ここのところ、コーヒーをすごくよく飲むようになった。
「コーヒー」自体の是非は、さまざまな研究を見ても、良いとする説・悪いとする説、いろいろある。
私の現時点での結論は条件を満たせばとても良い
現時点での私の(自分の個人的身体実験に基づく)結論は、条件を満たせば、コーヒーは美容や健康にとても良い。
“条件を満たせば”とつけているのは、「コーヒー」と一口にいっても、その質や状態はさまざまだから(コーヒーに限らず何事もそうだが)。
缶コーヒー、コンビニ、コーヒーチェーン、老舗の喫茶店、専門店、自分で淹れたコーヒー……と、これらを一緒くたには語れない。
私の調子が良い条件
そんなわけで、私が「コーヒーを(かなり多めに)飲んでいて調子が良い」と感じるのは、次の条件下における実験の結論だ。
- 専門店で高品質な豆を購入する(ネット通販で買える)※
- 焙煎したての豆を購入し、焙煎日から2週間(長くて1ヶ月)以内に飲みきる
- 豆のまま(挽かない状態)で購入し、飲む直前に自宅で挽く
外出が減った最近は、注文後に焙煎して発送してくれるオンラインショップから買っている(楽天などで探すと結構ある→ こちら)。
「挽きたて」より「煎りたて(焙煎したて)」が重要
いったん言葉を整理しておくと、
- 「焙煎」=コーヒーの生豆を火熱で煎ること
- 「挽く」=焙煎したコーヒー豆を粉にすること
…だ。
「挽きたてコーヒー」という売り言葉をよく見掛ける。しかし、挽きたてであることより「煎りたて(=焙煎したて)」であることの方がずっと重要だ。
焙煎してから時間が経つほど、コーヒー豆は酸化して、おいしくなくなってしまう(美容的にも、酸化したものを体に入れたくない)。
焙煎から時間が経ったコーヒー豆をいくら「挽きたて」で飲んでも、味的にも体的にも良くない。
(補足)焙煎日から飲み頃の時期
補足として、焙煎直後はベストな飲み頃ではないとされている。
焙煎後の豆は「炭酸ガス」を放出する。炭酸ガスの放出が落ち着き、味が安定するのは焙煎日から3日後くらいからといわれる。
ただ、これも好みがありそう。私は「焙煎直後の豆も、浅めな風味でおいしい」と感じる。味の変化を楽しんで、焙煎直後から飲んでしまう。
味が安定した3日後からは、劣化が始まっていく。できるだけ早く飲めば飲むほど、おいしく飲める。2週間くらいで飲み切りたいところ。
コーヒーは体に良いというデータ
ここまで、長くなったが前置き。
前述の条件下で準備した豆で、自分で淹れたコーヒーを飲んでいると、体の調子はすこぶる良く、頭の回転も良く、仕事の集中力もピカピカで、「コーヒー大好き」となっていた。
過去に「コーヒーを飲み過ぎてダルい」という時期を経験したこともあった。あれは「コーヒーが悪い」のではなく、「質の悪いコーヒーを飲んで具合が悪くなっていたのだ」と思えた。
で、別件で調べ物で雑誌を読みあさっていたら、こんな情報を見つけた。
ニコチン酸:コーヒー以外にはピーナッツ、キノコなどにしか含まれない成分。体内で細胞の傷を修復する物質「NAD」に変わり、老化や加齢に伴う病気を予防する。江戸時代後期、宗谷岬に津軽藩兵士が派遣された際、ビタミンB3不足により浮腫病が多発したが、幕府が運んだコーヒーが命を救った実話も。
クロロゲン酸:ごく浅煎りのコーヒーに含まれるポリフェノールの一種。抗酸化作用を持ち、美肌効果があるほか、中等度の血圧を改善して血圧を下げる効果も。食事中に飲むと食後の急激な血糖値上昇を予防するという研究もある。
ピロカテコール:焙煎中にクロロゲン酸からできる小さなポリフェノール。活性酸素を消す・抗酸化性たんぱく質を増やす作用があり、白内障予防に期待。
カフェイン:コーヒーの有効成分の代表格。眠気と倦怠感の解消、利尿作用、脂肪燃焼効果のほか、最近はがんの先進治療にも試用されている。
毎日が発見 2020年4月号
「コーヒーの良い面」だけを切り取った情報ではあるが、これだけ見ると、
- コーヒー=超美容ドリンク
…ではないか〜。と思えてしまう。
そしてまた、コーヒーの質を高めてコーヒー量を増やしている私としては、体感とリンクする部分も多いのである。
適切なコーヒーの量とは?
「コーヒー摂取と死因別脂肪リスク」という興味深いグラフもあった。
これを見ると「1日3〜4杯」が、もっとも健康効果が得られるようだ。
「1日5杯以上」となると急にリスクが上がるように見えて一瞬ドキッとした。しかし、それでも「“ほとんど飲まない”と同等または下がる」という結果になっている。
コーヒーの健康効果を最大限に高めるなら、1日3〜4杯を続けるのが良さそう(3〜4杯だって、かなり飲んでいるほうだと思うけど)。
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またほかに、「コーヒー良いデータ」見つかったら、このページへメモを増やしていきたいと思う。