意外と選択肢がない、「リテーナーの洗浄剤」。入手可能だった全3種類を使い比べた結果。
歯列矯正が終わったらまず直面するリテーナー洗浄剤の選び方
歯列矯正が終了しリテーナーによる保定期間に移行すると、最初に
- リテーナーの洗浄をどうするか?
という問題に直面する。
リテーナーは、とてもデリケート。扱い方を間違えてリテーナーを壊し、歯が後戻りしたら、長かった矯正期間が水の泡になってしまう。
リテーナーは必ず専用の洗浄剤を使うこと
リテーナー生活が始まったとき、ネット検索して、リテーナーの洗浄についていろいろ調べた。
リテーナー専用の洗浄剤を使わずに、
- 入れ歯用の洗浄剤を使う
- 塩素を薄めて使う
なんて強者もいた。しかし、私は絶対に危険を冒したくなかったので、専用の洗浄剤を使うことにした。
強すぎる洗浄剤を使うと、リテーナーの劣化が進んで外れやすくなったり、パカパカにゆるんだりすることもあるらしい。要注意。
「熱湯」は厳禁
もうリテーナー生活に入っている人なら、すでによく知っていると思うが、念のため。
リテーナーは熱に弱いので、熱湯は厳禁。
ときどき、熱湯消毒をしようとして、リテーナーに熱湯をかけてしまう人がいるらしい。それをやるとリテーナーが壊れる。
また、リテーナーを装着したまま、温かい飲み物を飲むのもNG。
私が試したリテーナー専用洗浄剤3種類
前置きが長くなったが、ここからリテーナー洗浄剤を実際に試した結果について。
入手できたリテーナー専用洗浄剤は、下記の3つ。
この順番(↑)は、おすすめ順。結論からいうと、「ポリデント」が一番良かった。
❶ ポリデント矯正用リテーナー・マウスピース用洗浄剤

(ポリデント矯正用リテーナー・マウスピース用洗浄剤)
入れ歯用洗浄剤のイメージが強い「ポリデント」から発売されている、リテーナー専用の洗浄剤。
◎良かった点
- 1回分個包装のタブレットタイプ
- 汚れがしっかり落ちる
- 香りが強すぎない
リテーナー洗浄剤には、
- 顆粒タイプ(粉の入った容器から1回分をスプーンですくって使う)
- 個包装タイプ(1回分ずつのタブレットが個包装になっている)
の2種類ががある。
前者①は毎回計量するのが面倒。また、旅行などの携帯に便利なのは、後者②の個包装ダブレットタイプ。
その点、ポリデントは個包装の②タイプなので、封を開けてタブレットをポンと入れるだけという手軽さが良かった。リテーナー洗浄は毎日のことなので、面倒でないことは大事。
また、3種類使った中で、汚れ落ちが一番良かったのもポリデント。香りが強すぎないのも、良かった。
❷ リテーナーシャイン

(リテーナーシャイン 顆粒150g 1個)
リテーナーシャインは、私がリテーナー生活に入って、最初に購入した洗浄剤だった。その頃はまだ、右も左もわからなかったので、とりあえず目についたこれを選んだ。
◎良かった点
- 汚れがしっかり落ちる
- 汚れに応じて量を増減できる
リテーナーシャインのあとに、この次に紹介する「リテーナークリーン ViVa」を使ってみてわかったのだが、リテーナーシャイン(この商品)は、洗浄力が強かった。適当に使っていても、汚れがたまることはなかった。
また、前述のポリデントと違い、こちらは顆粒タイプ。コンビニのアイスを購入すると付いてくるような透明の小さなプラスチックのスプーンが付いていて、それですくって1杯分が1回分。
基本的には、個包装タブレットタイプのほうが好きだけれど、
- 「今日は汚れがひどい気がする…」
というとき、量を加減できる点は、顆粒タイプの良いところ。
×悪かった点
- 香りが強い
- 携帯しづらい
最初に購入したこの商品をリピートせずに、ほかの商品を試してみたくなった第一の理由は「香りが強い」ということ(人工香料の、ちょっと苦手な香りだった)。
また、旅行時には、容器を丸ごと持って行くと荷物になるので、小分けする必要がある。これが手間だった。
❸ リテーナークリーン ViVa

(リテーナークリーン ViVa)
最後に、この3つの中では、一番低評価となってしまった「リテーナークリーン ViVa」。
水に洗浄剤を入れると、1番目のポリデントは青色に変化、2番目のリテーナーシャインはそのまま(泡立つのみ)なのだけれど、このリテーナークリーン ViVaは「赤色」に変化する。
で、30分以上置いておくと、いつの間にか、透明に戻っている(それに意味があるのかどうかは謎)。
◎良かった点
- 香りが食べ物に近い香り
- 個包装のダブレット型
2番目に紹介した「リテーナーシャイン」は、洗剤系の香りが強かった。いっぽう、この「リテーナークリーン ViVa」は、香りがりんごのような、フルーツ(食べ物系)の香りなので、漂ってもそれほど嫌な感じがしない。
また、1番目のポリデントと同じく、個包装ならではの使い勝手の良さがあった。
×悪かった点
- 汚れ落ちが悪い
3つ使った中で、最も汚れ落ちが悪かったのが、このリテーナークリーン ViVaだった。これが致命的。
ポリデントやリテーナーシャインは、頻繁に歯ブラシでこすらずとも、汚れがたまらなかった。しかし、リテーナークリーン ViVaは、毎回しっかり歯ブラシでこすらないと、汚れがたまってしまう。
ある忙しかった時期、歯ブラシでリテーナーを磨くのが雑になったことがある。ふと気付いたら、上あごにあたるピンク色の部分に、黄色い汚れの塊のようなものが付いていた。なかなか取れなくなってしまった。
慌てて必死に磨いて、ようやく取れたけれど、リテーナークリーン ViVaは洗浄力が弱いと実感。それから使い切るまで、自己責任で2錠に増量して使っていた。
洗浄剤を使う頻度や浸けている時間、ブラッシングについて
結論としては、今のところ、ポリデントの洗浄剤がいちばん良い感じだ。
洗浄剤を使う頻度は毎日、時間は夕ご飯を食べている間の30分〜1時間(説明書では「5分以上」と記載)、ケースにはコップを使っている。
ポリデントの場合、私が使った限りでは、毎回歯ブラシで磨かなくても汚れは全然つかなかった。ただ、公式の使い方では、歯ブラシで磨くように記載されている(シリコンゴム製は除く)。
ポリデント 矯正用リテーナー・マウスピース用洗浄剤の使い方
ステップ1:150mL程度のぬるま湯(約40°C)に、本品を1錠入れます。
ステップ2:口腔内装具全体を5分以上洗浄液に浸してください。洗浄液に浸した後に、洗浄液を市販の歯ブラシ等につけて磨いてください。シリコンゴム製品は傷つく恐れがあるので、歯ブラシで磨かないでください。
ステップ3:洗浄後は水でよくすすぎ、残った洗浄液はすぐに捨ててください。
「5分以上洗浄液に浸す」と書いてあるが、私の場合、30分〜1時間浸けているので、歯ブラシなしでも汚れが落ちているのかもしれない。
追記:現在の選択肢はさらに広がっている
ここから追記。この記事を最初に書いた頃(2017年)と比べると、リテーナー・マウスピース用洗浄剤の選択肢はかなり増えた。
たとえば、小林製薬の「ピースクリン」は、99.9%の除菌率に加え、金具の変色を防ぐ防錆剤も配合されている。

ライオンケミカルの「スッキリデント 矯正用リテーナー・マウスピース洗浄剤」は108錠入りの大容量タイプでコスパに優れている。

ちなみに私はといえば、この記事を書いたときには24時間リテーナーを装着していたので、リテーナー専用の洗浄剤で毎日洗浄していた。
ブラケットが外れてから10年経った今でも、リテーナーは使っているけれど、就寝時のみ。就寝時しかつけないので、ほとんど汚れることもなく、毎日のお手入れは水洗いするだけ。
1〜2週間に1回程度、洗浄液に浸けているけれど、長年のリテーナー生活で慣れも出てしまい、リテーナー専用の洗浄剤は使っていない。使っているのは、部分入れ歯用の洗浄剤。

(パーシャルデント 小林製薬の 消臭洗浄 強力ミントタイプ 部分入れ歯用 入れ歯洗浄剤 108錠)
これがなくなったら、次に購入するときにはリテーナー専用の洗浄剤にしようとは思うのだけれど、なんせ、なかなかなくならない…(108錠を2週間に1回ペースで使うと4年以上持つ計算)。
(2026年2月17日追記)
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