ランニング初心者「かかとが痛い」対処法はどうすれば良いか?かかとの痛みの治し方

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ランニングを開始して、楽しくなると、ついつい、足の違和感を無視して、走り続けてしまうことがある。

とくに起きやすいのが、「かかと」の痛み。そんなときには、どう対処すれば良いのだろうか?

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走り始めたとき、かかとの痛みに悩まされた

先日、「有酸素運動をやめた私がスロージョギングを開始」という記事を書いた。最近、久しぶりに走り始めている。

走りながら、

「以前走っていた頃に、かかとに激痛が走って、全然走れなくなったことがあった」

と思い出した。

そして、最近も、どうも「かかと」に違和感がある

過去に痛めたときはかかとの厚いシューズ

過去にかかとを痛めたときは、かかとの厚いクッション性の高いシューズで、いわゆるヒールストライク(かかと着地)のフォームで走っていた。

繰り返しの衝撃がかかとに蓄積し、右かかとの底の中心部分あたりが痛み出した。これは「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」と呼ばれるランナーに非常に多い障害の典型的な症状だ。

足底腱膜とは、かかとの骨から足指の付け根にかけて広がる膜状の組織で、足のアーチ(土踏まず)を支えながら着地の衝撃を吸収する役割を担っている。ここに繰り返し負荷がかかると、微小な断裂や炎症が起きる。

今回はフォアフット着地にチャレンジしているのだが…

いっぽう、今回は、足の前方で着地するフォアフット着地にチャレンジしている。だから、かかとを痛めることはないかと思いきや、今度は左かかとの外側側面のスジの部分が痛い。

これはおそらく「腓骨筋腱炎(ひこつきんけんえん)」に近い症状だろう。

腓骨筋腱とは、ふくらはぎの外側から外くるぶしの後ろを通って足の外側に付着する腱で、蹴り出しの動作や足首を外に返す動きで使われる。

フォアフット着地では足底やふくらはぎ、アキレス腱への負荷が増えるため、慣れていない初心者がいきなり取り入れると、かかと着地とは別の場所にトラブルが出やすい。

着地方法を変えても故障リスクは残る

着地方法を変えたからといって、故障のリスクが消えるわけではない。負荷がかかる場所が変わるだけ。

研究でも、フォアフット着地とかかと着地でケガの発生率に大きな差はないとする報告が多い。走り方を変えれば膝の負担は減っても、代わりに足首や足底、ふくらはぎに大きな負荷が移る。

走り始めたばかりの時期は、フォームに無理があったり、衝撃に耐えられる体ができていなかったりして、どうしてもどこかに痛みが出やすい。これはもう、初心者が通る「あるある」だと思ったほうがよいかもしれない。

「とにかく走らない」「練習を休む」「足を使わない」が治し方

このかかとの痛み、ランニング系の雑誌や本を見てみても、

  • 痛みが出たら、とにかく安静に!!!

……ということしか、書いていない。

たしかに、できる限りそうすることが、治す早道であることは、経験からもわかる。湿布などを購入してきて貼ってみても、効いている感じはしなかった。

湿布の種類によっては、効くものもあるかもしれない。私は「フェイタス5.0」を購入して、ぜいたくに2枚貼りしてみたけれど、1日2日では、全然効果がないように感じられた。消炎鎮痛の内服薬(ロキソニンなど)を検討する手もあるが、痛みを抑えて走ってしまうとさらに悪化するリスクがあるため、あくまで安静時の補助として使うべきかなと思う。

痛みが出る前に、走るのをやめるのが一番

いったん痛みが出てしまうと、安静にする以外に即効性のある治し方がないので、

  • 痛みが出る前に走るのをやめる

というのを、徹底したほうがいい。

走り始めて楽しくなっているときは、楽しさの反面、自分の体のことをよくわかっていない。多少違和感があったり、痛みがあったりしても、

「まだいける(まだいきたい)」

と無理をしがち。

また、自分の体の声よりも、自分が決めたトレーニングプラン(たとえば、「毎日かならず走る」「30分以上を走る」など)を守ることに固執しすぎて、痛みを無視してしまう場合もある。

こういった姿勢が後々、大きな逆効果を生んでしまうことが往々にしてあるので、気を付けたいと思った。

どうしても走れなくて不安なら、筋トレなど、かかとを使わないトレーニングをする

「痛みがなくなるまで足を使わないのが一番」とわかってはいても、せっかく走れるようになってきたところで、練習を休み続けるのは、不安なもの。

今までの努力がすべて水の泡になりそうに感じる。そんなときは、室内でかかとを使わずにできる筋トレを行っておく。

  • 腹筋
  • 腕立て伏せ
  • スクワット

などを、かかとに負担をかけないように注意しながら行っておくと、また走り始めたときに、体幹がしっかりするのでブランクを最小限にできる。

ジムに通っているなら、プールでのウォーキングやエアロバイクなど、足底への荷重が軽い有酸素運動も選択肢に入る。心肺機能の低下を防ぎつつ、かかとを休ませられるので一石二鳥。

また、ストレッチも忘れずに行いたい。アキレス腱や足底腱膜の柔軟性を保つと、復帰後の再発リスクを下げられる。壁に手をついてふくらはぎを伸ばすストレッチを30〜60秒ほどキープする方法や、テニスボールを足裏で転がして足底をほぐす方法は、自宅で手軽に実践できるセルフケアとして効果的。

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