「生」の野菜やフルーツを多食していて、食欲が増えてこまっているときは、一度、「加熱」に切り替えてみても、良いかもしれない。
食欲が暴発しやすいローフード(生の果物や野菜)
まず、最初に断っておきたいのは、私自身は、
- ローフード
- リビングフード
- ナチュラルハイジーン
のような世界観が好きだ。食材の酵素を生かして、果物や野菜を生で食べるという食事法。
実際に、長年に渡って実践していた時期がある。
ただ、そこにハマりすぎると、
- 「なぜか逆に、食欲が暴発する」
というリスクがあると考えている。
冷たいものは、食べれば食べるほど、もっと欲しくなる
ローフードを実践している人の中に、
- 小食
の人は、それほど多くない印象だ。むしろ、
- バケツのように山盛りの葉野菜
- 大量の生アーモンド、くるみ
- 一般的な一人分とは程遠いフルーツ
を、食べる傾向があるように思う。
私自身、ロー率ほぼ100%の食生活をしていたときは、人には見せられないほど、大量に食べていた。
しかし、
- それでも、太らない
のは事実なので、安心して大量に食べていたのだが。
体験的な話だけれど、体は温かくなると、食欲が落ち着く
ここからは体験的な話になるけれど、
- 食事には熱産生の役割が大いにある
と思う。
食事をすることによって、体が温まる。すると、食欲も収まる。
逆にいえば、体が冷えれば冷えるほど、さらに食欲が加速することもある。
- 温かい一杯のみそ汁
を飲むだけで、空腹感が消えていった経験は、多くの人があると思う。
蒸し野菜にすると、キャベツ1/4個も食べられない
極端な食事制限を経験した人の中には、
- 生野菜の食べ過ぎ
にハマってしまう人が、結構いる。
それこそ、バケツ2〜3杯分のキャベツやもやしを、胃に押し込んで、それでもおなかがいっぱいにならない。
私にも経験があって、生野菜だと、なぜか大量に食べたくなる。しかし、それを蒸し野菜にすると、なぜか、ピタッと食欲がとまる。
体が温まることが、関係しているのでは?と思う。
例えば、生キャベツなら、平気で1個分以上、食べてしまっていたところ、蒸し野菜にすると、1/4個も食べたら、「もう、おなかいっぱい!」とヒイヒイ言う感じ。
同じ野菜でも、生野菜より温野菜の方が満腹感が高くなって食べる量が減り、痩せていった。
生野菜の過食にハマっている人は、一度、温野菜に切り替えてみる
生野菜の過食にハマっている人は、一度、温野菜に切り替えてみると良いかもしれない。
お鍋で蒸しても良いし、それが面倒なら、電子レンジでチンしてもいい。不思議なほど、スッと食欲が消え去るかもしれない。
タンパク質が食べられる人は、食べるとさらに◎
温野菜と一緒にタンパク質を食べると、さらに良い。
タンパク質は、食べるだけでエネルギーを消費して、体の温度を上げる作用があるので、体を温めるのに、もってこいなのだ。