いろんな呼び名があるニキビ。
色で見分けるとじつは進行段階がわかる。白→黒→赤→黄色の順に悪化し、それぞれ対処法がまったく異なる。
間違ったケアをすればニキビ跡として一生残る可能性もあるので、自分のニキビがどの段階にあるのか正確に把握しておきたい。ここでは各種類の原因と対策をまとめる。
白ニキビとは?
白ニキビとは、ニキビのできかけ。医学的には「閉鎖面皰(へいさめんぽう)」と呼ばれる。
毛穴の出口が角質や皮脂でふさがれ、排出されなくなった皮脂が毛穴の中にたまった状態だ。ポツンとした小さな白い盛り上がりに見えるが、見逃してしまう場合も多い。触るとザラザラしているのが特徴である。
この段階ではまだ炎症は起きておらず、痛みや赤みもない。放置すると毛穴の中でアクネ菌が増殖しはじめ、赤ニキビへと進行してしまう。
白ニキビの治し方
まだ本格的なニキビになる前の白ニキビなら、コメド(角栓)を上手に取り除くことで、ニキビ化を防ぐことができる。
角質ケア(ピーリングジェルやスクラブマッサージなど)を取り入れて、毛穴のつまりを解消するのが有効(ただし、ゴシゴシこするような物理的な刺激は逆効果になるので注意)。


この段階で高濃度のビタミンC美容液を塗っておくと、ニキビ化せずに縮小する場合も多い。ビタミンCには皮脂の分泌を抑える作用があり、初期段階のニキビ予防に向いている。

(Obagi(オバジ) C25 セラムネオ 12ml)
赤ニキビとは?
赤ニキビとは、毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症が起きている状態。医学的には「紅色丘疹(こうしょくきゅうしん)」と呼ばれる。
- 悪玉アクネ菌が毛穴の中で暴れているぞ!
……という状態。炎症が起きているので、痛みを伴うこともある。
知っておくべき重要なポイントは、炎症が長引くほど、ダメージが肌の深い層(真皮)にまで及んでしまい、凸凹のクレーター状のニキビ跡になるリスクが高まるという点だ。赤ニキビの段階でどれだけ早く炎症を抑えられるかが、将来の肌を左右する分岐点になる。
赤ニキビになってしまったら、考えるべきことは「いかに早く炎症を抑えるか?」ということ。
赤ニキビの治し方
白ニキビのときはコメドを取り除いてもよかったが、赤ニキビになったら絶対にいじってはいけない。
すでに炎症が起きているので、それをつぶしたり触ったりすると、最近が広がってニキビ跡として残ってしまう。ファンデーションやコンシーラーも、できれば患部には使用しないほうが肌への刺激を抑えられる。
この時期は、「グリチルリチン酸(甘草由来の抗炎症成分)」などの、抗炎症効果がある成分がおすすめ。できるだけ早く、悪玉アクネ菌をなだめて、炎症を抑えることを考える。

(総健美舎 薬用アクレケア < デコボコ肌用美容液 > 30ml (約1ヵ月分))
黄色ニキビとは?
黄色ニキビは、赤ニキビの炎症がさらに悪化し、毛穴の内部に膿がたまった状態。医学的には「膿疱(のうほう)」と呼ばれ、ニキビの最終段階にあたる。
中心部に白〜黄色っぽい膿が透けて見えるのが特徴で、アクネ菌だけでなく黄色ブドウ球菌まで入り込んで増殖しているケースも多い。炎症が真皮にまで到達するリスクがあり、クレーター状のニキビ跡や色素沈着が残る可能性がかなり高い段階である。
「もう膿が出てきたから治りかけだろう」と安心するのは危険。黄色ニキビは“治りかけ”ではなく“最も悪化した状態”であり、ここでの対処を間違えると一生消えないニキビ跡になりかねない。
黄色ニキビの治し方
黄色ニキビでもっとも大切な鉄則は、絶対に自分でつぶさないこと。
膿を出してしまいたい気持ちはわかる。だが、自分でつぶすと細菌がさらに入り込んだり、皮膚組織にダメージを与えたりして、症状が悪化する危険がある。膿の除去は皮膚科医の専門的な処置にまかせるべき。
そしてもうひとつ、黄色ニキビをニキビ跡として残さないために絶対に欠かせないのが「日焼け止め」。
炎症を受けた肌ではメラノサイト(色素細胞)が刺激され、メラニン色素が過剰に生成される。ここに紫外線を浴びるとメラニンの生成が加速し、色素沈着としてニキビ跡が残るリスクが高まる。
SPF50+/PA++++クラスの日焼け止めを欠かさず塗り、帽子や日傘も併用して、患部への紫外線を徹底的にブロックする。

(アネッサ(ANESSA) パーフェクトUVスキンケアミルク NA 60mL)
茶色ニキビとは?
茶色ニキビは、厳密にはニキビの進行段階というよりも「ニキビ跡(炎症後色素沈着)」の一種だ。
ニキビの炎症によってメラノサイトが刺激され、大量に生成されたメラニン色素が排出しきれずに肌に残ってしまった状態である。いわば「シミ」と同じメカニズムで茶色く見えている。
茶色ニキビの治し方
茶色のニキビ跡ができてしまっても、まだ間もないうちなら諦める必要はない。肌のターンオーバーをサポートしながら、メラニン色素の排出を促すケアに全力で取り組もう。
完全にシミになってしまったら、取るのは難しい。まだ茶色ニキビができて間もないなら諦めない方が良い。
とにかくがんばって、「メラニン色素の排出」に取り組む。メラニン色素を排出する機能を持った、美白美容液を使うのが◎。

(HAKU(ハク) HAKU メラノフォーカスV 45 美白美容液【医薬部外品】 本体 45g 単品)
この時期は、体の中からも徹底的にメラニン排出に励んだほうが効果が期待できる。ビタミンCのサプリメントや、ハイチオールCを飲むのも効果的。

(【第3類医薬品】ハイチオールCプラス 180錠)
さらに重要なのが、紫外線対策の徹底だ。色素沈着がある状態で紫外線を浴びると、メラニンの排出が滞り、沈着が長期化してしまう。この時期に日焼けするのは最悪の行動。
黒ニキビとは?
もうひとつ、付け足しとして黒ニキビがある。
黒くニキビのように見えるのは、毛穴に詰まった皮脂や角質が空気に触れて酸化し、黒く変色した状態だ。医学的には「開放面皰(かいほうめんぽう)」と呼ばれる。
白ニキビと同じ非炎症性のニキビで、痛みや赤みはない。ただし、小さなホクロやシミのように見えるため、見た目が気になる方は多い。ニキビというよりは「毛穴のつまり」に近いため、ニキビケアではなく毛穴ケアの発想でアプローチする必要がある。
黒ニキビの治し方
ゴシゴシこする系の物理的な毛穴ケアよりも、酵素やAHAの成分を利用した毛穴ケアのほうが、肌にやさしく効果が出やすい。
酵素洗顔料は、皮脂やたんぱく質を分解して毛穴の詰まりをおだやかに除去してくれる。AHA配合のピーリング化粧品も、古い角質を溶かしてターンオーバーを促進する効果が期待できる。

(みんなでみらいを 米ぬか酵素洗顔クレンジング 85g)

いろいろ試しても毛穴がキレイにならない人は、「オイル断ち」を試してみるのも効果が期待できる。
クレンジングオイルをやめ、スキンケアもオイル不使用のアイテムに切り替えて、肌の酸化を防ぐ。油分が酸化して毛穴を詰まらせるサイクルを断ち切れれば、黒ニキビの改善につながる可能性がある。

(オルビス/クリア)
「オルビスのクリアシリーズ」は100%オイルカットで、大人ニキビに特化した成分が配合されているので、ニキビ肌が好転しやすい。

