女性自身 3月7日号の記事から。「ダイエット脳」になれば自然にやせていくらしい。
ダイエット脳って何?
まず、食欲には、
- ピュアな食欲(本当の食欲)
- フェイクな食欲(ウソの食欲)
の2通りがあるという話から。
「食欲には2通りあります。
まず、生命を維持するための「ピュアな食欲(本当の食欲)」。そして、快楽のための「フェイクな食欲(ウソの食欲)」です。
この2つの食欲を区別し、脳に認識させることが、ダイエットを成功へと導くカギなのです」
こう語るのは、『成功の食事法』(ポプラ社)の著者で、菅原脳神経外科クリニック院長の管原道仁先生。
女性自身 3月7日号
これは、実際にその通りだなと思う。というか、80%くらい、フェイクな食欲のような気がする。
- 「ご飯の時間だから「
- 「新発売だから」
- 「いいにおいがしてきたから」
そうやって私たちは、ついついいろいろなものを口にしてしまう。
菅原先生によると、「ピュアな食欲」とは、体がエネルギー不足のときに生じる欲求で、血糖値が低下しているときや胃壁が収縮しているときに引き起こされるもの。つまり、純粋に“おなかがすいた”ときに感じる食欲である。
いっぽう、「フェイクな食欲」とは、おいしそうなデザートを見たり、いい匂いを嗅いだりすることで、感覚中枢(視覚、嗅覚、聴覚などの五感の記憶)が刺激され、それほど“おなかがすいていない”のに湧いてくる食欲のこと。女性自身 3月7日号
このフェイクな食欲が、くせ者で、苦しめられてしまう。
私は一時、無理なダイエットの反動で、異常な食欲に苦しめられたことがある。その頃、街に出ると、本当にトラップだらけだなと思った。
ありとあらゆる食品店、スイーツ店たちが「買わせよう、買わせよう」としてくる。
視覚に入れば、この記事でいう「フェイクな食欲」に支配されることが分かっているから、見ないように見ないように、足早に歩いていたのを覚えている。
「現代人はこの『フェイクな食欲』にだまされて、カロリーを取りすぎる傾向があるため、太りやすいのです。
さらに、人間の脳はそもそも“怠けもの”にできているため、習慣化された食生活を変えることを避け、できるだけパターン化して考え、反射的に判断することを好みます。
この脳の“怠けグセ”を意識し、思考を変えることによって、無駄なカロリー摂取は減らせるのです」
女性自身 3月7日号
- 習慣化された食生活を変えることを避け、できるだけパターン化して考え、反射的に判断することを好みます。
この一文、なるほどな〜、という感じ。
結局、太るのも痩せるのも、「習慣」なのだ。痩せる習慣を身に付けるのか、太る習慣を身に付けるのか。
フェイク食欲の具体例
記事内では、フェイクな食欲&怠けものの脳の具体例が8つ挙げられていて、それぞれの対策が解説されている。
- つい間食をしてしまう
- なじみの店ばかりで食事しちゃう
- 限定メニューに弱い
- 口コミランキング1位の店に誘惑される
- 行列のできるラーメンには並びたくなる
- セットメニューを頼みがち
- ダイエットするけど3日坊主
- 腹八分目なのにやせない
詳しくは女性自身 3月7日号を読んでいただくとして、私に特に当てはまるのは、②と④。
おいしいお店を発見すると、毎日通っても全然飽きない。これも、脳が怠けているってことだったの……??
それから口コミランキングについて。食べログで上位にランクインしているお店には、よく行っている。
ところが、これって「バンドワゴン効果」によるものだと記事内では指摘されている。
流行に乗りたくなる心理のこと(バンドワゴン=行列の先頭を行く楽隊車)。
私の場合は、流行に乗りたいという気持ちよりも、単純においしいもの食べたい、という気持ちが強い気がするけれど……。
食べログでおいしそうに撮られた料理の数々を眺めているうちに、「フェイク食欲」が暴発して、猛烈に食べたくなることはよくある。
本当の食欲で食べると体が気持ちいい
フェイク食欲(偽の食欲)は私たちの毎日の中で発生している。
ただ、それに従って食べた後って、体は決して気持ち良くない。
- 「あ〜食べすぎた…」
- 「体が重い…」
- 「罪悪感…」
となっているときって、フェイク食欲に振り回されているのだ。
ピュアな食欲(本物の食欲)でのみ食べたときは、
- 満腹感
- 充足感
の両方があって、心身ともに満ち足りた幸せな気持ちになる。
「足るを知る」という言葉がある。そういう食習慣にシフトしていきたい。