生きづらい性格は幼少期に誰から入れられた「暗示」のせい?暗示の解き方

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誰もが「わたしはこういう人間だ」という認識を持っている。

それが「わたしは明るい」「人から好かれる」「笑顔がすてき」etc.だったら良い。しかし、真逆のネガティブな認識を持ってしまうと、生きづらいこと、この上ない。

しかも、その認識は自分ではなく、誰かによって入れられた「暗示」だったとしたら?

「本来の自分」と思っているものは、誰かによって、作られたものだったとしたら?

子どもの頃に入れられた暗示を解いてみる

最近、ある本を読んでいるときに、

  • 「あああああああーーーー!! わたし、暗示いれられた。」

と気付いてしまった。その本はこちら。

小さなことで感情をゆさぶられるあなたへ

この本のP118に、「子どもの頃に入れられた感情の暗示を解いてみる」という章がある。

本の中では、例として

  • すぐに怒って無責任
  • 飽きっぽくて長続きしない
  • 人と仲良くできない
  • 体調によって感情が不安定になる

などの自己認識を持っている人の事例が、紹介されている。

こういった評価=自分、と認識していることは多い。けれど、これが実は、子どもの頃に入れられた暗示である可能性が高い、というのだ。

それを探るための質問と、その暗示の解き方が、詳細に解説されている。

私はと言えば、自分のことを、

  • 緊張しやすくて、すぐに顔が赤くなってしまう

と思っていた。

だから、本を読みながら、

  • 「これって、誰に入れられた暗示なの〜??」

と一生懸命、考えていた。

最初はわからなかったけれど…明確にそのまんまの言葉を入れられてた!!

本で紹介されている事例では、当事者はすぐ、

  • 「えっ、これは妹から入れられてた暗示だったんだ!」
  • 「幼稚園の先生に暗示を入れられていたなんて!!」

という具合に、即座に気付きがやってきて、ポンポンと答えが解明されていく(ように見える)。

しかし、本に書いてある通りにやってみても、私には、なかなかしっくり来なかった。

  • 「本の事例みたいに、すんなり解明できたら、そりゃいいよね。そんな簡単にいかないですよこっちは(ハァ)」

みたいな気分になりながら、ひとまず本を閉じ、トイレに立った瞬間、

  • あああああああーーーー!!

と、その気付きは、ひらめきみたいにやってきた(本に書いてある投げかけの質問をしておくと、すぐに答えが出てこなくても、ふとした瞬間に降ってくるようだ)。

そうだそうだそうだ!!

私が、小さな頃からよく、母親に聞かされていたフレーズ。

1歳か2歳頃の私。注射のシーン。他のきょうだいや他の子たちは、ギャン泣きするなか、私は、顔を真っ赤にして、泣かずに我慢していたと。

  • 「●●ちゃん(私)は、顔を真っ赤にして、泣かずに我慢していたんだよ」
  • 「△△ちゃん(きょうだい)は、泣きわめいたのにね〜。全然性格が違うのね」

この話は、複数回、聞かされた記憶がある。これを話す母親に悪意はまったくない。ただ、思い出話をしているだけ。

しかし一方、これを聞くことで、私の中に、

  • 「わたしって、我慢強くて、顔を真っ赤にして、耐え忍ぶ性格なんだ」

という自己認識ができあがってしまった(数々の幼少期の記憶のなかで、この話の記憶が鮮明に残っていることからも、私にインパクトを与えた情報だったことがわかる)。

このことについて考えていて、新しい視点に気付いた。

私は緊張してあがって顔が赤くなってしまう、と思っていたけれど、実は、〈何かを我慢すると顔が真っ赤になる〉という暗示にかかっていて、そのせいで、ことあるごとに顔が赤くなって悩んでいたのかもしれない、と思い当たった。

へえええ〜!!自分で気付いて、妙に納得する。緊張していたのではなく我慢していたのだとしたら、いくら緊張を解く努力をしても、顔が赤くなるのは治らないわけだ。

そして、暗示に気付いたら、解けばいい。本のなかにあったフレーズを、何度も何度も何度も唱えた。

それが、気持ち良い!!それは、私を縛り付けていた暗示が解けていく気持ちよさ。

こうやって、いくつものがんじがらめを解きながら、もっともっと自由になっていきたいな(なれるはず)と思った。

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