超わかりやすい美白解説(1)シミ・くすみができるメカニズムとは?

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もうすぐ美白シーズンがやってくる。美白に取り組む前に、まずは敵を知ろう。

シミ・くすみができる理由は何だ?

人の体に現れる現象には、必ず理由がある。ただシミやくすみも、必要だからそうなっているわけだ。

メラニンさんは本当はイイ奴

シミの原因が「メラニン色素」ということは、多くの人が知っている。

メラニン色素は、黒色の色素だ。

メラニン色素を目の敵のようにしている人も多いけれど、メラニン色素も、目的があってやっている。あいつは本当は、イイ奴だ。

メラニン色素がなかったら、私たちは紫外線ダメージをもろに食らって、体に損傷が起きてしまうだろう。

そこを、自分の黒色でもって紫外線を吸収することで防御しているのが、メラニンさんなのだ。

紫外線を浴びた肌で起きていること

紫外線を浴びた肌では、こんなことが起きている。

紫外線を浴びる
ケラチノサイトがメラニン作れ!と騒ぐ
なぬ!とメラノサイトが動き出す
メラノサイトでメラニン色素が量産される
メラニン色素が肌に居座る
「美白」を叶えるために、このステップを理解していることは、とても有益。

シミ・くすみができる原因

先ほどの図解を元に考えると、シミ・くすみができる原因は、いくつかに分解できる。

  1. 紫外線を浴びたから
  2. ケラノサイトが騒いだから
  3. メラノサイトが動いたから
  4. メラニン色素が量産されたから
  5. メラニン色素が肌に居座ったから

ここで、今月のVoCEに、分かりやすい美白のアプローチ図が掲載されていたので引用する。

VoCE 2017年4月号 | P113

この図の通り、

  • メラニンの発生原因を阻害(@ケラチノサイト)
  • メラニンの発生をブロック(@メラノサイト)
  • メラニンの受け渡しを阻害
  • メラニンを還元・分解
  • メラニンを排出

と、それぞれの段階別にできるアプローチが違う。

「美白化粧品を使っているのに、なかなかシミが消えない」という人は、今自分は何にアプローチしているのかを明確にした方が良い。

美白コスメの使い方を間違えるとまったく効果ナシ

例として、

  • ちょっと紫外線を浴びただけでシミができてしまう

という人と、

  • シミが長期的に消えない

という人では、アプローチすべき段階が違う。

前者だったら、メラニンが発生しやすいということだから、発生原因を阻害したり発生をブロックしたりするアプローチが有効。

後者だったら、メラニンが代謝されずに肌に残っているということだから、メラニンを還元・分解・排出するアプローチが有効。

例えば、できてしまったメラニンを代謝すべき状況なのに、新たにメラニンができないためのアプローチを続けても、シミは消えない

美白コスメを使うなら、その有効成分を確認して、効かせたい段階に意図的に効かせるように選択するといい。

では、具体的にはどの成分がどう効くのか?という点については、次の記事で詳しく紹介する。

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