私にとって、最近、ほんとうに欠かせない栄養素となっている「マグネシウム」。
いつもiHerbで錠剤のサプリを購入しているが、勘違いによって在庫を切らしてしまった。
すぐにAmazonで注文したが、届くのが2日後…!
2日でさえ乗り切れないほどマグネシウムは重要なため、あれこれ探して結局入手できたのが「にがり」。
「にがり」様々。むしろ錠剤サプリよりもイイかもしれない…
結論からいうと、なんだか、にがりは、とっっってもよかった。
にがりを飲んだのは(豆腐などに使用されているのを除けば)生まれて初めてのこと。
健康食品的に、にがりを飲む風習を持つ人たちの存在は頭の片隅で知っていたが、自分が飲もうと思ったことはなかった。
だから「マグネシウムのサプリが切れた」という緊急事態に陥ったときも、すぐに“にがり”という選択肢は浮かばなかった。
私が愛好しているマグネシウム=にがり、と結びついていなかったからだ。エプソムソルトや便秘薬は浮かんだけれど、にがりはまったく。
いろいろ検索しまくっているときに、
「あっ、にがりでいいのか」
と気づき、当日届くネットスーパーで購入したのがこちら。
とくにコレを指名買いしたわけではなく、「ネットスーパーに売っていたのがコレだったから」という理由で選択。
マグカップ(250mL)に5gを溶かして飲む
飲み方は、
- 「水600mLに本品15mL(大さじ1杯)程度を目安にうすめてお召し上がりください」
と書かれていた。

使っているマグカップは約250mLなので、とりあえず5g※ を溶かして飲む。
※計量スプーンよりも、洗いものが増えない計量スケール(はかり)派なのでg表示だけれど、ほぼ5mLのはず。
飲んだら、味はコントレックスそのものだった。
10年以上前にコントレックスが好きだった時期があってよく飲んでいた。懐かしい味。
心(頭の中)の静寂さが半端ない
にがりを飲んだら、頭の中が、凪のようになった……。
錠剤のマグネシウムサプリとは、“効くところ”が違う感じがした(錠剤のサプリは、私にとってはイライラを鎮めて、仕事への集中力を増してくれるサプリ)。
にがりは、他者との会話の際、がつっ、がつっ、と前傾姿勢で前のめりになって、一生懸命しゃべりがちなシーンで、ふっと後ろに後頭部(と顎)を引いて、俯瞰して、自分でコントロールした大きさの声でゆっくりおっとり必要なことだけしゃべるような感じ(イメージ)。
「マグネシウムはADHD児の多動性を軽減する」といった研究があり、その界隈でマグネシウムやエプソムソルトが人気なことは知っていたが、ほんとうに頭の中のモジャモジャが刈られるみたいな体感。
栄養成分表示(15mLあたり)
パッケージに書かれていた栄養成分表示(15mLあたり)は以下のとおり。
- 熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物:0
- 食塩相当量:0.004g〜0.05g
- マグネシウム:142.5mg

含有量
私が普段飲んでいるマグネシウムのサプリメントは、『Doctor’s Best / 高吸収マグネシウム』というもので、1錠あたりのマグネシウム含有量は100mgで、1日あたりの目安量は2錠(200mg)となっている。
- にがり15mL = マグネシウムサプリ1.5錠分
原材料
にがりの原材料名は「粗製海水塩化マグネシウム」。飲んでいるサプリメントは「ステアリン酸マグネシウム」。
ざっと調べた感じ、ステアリン酸マグネシウムはパーム油などから作られるそうで……。それなら、海水由来のマグネシウム(にがり)のほうが、圧倒的によさそう。
- 由来:にがり(海水) > サプリ(パーム油など)
コスト
金額は、直近の購入金額がサプリは120錠・1,333円、にがりは150mL・368円。1日あたりに換算すると、
- 金額:サプリ(22.2円)>にがり(36.8円)※かつ含有量が約70%
…となって、コスパはサプリに軍配。
コントレックスは?
にがりを溶かした水の味がコントレックスにそっくりだったことから、
- 「出先などで急にマグネシウム補給したくなったら、コントレックスが使えそう」
と思った。
含有量を調べてみると、
硬度の高さ(約1468mg/L)と天然のミネラル成分の含有量(mg/100ml: カルシウム46.8mg, マグネシウム7.45mg)によって注目されています。
…とのこと。あれっ、意外と少ない。
100mLあたり7.45mgだから、500mLのペットボトルなら、1本あたりの含有量は【37.25mg】となる。にがりに換算すると、3.9mL分。
にがりに記載されている1日分(15mL)のマグネシウム量(142.5mg)をコントレックスから摂取するためには、500mLのペットボトル3.8本(1.9リットル)を飲まないといけない。
「出先の緊急時対応」としてのコントレックスはアリだけど、“日々のマグネシウム量の確保”という意味では、にがりやサプリも使ったほうが効率的。
にがりも常備しておこう
今は、もともと愛用していたマグネシウムサプリも無事に手元に届いているが、にがりが気に入ったので、サプリのスタメン選手に入れることにした。
(場合によっては、サプリをやめて、にがりに切り替えるかも)
直近では、朝起きて、「仕事がガンガン進む魔法の白い粉は「経口補水パウダー」 」で書いた経口補水液を飲むときに5g入れて飲んでいる。これを飲んだ午前中は、非常に調子がよい。
補足:そもそもマグネシウムとは
最後に補足だけれど、「そもそもマグネシウムとは?」については、マグネシウム | 成分情報 | わかさの秘密が詳しい。
とくに私のアンテナにかかったところだけ引用すると、
睡眠不足や運動不足が続いている時、ストレスが多い時には体内のマグネシウムが消費されるため、マグネシウムの必要量が多くなります。また、肉や加工食品、清涼飲料水などに多く含まれるリンを過剰に摂取すると、マグネシウムの吸収が妨げられます。大量のアルコールを摂取したり、利尿剤を長期間使用すると尿とともに排出され、マグネシウム不足になることもあります。
不足状態が悪化すると、発育不全、筋肉の痙攣、皮膚や筋肉などへのカルシウム沈着、神経過敏症などの神経症状、不安や抑うつ症などの精神症状、記憶障害、注意力散漫などの症状が現れます。
マグネシウムは、神経の興奮を抑え、神経伝達を正常に保つ働きがあります。このため、マグネシウムを摂取することで精神的なイライラする気持ちをやわらげ、安定した精神状態を保つ効果があります。