私が湯シャンをやめた6つの理由—体験したメリット・デメリット

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湯シャンを1年実行した。今は、湯シャンをやめた。その理由を記録しておきたいと思う。

湯シャンを始めた理由

「湯シャン」は市販のシャンプー剤やトリートメント剤を使用せずに、お湯だけで髪と頭皮を洗うというもの。

湯シャン自体はなかなか面白い取り組み。ただ、

  • 経皮毒
  • 頭皮への化学物質の蓄積
  • 子宮と頭皮の関係
  • 出産時に子宮からシャンプーの匂いがする

などの、思想が強い考えとセットで語られることが多いので、敬遠してしまう人もいるかもしれない。

ひとまず、ここではその辺の話は置いておいて。

湯シャンをしている人たちの声を見ていると、

  • 「髪が信じられないほどサラサラになった」
  • 「続けたらシャンプー不要の髪になれた」

というものが多い。

だから私の場合は、「美容」及び「シンプル化」の一環として、湯シャンに取り組んでみることにした。

あとは、「自分でやってみたい」(そしてどうなるか知りたい)という好奇心。

私の湯シャンの方法

私の湯シャンの方法は、

  • お湯で揉み洗い。それだけ。

というシンプルなもの。

髪の長さは、ロングヘアで長い(その当時で肩下15cmはあったと思う)。

ネット上を検索しても、ロングヘアで湯シャンに成功している人を見つけられず、苦労した。

たいてい、うまく湯シャンができている人は、髪が短い様子。

2ヶ月は、ロングヘアで絡みやすい髪質に苦戦

私の髪は、長い上に、絡みやすい。

最初の頃は、天然リンスとして使える「クエン酸」や「酢」も試した。

しかし、いまひとつ納得できず、「お湯だけ」スタイルが定着。

お湯だけスタイルが定着するまで、2ヶ月くらいかかったと思う。ボサボサの頭を我慢しながら、最初の山を乗り切った。

2ヶ月かけて、なんとかお湯だけでシャンプーできるようになると、

  • 「一度でもシャンプーしたら、また振り出しに戻ってしまう」

という感覚に陥り、湯シャンに若干、執着するようになった。

湯シャンをやめた理由

執着心も芽生え始めた湯シャンだけれど、1年弱ほど実行したところで、私は湯シャンをやめた。

その理由は、次の6つ。

頭がかゆくなってきた

ちょうど夏の終わりくらいに湯シャンを開始。

季節が巡って、次の夏がやってきた頃。頭がムズムズしてかゆくなってきた

我慢できないほどではない。しかし、無意識下で、そのかゆみによって、地味にイライラは積もっていたと思う。

頭が臭くなってきた

頭から、なんだか変なニオイがするようになってきた。

パートナーに気付かれるのではないかとヒヤヒヤする。あるとき、

  • 「どこからか、オジサンのニオイしない?」

といわれてドキッとする。

私の頭のニオイだったのかは不明だが、自分自身、ニオイに敏感になってしまったのは事実。

ちょっとでも周囲の人が、クンクンとニオイを嗅ぐようなしぐさを見せると、

  • 「自分??」

と思ってしまったり。

ネットを徘徊すると、湯シャン推奨派は、

  • 「湯シャンを正しく続けると無臭になる」

と主張する一方で、否定派は

  • 「自分だけが自分のニオイに気付いていない」

と揶揄していたり。

しかし、とりあえず自分の事実としては、汗をかく季節になったら、シャンプーしていた頃より、頭のニオイが強くなった

これは湯シャンが悪いわけでもなく、当たり前っちゃ当たり前。

天然の汗や皮脂によるニオイを、洗浄剤で落としていないので、ニオイが残りましたという話。

かゆみとニオイがすごい精神ストレスだと気付いた

前述の1.と2.の事象について考えていたとき、それらが、私にとって、かなりのストレスになっていることに気付いた。

これに気付いた時点で、私はもう、スパンと湯シャンをやめた。

私は、自分がストレスだと感じることは、やらないことに決めている。我慢して続けたりしない。

というのも、どんなに体に良いことでも、「ストレス」になったら、メリットを凌駕するデメリットが発生してしまうからだ。

美容室に行けない

もうひとつ、現実問題として困ったのが、

  • 美容室に行けない

ということ。

美容室に行ったら、シャンプーは付きもの。美容室に行って、シャンプーされることで、今までの苦労が水の泡になってしまう。

  • シャンプーなしでカットしてもらう

という選択肢はあるにせよ、何ヶ月も洗っていない髪の毛に触ってもらうなんて、美容師さんに悪い気がした。

だから湯シャンをしていた1年弱、私は1回しか美容室に行っていない。

幸い、時間が経過してもヘアスタイルが崩れないロングヘアだったので、髪型を変えずに過ごせば、なんとか成り立っていた。

久しぶりにシャンプーしたら興奮するほど良かった

「湯シャンやめよう」と決めたとき、すぐにまず、自宅でガシガシ、シャンプーした。

  • うっぉーーーーー!!

私は興奮した。この爽快感。たまらない。

  • 「ムズムズかゆみや、変なニオイを我慢して、私は今まで何をしていたのだろう」

と、思ったくらいだ。

化学物質が嫌ならば、化学物質が含まれないシャンプーでシャンプーすればいいや、と思った。

シャンプーによって得られる気持ちよさ快適さストレスのなさの方が、私にとっては、ずっと、優先順位が高かったのだ。

そして翌日。念願の美容室へ。

ヘッドスパコースも付けて、とことん、美容師さんによるシャンプーを堪能した。

もう、うっとり。極楽。こうやってリラックスする方が、美容効果高い(私の場合)。

シャンプーしたら可愛くなった

最後に、重要なことをひとつ。

普通のシャンプーを再開したら、可愛くなった。

私の場合、冒頭に書いた通り、美容目的で湯シャンを始めたところが大きい。

湯シャンによって、ツヤツヤ・サラサラのナチュラルビューティーヘアケアを目指していたわけだ。

この点において、残念ながら、湯シャンでは、さっぱり効果を実感できなかった。

湯シャンをしている間、一言でいえば、

  • もっさり

した印象の髪の毛になっていた。

「もっさり」というのは、やけに黒くて、モアモアしていて、アホ毛があって、ちょっとうねりもあって、生活臭が出ているような……。

それが、シャンプーしたら、

  • ふんわり!
  • サラサラ!
  • きらきら!

となって、可愛くなった。

「もう、湯シャンはいいや」と、心底思った瞬間だった。

自分にとって何が大事かを見極めることが大事

最後、結論。

私は、湯シャンをやめたけれど、湯シャン自体は否定していない。

自分にとって、何が大事かが分かっていて、静かにそれと向き合って、その結果の行為として湯シャンという選択をしているなら、それはすごくすてきなこと。

自分との筋が通っていれば、OKなのだ。

私の場合は、湯シャンでかゆみやニオイが出てしまい、それが心のストレスになった。

少しでもストレスを感じることは全部手放したいという考えなので、かゆみやニオイを乗り越えるアレコレをがんばりながら湯シャンを続ける道ではなく、湯シャンをやめるという選択をした。

それで、結果とってもハッピーに今も生きているから、良かったのだ。

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