塗っておくと、ニキビ化せずに縮小することも多い。
赤ニキビとは
赤ニキビは、まさに今、
- 悪玉アクネ菌が毛穴の中で暴れているぞ!
……という状態。
炎症が起きているので、痛みを伴うこともある。
炎症が長引けば長引くほど、ニキビが肌の深いところまで浸透してしまい、凸凹のクレーターニキビ跡になりやすい。
赤ニキビになってしまったら、考えるべきことは、いかに早く炎症を抑えるかということ。
赤ニキビの治し方
白ニキビのときは、コメドを取り除いてもOKだったけれど、赤ニキビなったら、もういじったらダメ。
すでに炎症が起きているので、それをつぶしたりすると、ニキビ跡になって残ってしまう。
この時期は、「グリチルリチン酸(甘草)」などの、抗炎症効果がある成分がおすすめ。できるだけ早く、悪玉アクネ菌をなだめて、炎症を抑えることを考える。
黄色ニキビとは
黄色ニキビは、赤ニキビの炎症が終焉を迎えて、徐々に治り始めている状態のニキビのこと。
もう治ったからと安心しがちだけれど、ここの処置を間違えると、そのままニキビ跡になって残ってしまうから要注意。
黄色ニキビの治し方
黄色ニキビをニキビ跡として残さないために絶対に欠かせないのが「日焼け止め」。
ニキビの炎症跡が黄色くなるのは、その部分にメラニン色素が発生したから。メラニン色素は、紫外線を浴びると発生する「シミのもと」として有名だけれど、発生する原因は紫外線だけではない。
メラニン色素は悪者のようにいわれるが、「体内に悪いものが入ってきたら、防御するために発生する」のがメラニン色素。
紫外線に対抗して発生するように、ニキビの炎症にも対抗して発生するのだ。メラニン色素が発生してしまったら、できるだけ早く排出することが肝心。
そのような大切な時期に紫外線を浴びたら、さらにメラニン色素を発生させて、メラニン色素の排出を滞らせてしまう。
長時間、肌にメラニン色素がとどまるほど、そのままメラニン色素が色素沈着して、ニキビ跡として残る可能性が高くなるのだ。
黄色ニキビができたら、徹底的に紫外線を避けるべし。
徹底的に紫外線をカットするためには、最強日焼け止めのアネッサを。
茶色ニキビとは
黄色ニキビのときの対策むなしく、メラニン色素が色素沈着してしまった状態が、茶色ニキビだ。
いわば、「シミ」のような状態になっている。
茶色ニキビの治し方
完全にシミになってしまったら、取るのは難しい。まだ茶色ニキビができて間もないなら諦めない方が良い。
とにかくがんばって、「メラニン色素の排出」に取り組む。メラニン色素を排出する機能を持った、美白美容液を使うのが◎。
この時期は、体の中からも徹底的にメラニン排出に励んだ方が効果が期待できる。ビタミンCのサプリメントや、ハイチオールCを飲むのも効果的。
黒ニキビとは
黒くニキビのように見えるのは、角栓が酸化して詰まっている状態。
ニキビというよりは、「毛穴のつまり」なので、ニキビケアではなくて、毛穴ケアが必要。
黒ニキビの治し方
ゴシゴシこする系の物理的な毛穴ケアよりも、酵素やAHAの成分を利用した毛穴ケアの方が、肌にやさしく効果が出やすい。
いろいろ試しても毛穴がキレイにならない人は、「オイル断ち」を試してみるのも効果が期待できる。
クレンジングオイルはもちろん、スキンケアもオイル不使用にしてみて、肌の酸化を防ぐのだ。
(オルビス/クリア)
「オルビスのクリアシリーズ」は100%オイルカットで、大人ニキビに特化した成分が配合されているので、ニキビ肌が好転しやすい。