「赤身肉をたくさん食べた翌日に体重が減る」という現象は、多くの人が経験しているらしい。
「カルニチンが含まれているため脂肪が燃えたから」という説もあるが、翌日の体重減は、単なる「むくみ解消」と考えた方が良い。
脂肪燃焼効果が翌日に出るわけはないので…
今までにダイエット目的で通ったふたつの場所(脚やせサロンおよびパーソナルジム)で、
- 赤身肉をどんどん食べて欲しい
- 脂肪燃焼効果が高まる
- ダイエット成功した人の共通項は赤身肉をしっかり食べたから
という話をされた。
赤身肉自体は、ダイエットをサポートしやすい食材と思う。けれど、それ以上に、
- 食べた翌日に、ガツンと体重が減る
という効果を感じる人が多いので、ダイエット効果を実感させるテクニックとして、赤身肉を勧める面もあるのだろうな、と思った。
特に、
- ラム肉
- 牛肉
を一生懸命食べると、痩せ幅が大きくなる人が多いそうだ(前述のふたつの場所で聞いた話)。
実際に、炭水化物抜きで、お肉だけをガッツリと食べると、翌朝の体重計の数字が減る。
ちょっと不思議な感じがするけれど、1日では絶対に脂肪は燃えないので、
- むくみが取れたおかげ
と考えるのが自然。
なぜ赤身肉で、むくみが取れるのか?
では、なぜ赤身肉を食べると、むくみが取れるのだろうか。
赤身肉はカリウム含有量が多い
ひとつ、すぐに思い当たるのが「カリウム」の存在。
カリウムは、ナトリウムと結び付いて塩分を体外へ排出する成分。霜降り肉に比較して、赤身肉のカリウム含有量は、約2倍だ。
糖質摂取を抑えることによるむくみ解消効果も
その上、糖質がほぼ含まれない赤身肉を大量に食べ、相対的にご飯やパンなどの炭水化物の摂取量が減り、糖質摂取量が減少すれば、糖質によるむくみ解消も起きる。
糖質は、その3倍量の水分と結び付くので、むくみの原因になりやすい。
鶏肉や豚肉ではそれほど効果がない感じがする
ところで、同じ肉でも、鶏肉や豚肉では、ラム肉や牛肉ほど、即効性はない感じがする。
その理由はわからないものの、むくみ解消を狙いたいときや、一時的であれ体重計の数値を下げたい場合には、ラム肉・牛肉の赤身肉を多めに食べるという作戦は、功を奏することが多い。