ランニングを開始して、楽しくなると、ついつい、足の違和感を無視して、走り続けてしまうことがある。
特に起きやすいのが、「かかと」の痛み。
そんなときには、どう対処すれば良いのだろうか?
走り始めたとき、かかとの痛みに悩まされた
先日、「有酸素運動をやめた私がスロージョギングを開始」という記事を書いた。最近、久しぶりに走り始めている。
走りながら、
- 「以前走っていた頃に、かかとに激痛が走って、全然走れなくなったことがあった」
と思い出した。
そして、最近も、どうも「かかと」に違和感がある。
過去にかかとが痛くなったときは、かかとが厚底のクッション性の高いシューズで、かかと着地で走っていた。
それで、かかとに衝撃が蓄積したようで、右かかとの底の中心部分あたりから痛くなった。
一方、今回は、足の前方で着地するフォアフット着地にチャレンジしている。
だから、かかとを痛めることはないかと思いきや、今度は左かかとの外側側面のスジの部分が痛い。
走り始めたばかりの時期は、フォームに無理があったり、疲労や衝撃に耐えられる体ができていなかったり、どうしても、どこかに痛みが出やすい。
「とにかく走らない」「練習を休む」「足を使わない」が治し方
このかかとの痛み、ランニング系の雑誌や本を見てみても、
- 痛みが出たら、とにかく安静に!!!
……ということしか、書いていない。
確かに、できる限りそうすることが、治す早道であることは、経験からもわかる。
湿布などを購入してきて貼ってみても、効いている感じはしなかった(※)。
※湿布の種類によっては、効くものもあるかもしれない。私は「フェイタス5.0」を購入して、ぜいたくに2枚貼りしてみたけれど、1日2日では、全然効果がないように感じられた。
痛みが出る前に、走るのをやめるのが一番
一度痛みが出てしまうと、安静にする以外に即効性のある治し方がないので、
- 痛みが出る前に走るのをやめる
というのを、徹底した方がいい。
走り始めて楽しくなっているときは、楽しさの反面、自分の体のことをよくわかっていない。多少違和感があったり、痛みがあったりしても、
- 「まだいける(まだいきたい)」
と無理をしがち。
また、自分の体の状態よりも、自分が決めたトレーニングプラン(例えば、「毎日少しでも必ず走る」「30分以上必ず走る」など)を守ることに固執しすぎて、痛みを無視してしまう場合もある。
こういった姿勢が後々、大きな逆効果を生んでしまうことが往々にしてあるので、気を付けたいと思った。
どうしても走れなくて不安なら、筋トレなど、かかとを使わないトレーニングをする
「痛みがなくなるまで足を使わないのが一番」とわかってはいても、せっかく走れるようになってきたところで、練習を休み続けるのは、不安なもの。
今までの努力がすべて水の泡になりそうに感じる。そんなときは、室内でかかとを使わずにできる筋トレを行っておく。
- 腹筋
- 腕立て伏せ
- スクワット
などを、かかとに負担をかけないように注意しながら行っておくと、また走り始めたときに、体幹がしっかりするのでブランクを最小限にできる。