スーパーロングヘアの私の髪が、このムシムシする真夏にも、しっとりサラリとまとまっているのは、「ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン」のおかげ。
ただ、購入するとき、ひとつ注意がある。「プラス(+)」が付いているものと付いていないものがあって、これらには大きな違いがあるのだ。
ミルボン ディーセス エルジューダとは?
「ミルボン ディーセス エルジューダ」は、ミルボンのヘアケアシリーズ。そのどれもが、びっくりするほどの高評価。
私が愛用しているのは、「ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン」という、ピンクのヘアミルク。

(ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン 120g)
このヘアミルクに出会う前は「ケラスターゼ NUソワンオレオリラックス」を、長年愛用してきた。

(【ケラスターゼ】 NUソワンオレオリラックス 125ml)
一生ケラスターゼを愛用していくのだと信じていたのに、「ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン」に出会ってから、すっかりこちらの虜になってしまった。
くせ毛がスコンとまっすぐになるし、まとめ髪しても汚らしくならない
そんなに、ミルボンの何が良いって、
- くせ毛がスコンとまっすぐになる
- 髪をおろしているとサラサラキープ
- アホ毛が出ない
- ざっくり手ぐしでまとめ髪するとサマになる(汚らしくならない) etc.
おろしてヨシ、しばってヨシ、の代物なのだ。
プラスの有無で中身に違いがあるから要注意
ここから本題。ディーセスエルジューダエマルジョンを購入するときに注意すべきは「+(プラス)」表記の有無。
- +なし…細い髪の人用
- +あり…普通〜太い髪の人用
という違いがある。

※注:上記の価格表記は2017年当時。2026年2月現在は3,146円(税込)に価格改定済み。
製品が入っている箱の裏面には、次のように記載があった。
+なしの箱画像(細い髪と記載あり)

+ありの箱画像(普通〜太い髪と記載あり)

この部分以外の記載は、同じだった。
ディーセス エルジューダ エマルジョン「+」ありなしの全成分比較
結論は「髪が細い人用、普通・太い人用の違い」ということなのだけれど、もう少し全成分を深掘りしてみると、以下のとおり。
エマルジョン(+なし、細い髪)の全成分
水、シクロメチコン、ジメチコン、DPG、セテス-150、タマリンドガム、ラウレス-2、ラウレス-9、ステアルトリモニウムクロリド、加水分解バオバブエキス、カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン(羊毛)、ポリクオタニウム-65、バオバブ種子油、アルガニアスピノサ核油、セラミド2、コレステロール、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、ラウリルベタイン、クオタニウム-80、PEG-11メチルエーテルジメチコン、アミノプロピルジメチコン、アモジメチコン、乳酸、PG、BG、グリセリン、エタノール、AMP、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸アルキル(C12-15)、ジメチコノール、メチルパラベン、ペンチレングリコール、カプリリルグリコール、キサンタンガム、香料
エマルジョン+(+あり、普通・太い髪)の全成分
水、シクロメチコン、ジメチコン、DPG、安息香酸アルキル(C12-15)、エタノール、ラウレス-9、セテス-150、ステアルトリモニウムクロリド、タマリンドガム、加水分解バオバブエキス、カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン(羊毛)、ポリクオタニウム-65、バオバブ種子油、アルガニアスピノサ核油、加水分解コラーゲン、ヒドロキシエチルセルロース、ラウリルベタイン、クオタニウム-80、ラウレス-2、PEG-11メチルエーテルジメチコン、アミノプロピルジメチコン、アミノエチルアミノプロピルジメチコン、ジメチコノール、PG、BG、AMP、フェノキシエタノール、ペンチレングリコール、カプリリルグリコール、キサンタンガム、乳酸、香料
成分の違いを整理
◆+なし(細い髪)にだけ含まれる成分(+ありには不在)
- セラミド2(湿潤調整成分):水分保持機能にすぐれたセラミドで、毛髪内部からの水分の蒸発を防ぐ。細い髪のパサつき対策の核となる成分。
- コレステロール:セラミド2の浸透や安定性を高める補助的な脂質成分。セラミドとセットで配合されるのが一般的。
- (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー:シリコン系の感触調整剤。軽いサラサラ感を与え、べたつきを抑える。
- ミリスチン酸ポリグリセリル-10:非イオン系の乳化剤。セラミドなどの油溶性成分を製剤中に安定して分散させる役割。
- アモジメチコン:カチオン性のシリコン。ダメージ部分に選択的に吸着して補修し、指通りを改善する。
- グリセリン:保湿剤の定番成分。髪や頭皮の水分を保持する。
- トコフェロール:ビタミンE。製品中の油脂成分の酸化を防ぐ抗酸化剤。
- メチルパラベン:防腐剤。製品の品質を長期間維持する。
◆+あり(普通・太い髪)にだけ含まれる成分(+なしには不在)
- 加水分解コラーゲン(=アクアコラーゲン、保湿成分):通常のコラーゲンより分子量が小さく、毛髪内部に浸透しやすい。水分量を高めて硬い髪をやわらかくする。
- アミノエチルアミノプロピルジメチコン:カチオン性シリコンの一種。+なしの「アモジメチコン」に相当するポジションだが、やや重めのコンディショニング効果を持ち、硬くごわつく髪を柔軟にするのに適している。
◆共通して含まれている主要成分
- CMADK(カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン):毛髪補修成分
- 加水分解バオバブエキス:保湿成分
- バオバブ種子油:毛髪保護成分
- アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル):毛髪保護成分
- ポリクオタニウム-65:毛髪表面の補修成分
◆配合順序の違いが示すもの
全成分表示は配合量の多い順に記載されるルールがある。両製品で大きく順序が異なるのは以下の部分。
- +なしでは「セテス-150 → タマリンドガム → ラウレス-2 → ラウレス-9」の順で、乳化剤系が上位に来ている
- +ありでは「安息香酸アルキル(C12-15) → エタノール → ラウレス-9 → セテス-150」の順で、安息香酸アルキルとエタノールがかなり上位にある
安息香酸アルキル(C12-15)はエモリエント剤(皮膚や髪を柔軟にする油性成分)であり、+ありのほうに多く配合されていると考えられる。これは硬い髪を柔軟にするという製品コンセプトに沿った処方設計と読み取れる。
エタノールが+ありのほうでかなり上位に位置しているのは、油性成分やコラーゲンの浸透を助ける溶剤としての役割があると推測。
◆まとめ:処方の設計思想はまったく異なる(別商品状態)
「見た目がほぼ同じピンクボトル」でも、処方の設計思想はまったく異なる。これは別商品だと考えたほうがいい。
単にセラミド2とアクアコラーゲンが入れ替わっただけではなく、シリコンの種類(アモジメチコン vs アミノエチルアミノプロピルジメチコン)、乳化系の構成、防腐剤の有無、保湿剤の種類まで違っている。ベース処方ごと、対象の髪質に最適化されていることがわかる。
ミルボン公式オンラインストア「エルジューダ エマルジョン 120g」
[+なし]がいいのに間違えて[+あり]を購入してしまった
私が初めて購入したときは[+なし]を購入した。気に入ってリピートしようとしたときに[+あり]の存在に気付いた。そのとき、よく調べず「リニューアルでもしたのかな?」と思い、[+あり]を購入してしまった。
しかし、使ってみると何か違う。そこであらためて調べ直してみると、「細い髪用 or 普通〜太い髪用」の違いがあることに気付いたのだ。細い髪質の私にとっては、最初に買った[+なし]のほうが良くて、その後はずっと[+なし]をリピートしている。
これから購入する人は、この違いに注意して、自分に合う方を選ぶことをおすすめする。


