「1週間に1度、エステに通うより、毎日自分でマッサージした方が、美容効果が高い」と思っていた。
けれど、そうとばかりも言えないようだ。「人に触ってもらう」こと自体にも、美容効果を感じるからだ。
誰にも触られない場所にぜい肉は付く
「部分痩せ」も「部分太り」もない、というのが科学的な見立て。
一方で、長年、自分の体を観察してみると、生身の私の体は、科学とはまた違う動きをしてきたことも、また事実。
そうして得た“自分の真実”のひとつに、
- 誰にも触られない場所に、ぜい肉は付く
というのがある。
体は、寂しがり屋なのかもしれない。放置され、無視され、存在を持ち主(あるいは他の誰か)に認知してもらえない部位には、ぜい肉がたっぷりと付く。
まるで、寂しさをぜい肉という布団で守るように。温めるように。
……なんて、詩的な表現をしても、そんな風につくぜい肉は、ちっともうれしくない。
だから私は、
- 自分の体を無視しない
ことを、とても大切にしている。
シャワータイムには手のひらを使って、体の隅々を丁寧に撫でながら洗う。目線が届かない太ももの裏やお尻は、特に念入りにマッサージする。
自分と相性の良い人に「触ってもらう」セラピー効果
冒頭に書いたように、以前の私は、
- 「週1のエステなら、毎日の自己エステ」
と思っていた。
- 「週に1回だけ極上のエステを受けたって意味がない。それより毎日10分でも自分でケアする方が効率的」
と考えていたのだ。
それが間違っているとは思わないが、最近は
- “相性が良い他人”に触ってもらうセラピー効果
も、かなりのものがあると実感している。
幸運なことに、相性の良いセラピストとの出会いがあった。彼女のところに1〜2週間に1度のペースで通っている。
すると、施術内容以上に、シュルシュルと体全体がゆるみ、美容効果が実感出来ているのだ。
現時点での結論として、
- 毎日の自分の手によるセルフメンテナンス
- ときどきの相性の良い人によるメンテナンス
の二重の構えが、最強なのだろうと思う。