低用量ピルからミニピルへ切り替えようと検討中。ミニピルについて、いろいろ調べている。
偶然、セラゼッタに配合されている成分は、私がいま飲んでいるマーシロンと同じだった。
マーベロン・マーシロン・セラゼッタのホルモン含有量の比較
まず、前回の記事はこちら。
低用量ピルを飲み続ける上で、ネックとなるのが「血栓症のリスク」だ。
特に、ヤスミン・ヤーズによる血栓症の死亡例が報道されたことは、記憶に新しい。
そのときヤスミンを飲んでいた私は、ヤスミンからホルモン含有量の少ないマーシロン※1に乗り換えた。
※1:マーシロンはマーベロンの低用量版
「さらに含有量が少ないピルはないか?」と探していて見つけたのがミニピルだった。現在、ミニピルの一種である「セラゼッタ」へ切り替えを検討中。
ホルモン含有量の比較表
マーベロン・マーシロン・セラゼッタのホルモン含有量を表にしてみたら、以下の通りだった。
プロゲステロン (黄体ホルモン) |
エストロゲン (卵胞ホルモン) |
|
低用量ピル「マーベロン」 | 150μg | 30μg |
超低用量ピル「マーシロン」 | 150μg | 20μg |
ミニピル「セラゼッタ」 | 75μg | 0μg |
右列のエストロゲン(卵胞ホルモン)が、血栓症のリスクになるホルモン。
私がいま飲んでいる「マーシロン」は、エストロゲンの量がマーベロンの2/3になっている。
一方、切り替え検討中のミニピル・セラゼッタでは、エストロゲンの量が0になり、プロゲステロン(黄体ホルモン)の量も半分になる。
これなら、かなり体への影響は減りそう!
前回の記事では
- ミニピルに変更することで、プロゲステロンだけを補給することに不安がある
と書いていた。
しかし「プロゲステロンの量は現在飲んでいるマーシロンの半分」ということなら、負荷が減りそう。
マーシロンとセラゼッタに配合されているプロゲステロン(黄体ホルモン)は同じ種類
さらに、うれしいことに気付いた。
セラゼッタは、私が今飲んでいるマーシロンと、同じプロゲステロン(黄体ホルモン)が配合されているらしい。
どちらも、「デソゲストレル(第三世代)」という種類(出典:ミニピルの種類と特徴・血栓症のリスク | 肌のクリニック院長の肌ブログ)。
ということは、マーシロンからセラゼッタに切り替えたら、エストロゲンは0になり、プロゲステロンは同じ種類のまま半分になるだけ。
すでに飲んでいる成分の量が減るだけだから、体に合わないリスクはない。
その一方で、
- 「じゃあ、マーシロンをピルカッターで半分にして飲んでも同じこと…?」
という疑問が。
それでOKなら、コスト的にずいぶん安くなる。自己責任すぎて怖くてできないが。
デソゲストレルは排卵を抑制する黄体ホルモン
前回の記事で、
- ミニピルの中でもセラゼッタは避妊効果が高い(低用量ピルと同等)
という情報を書いた。
理由は「セラゼッタに含まれる黄体ホルモンが、デスゲストレルだから」らしい。
黄体ホルモンにもいくつかの種類があるが、デスゲストレルは排卵を抑える効果のある黄体ホルモンなのだという。
以下、ピルとのつきあい方から引用。
ミニピルの進化
ミニピルの欠点は排卵を抑制する力が弱く、
厳格な服用規律が求められる点であると書きました。
この欠点は2つの方法で克服されようとしています。一つは、排卵を抑制する黄体ホルモン剤です。
デソゲストレル(マーベロンに使用されている黄体ホルモン剤)やゲストデンは、第一世代の黄体ホルモン剤であるノルエチステロンと較べて、10倍前後黄体ホルモン活性が高くなっています(Dickey,R.P.2000)。デソゲストレルを使用したミニピルであるCerazetteでは、
ほぼ排卵を抑止できますので12時間の飲み忘れまでは許容されます。
避妊薬ピルとはどのような薬か/ピルとのつきあい方
上記文中の「Cerazette」が、私が切り替えたいと思っている「セラゼッタ」。
これなら、安心して切り替えられそう。切り替えるのが、楽しみになってきた。