先日「最近の調子の悪さは低気圧のせいかも?」と書いた(こちら)。
対処法としてマグネシウムを飲み始めた。これが、なんだかものすごーく良かった。
2019/7/14 末尾に梅雨のイライラについて追記あり。
マグネシウムでイライラ感が急速にしぼむ
台風のせいなのかなんなのか。妙なイライラ感と無気力状態に陥っていた。
気象病が当てはまりそう。
マグネシウムが良いと聞いて入手し飲み始めた。これが私とは相性抜群だったようだ。
飲んだマグネシウムの銘柄は下記(Amazonで即日配達できるのがこれだったので)。
朝注文し夕方に届いて、すぐに1錠飲んだ(このマグネシウムは1錠あたりマグネシウム含有量250mg)。
プラシーボかもしれないけれど、2時間後にはイライラ感が落ち着いていた。
- 「なんだこれ???」
と、か・な・りビックリ。
直前まで、電車でぶつかってくる人に舌打ちしそうなくらい、すべてにイラついていたのに、急に菩薩のような心境になった。
1日1錠250mgで翌朝の目覚めも良くなった
マグネシウムがすごく効いている感じがしたので、しばらく寝る前に飲むことにした。
私が購入したマグネシウムのパッケージには、「1日1錠を目安に」と記載がある。

実際の裏面ラベル。「1錠中250mg」「栄養補助として1日1錠を目安に噛まずに水などでお飲みください」と表記がある
マグネシウムの過剰症は?
マグネシウムの過剰症について調べてみると、食物から摂取したマグネシウムは健康な人であれば過剰分は排泄されるそう。
ただ、サプリメントで大量摂取すれば過剰症のリスクがある。
詳しくは下記のページが参考になった。
1日目安量は300mg
1日あたりの目安量は成人女性だと300mg。
250mg錠なら過剰になりすぎずちょうど良い。
寝る前に飲むと目覚めがパキッとする
夜、寝る前に飲むと、翌朝パッ!!!!と目覚めた。これには心底、びっくりした。
ここ2週間くらい、朝がなぜかつらくて、寝られるギリギリまで寝ていたいと、ゴロゴロすることが多かったから。
それが、久しぶりに、朝から元気いっぱいの状況に。やる気もしっかり復活していて、ここ最近サボりがちだった掃除を、なんとババッとテンポ良くやり遂げることができた。
これはすごい!
マグネシウムは食欲抑制効果もある?
もうひとつ、マグネシウムを食事前に飲むと、食が細くなった。
精神的に安定するから無駄な食欲が消えるという一面がありそう。
前に、〈胃酸が出すぎていると食欲が亢進する〉という話を書いたことがあった(こちら)。マグネシウムによって胃酸が中和されるというのも、ポイントかもしれない。
過食虫に襲われて食欲の暴走を止めたいときに、マグネシウムは役に立ちそうだ。
さらに、お通じの調子が抜群にいい。マグネシウムは、便秘薬としても使われる。腸を無理やり動かす下剤と違って、腸の中の水分量を増やすだけだから、体にやさしいとされている。
最近マグネシウム欠乏に陥っていた可能性
なぜマグネシウムを取っただけで、こんなに、いろいろ急激に好転したのだろう。
振り返ると、ここ最近の生活の変化で、マグネシウム欠乏に陥っていたのかもしれないと思った。
低容量ピルをミニピルに替えたので、カルシウム不足を防ぐため、カルシウムのサプリを始めた。マグネシウムも一緒に含有されているサプリを選んでいたが、それでも不足したのかもしれない。
さらに、最近、利尿剤を飲んだことがあった。利尿剤を使っているとマグネシウム不足に陥ることがある。
マグネシウム欠乏で、イライラ感や無気力が起きていたところに、マグネシウムを補給したものだから、これだけ劇的に変化が実感できたのかもしれない。
マグネシウムの働きをおさらい
私は亜鉛のサプリが大好きで、毎日欠かさない。亜鉛は、300種類以上の酵素の補酵素として働く。亜鉛がいてくれないと機能しない体の働きが、たくさんあるのだ。
今回、マグネシウムについて調べていて、マグネシウムも亜鉛と同じように300種類以上の酵素の補酵素として働くということがわかった。
以下はマグネシウムの働きの一覧。
■体内の酵素反応をサポートする
体内の300種以上の酵素反応の補酵素として働きます。体内のほとんどの反応にマグネシウムが関与しています。■タンパク質の合成
タンパク質の合成を行う酵素をサポートすることで、タンパク質合成に関与します。■エネルギー代謝
エネルギー産生の際、解糖系を構成する各種酵素と、クエン酸回路でイソクエン酸脱水素酵素をサポートします。■骨の健康を維持する
骨に弾性を与え、しなやかな骨の維持に役立ちます。また、カルシウムとマグネシウムのバランスを維持することで、骨や歯を健康に保ちます。■筋肉の弛緩
カルシウムは筋肉の収縮に、マグネシウムは筋肉の弛緩に関与します。マグネシウムが不足すると筋肉がつったり、けいれんが起こったります。■心疾患の予防
心筋の収縮にも関与し、心臓を規則正しく拍動させる働きがあります。マグネシウムが不足すると狭心症や心筋梗塞といった心疾患のリスクが高まります。■高血圧の予防
動脈を弛緩させることで血圧を下げ、高血圧を予防する働きがあります。逆にカルシウムやナトリウムは動脈を収縮させて血圧を上げます。マグネシウムはこのカルシウムやナトリウムの量を調節することで正常な血圧に保ちます。■精神を安定させる
神経の興奮を抑制し、精神を安定させる働きがあります。
マグネシウム(Mg)[栄養素で健康管理]All About
マグネシウムがエネルギー代謝や筋肉の弛緩に関わるということは、「ダイエット」にも、かなり重要な栄養素であることがわかる(さらに便秘解消効果まであるわけだし)。
「精神を安定させる」という働きもあるから、情緒不安定になったときはマグネシウムを試すのも良さそう。
私は寝起きがすばらしく良くなったが、マグネシウムには体内時計を調整する役割まであるらしい。
英国のエジンバラ大学が、『Nature』に、マグネシウムが体内時計の調整にも役立っているという研究を発表したとのこと。
詳しくは下記の記事へ。
マグネシウムはかなり気に入ったので、ストックサプリの仲間入りをさせようと思う。
梅雨のイライラでマグネシウムを思い出す
ここから約2年後の2019/7/14追記。
その後マグネシウムは、お助けサプリとしてスポットで飲んでいて手もとには置いていたが、徐々に飲まなくなって忘れていた。
それが、ここ最近、たいした理由が思い当たらないイライラ・ムシャクシャがひどい。
ちょうど鉄分のサプリが切れているとはいえ、それだけではないような……。
何かあったっけ?と自分を思い返す。天候は雨。梅雨のまっただ中。
- 「これって、もしかして気象病?(低気圧のせい)?」
と思い当たって、慌ててマグネシウムを1錠飲んだのが今朝(午前9時くらい)。
すると、気づけばお昼くらいには妙なムシャクシャは鳴りを潜め、急に優しい人に変貌した。
梅雨明けまで、しばしマグネシウムは続けておこうと思う。