10年以上ぶりに「あぶらとり紙」を購入した。
「あぶらとり紙は肌に悪い」なんて説も聞いたことがあるが、結論からいえば、余分な皮脂は、あぶらとり紙を使ってでも小まめに取った方が、肌調子はアップすると感じている。
あぶらとり紙を買ったきっかけ
あぶらとり紙を買ったきっかけは、たまたま、楽天市場でファンケル公式サイトのあぶらとり紙が、安く売られているのを見掛けたからだ。
【 500円台で、送料無料で、100枚×3個入り 】…という条件だったので、「あら安い」と思って、気楽な気持ちで購入した。
時期的にも、ちょうど気温が高くなってきて、皮脂量の増加が気になっていたところだった。
1日に何度も洗顔したいけれど、面倒なときのために、洗顔シート(ギャツビーなんかの)を買おうかな?と思いつつ、配合成分で二の足を踏んでいた。
あぶらとり紙なら、アブラを取るだけで配合成分も何もないのだから、ちょうど良いかと思った。
あぶらとり紙は肌に良くない説について
ここで「あぶらとり紙は肌に良くない説」について触れておく。
あぶらとり紙が肌に悪いことはないんじゃないかと思う(少なくとも私の肌においては)。
化粧品メーカーや美容雑誌発信の情報(および、そこから波及した情報に触れた人たちの情報)では、
- 皮脂は取り過ぎると、逆にがんばって皮脂を出そうとするので皮脂過剰になる
- 肌が乾燥していると、乾燥を補うために皮脂過剰になるので、保湿が重要
…という2つの主張が定番となっている。
この2つの主張に、私は懐疑的だ。“そういう肌の人もいる”ことは事実だろうし、この主張に基づいたスキンケアで救われた人も実在するだろう。
だから否定はしない。一方で、この主張では救われない肌の人も存在することもまた、事実だと思う(例:私)。
そもそも、皮脂を取り過ぎるとがんばって皮脂が出て皮脂過剰になるなら、それを逆手にとって、乾燥肌の人は皮脂を取り過ぎたら皮脂が出るようになるのだろうか。
さらに、保湿することで皮脂が抑えられるというエビデンスはないようだ。
そんなわけで、一時期「あぶらとり紙を使うと逆に肌に悪い!」という説を見掛けた記憶があるが、「まあ、肌に悪いことはないだろうな」という考えでいる。
THE・あぶらとり紙が届く
話は戻って、楽天で購入したファンケルのあぶらとり紙。
あぶらとり紙を購入するのが久しぶり過ぎて、どういう費用感のものかサッパリ忘れてしまったが、100枚入りが3個も来て、とてもお得に感じた。
中身は、想像どおりの「THE・あぶらとり紙」という感じ。薄茶色でペラペラの、あのあぶらとり紙。
あぶらとり紙2個をすぐ使える場所に配置
3個届いたので、ひとまず2個を家の中のよくいる場所に配置。
気づいたら、サッと手をのばして、すぐにあぶらとり紙が使える状態に。
よく取れるわ…
ファンケルのあぶらとり紙、よく取れる。というか、あぶらとり紙を開発した人ってすごい。
私が10年以上前に、最後に使ったあぶらとり紙は、青色のフィルムみたいなタイプだった。
この昔ながらの薄茶色のバージョンのほうが、実はよく取れるのかもしれない。
あぶらとり紙の起源
あぶらとり紙を開発した人ってすごいなと思い、あぶらとり紙の起源を調べてみたら、
あぶらとり紙は元々、仏像や屏風、舞扇などに用いられる金箔の製造で使用された手漉き和紙が、皮脂を吸着する性質を有していることから、「あぶらとり紙」として転用されたもの
あぶらとり紙豆知識|京都・加美屋
…だそう。
地域的には金沢で、舞妓さんが使い始めたのが最初らしい。
Wikipediaには、
専門メーカーの他にも、各化粧品メーカーからも発売されている。こちらは麻の繊維などを素材に用い工業的に生産されているものがほとんどである。
あぶらとり紙 – Wikipedia
…とあって、私が購入したファンケルのあぶらとり紙は、まさに麻の繊維が原材料とされている工業的に生産されたものだ。
もともとの、“金箔の製造で使用される和紙のあぶらとり紙”も、ぜひ入手して使ってみたい。
脂(アブラ)がないとそれだけで肌がキレイに見える
ササッと皮脂を取れるようになって良かったことは、それだけで肌がキレイに見えること。
自宅にいてファンデーションを使わない日もなんか美肌に
今年はステイホームな影響で自宅にいる時間が増えているけれど、自宅にいて、ファンデーションを使っていない日でも、なんか美肌になる。あぶらとり紙を使うだけで。
Zoomの会議なんかのときは、アイメイクあり・ベースメイクなしで参加しているので、あぶらとり紙は重宝する。
会議開始直前に、ササッとあぶらとり紙で皮脂を除去しておけば、(画面を通せば)それなりに見える。
余分な皮脂を放置して酸化させるより小まめに除去した方が肌の調子が良い
「皮脂は天然のうるおいクリーム」…という考えはわりと好きで、人間の体は、自前でちゃんとなるようにできている、というのが基本的な考え方。
ただ、天然のうるおいクリームも、何時間も放置せずに、小まめに新しいモノと入れ替えた方がより良いようだ。
余分な皮脂を放置して酸化させてしまうと、天然のうるおいクリームも、肌にとってはダメージを与えるものになるのかもしれない。
ただし皮脂の質によっては放置しても大丈夫…なのか??
ただ、「天然のうるおいクリームが肌に良いか・悪いか」も、肌によりけり・ケースバイケースな気がする。
例えば、酸化しやすい脂質(動物性脂肪など)をたくさん取っている人(または時期)の皮脂は、なんとなく肌に悪そうだし、逆に抗酸化物質をたくさん取っている人(時期)の皮脂は、肌に良さそう。
仮にそんなことがあるなら、例えば揚げ物をたくさん食べた翌日に出る皮脂は放置すると肌に悪そうだから、小まめに洗顔するとかあぶらとり紙使うとか、何か工夫ができそうだ。今後の研究課題。