雑誌を見てもネットを見ても、「●●は良い」という情報があれば、同時に必ず「●●は悪い」という情報がある。
結局のところ、たったひとつの正しい真実なんて、この世には存在しないのだと、つくづく思う。
自分に合うかが大事
例えば、「食」の話。
今まで私は、いろいろな食事法を、自分の体で実験してきた。
- グルテンフリー
- ベジタリアン
- フルータリアン
- 断食
- アトキンス
- 一日一快食
- 糖質制限 etc.
現在は、「1日1食・糖質制限」をベースとした食生活をしている。糖質制限に関しても、賛否両論ある。
糖質制限最高!という本もあれば、
糖質制限は危険!という本もある。
どちらが正しいか?というと、どちらも、条件次第で正しいと思う。
「どちらが正しいか」ではなく、「どちらが自分に合うか」という視点で見る必要があると思う。
糖質制限で健康になる人もいるし、不健康になる人もいる
糖質制限で健康になるタイプの人もいるし、糖質制限で不健康になるタイプの人もいる。
だから、双方の言い分は、ある条件下で正しい。「どちらが真実か」を判定するよりも、
- 「自分の体の条件だと、どちらの方が適合するか」
を考えた方が、有益だ。
考えてわからないときは、期間を区切って、両方とも試してみればいい。比較検証することで、明確に「自分にとっての正解」を得ることができる。
そしてまた、自分で試してみるのと同時に、「人が試した結果のサンプルケース」の情報を仕入れることは、役に立つ。
「理論ではこうなっているけれど、実際試した人はこう言っている」という情報は、おもしろい。
そんなこんなで、このブログでは、“私が試した私の正解”を、淡々と記録している。
それが他の人にも合うかどうかはわからない。というか、合う人も、合わない人も、両方いるはず。
ただ、「私の場合は、こうでした。」という記録が誰かの役に立ったら、それはうれしいなというスタンスでいる。
バランスが大事
もうひとつ、大切だなと思うのが「バランス感覚」。
- 何事も、やりすぎると害になる
ということは、多くのケースで当てはまる。
前述の糖質制限のケースでは、1日あたり50g程度の糖質量なら調子が良かったのに、5g以下に徹底したら、体調が悪くなったとか。
あるいは、肉や油を食べ放題のように極端に食べて太った、とか。
この“自分にとって良いところ”を調整するには、自分専用の「バランス感覚」が必要になる。
それは、誰かが言っている言葉ではなくて、自分の体が教えてくれる言葉を吸い上げ、理解し、実行に移していくということ。
臨機応変が大事
この記事の前半で、
「どちらが真実か」を判定するよりも、
- 「自分の体の条件だと、どちらの方が適合するか」
を考えた方が、有益だ。
と書いた。
この「自分の体の条件」は、同じ人の中でも変化する。
- 年齢
- 疲労状況
- ホルモンバランス
- 気温・湿度・気圧
- ストレス etc.
いろいろな条件で私たちの体は常に変化し、体は常に一定ではない。
だから、「1年前の私の体の条件だと適合していたけれど、今は適合しない」というようなことが起こる。
そのときに、ひとつの健康法やら美容法やらに固執することなく、「臨機応変」に対応することが大事。
心の余裕が大事
最後に。健康法や美容法って、
- 依存する
- 執着する
という対象に、なりやすい。
完璧主義者の人はもちろん、もともと完璧主義者でなかった人も、実践していく過程で、
- 強いこだわり
が生成されてしまう。
その結果、自分が幸せになるための手段のひとつだったはずが、その手段に生活がコントロールされるようになる。
思うようにいかないとイライラしたり、自分と異なる手段を取る人を蔑んだり、「ギスギス」した雰囲気をまとってしまう。
私は、
- 心のストレス
の影響って、ものすごく、計り知れないな〜〜!!!と思っている。
どんなに素晴らしい健康法も美容法も、一網打尽に効果を打ち消す威力を、ストレスは持っている。
素晴らしい健康法にいそしんでストレスを溜めるくらいなら、ノーストレスで傍若無人に自由に暮らした方が健康になれるだろう、と思うくらい。
だから、私自身は、何かの健康法や美容法をやめるきっかけになるのは「ストレスを発見したとき」だったりする。
ストレスを我慢してまで、執着しない、ということは大切にしている。
心の余裕を持って、楽しく笑って過ごせて、現在の自分に適合する心地良い健康法や美容法を、これからも常に選択し続けられたらいいなと思う。