歯は酸で溶けるし、溶けると黄ばむ。
そのことを知っているか知らないかで、審美的に大きな差が出る。
歯は溶ける。酸蝕歯になったら黄色くなる
歯は、「酸」に弱い。だから、酸に触れると、溶ける。
溶けると、神経に障りやすくなり、「知覚過敏」になる。
さらに、
- 歯の見た目が黄色くなる
というおまけまで付いてきてしまう。
歯が白いのは、表面の「エナメル質」の白さ。
エナメル質が溶けたとき、その下から現れる「象牙質」は、黄色い。
だから、「白い歯」をキープしたいのであれば、
- 絶対に歯は溶かしてはいけない
のだ。
梅干し、フルーツ、酢ドリンクetc.
大切な大切な「エナメル質」を脅かすものはたくさんある。
ざっくり言うと、
- 酸っぱいものは、みんな敵
という状態。
意外な盲点となりやすいのが、
- グリーンスムージー
- コールドプレスジュース
などの、ダイエットや美容に効果的なドリンクたち。
- ゆっくりと口の中で噛みしめるように飲む
なんて飲み方をまじめに実践してしまうと、
- まっ黄色の不潔な歯
へ転落まっしぐら。
盲点として、酸っぱくなくても、
- 炭酸水
は酸性の飲み物なので、注意が必要。
解決策・予防法は、ストローを使うこと
この「ドリンクで歯が黄色くなる問題」の一番の予防策は、
- ストローを使うこと
だ。
私は、ストローを自宅に常備している。絶対にドリンクをそのまま飲まない。
必ずストローを使って飲む。
なんとなく、白いストローよりおしゃれな気がして、黒いストローを常備している。
酸っぱいものを食べた後は、必ず水でうがい。歯みがきは1時間以上空けて
飲み物はストローを使うことで防御ができる。
一方、「酸性の食べ物」の場合は?
その場合は、
- 食べ終わったら、すぐ水でうがいをする
- 歯みがきは1時間以上空ける
という2つのポイントが大切。
歯が酸に付いたままにしていると、どんどん、酸で歯が溶けてしまうので、すぐに口をゆすぐ。
ゆすげない場合は、水を飲んだりして、歯に付いている酸を洗い流す。
注意が必要なのは、酸を洗い流したいからと言って、歯みがきをするのは絶対NGということ。
酸で溶けた歯は、時間が経つと「再石灰化」という働きで、酸性が中和されるようにできている。
再石灰化が終わる前に歯みがきすると、酸でもろに溶けている歯を歯ブラシで削ってしまうことになる。なおさら、酸蝕歯が進んでしまう。
だから、1時間以上空けてから歯みがきすることが、大切。