私は大人になっても、乗り物酔いをするタイプで、ひどいときには酔い止めを飲んでいる。
そしたら、ひょんなことから、
- 乗り物の酔い止めを飲んでいると、あがらない(あがり症に効果がある)
ということに気付いてしまい、ひそかにそんな目的で飲むこともある(詳しくはこちら)。
ずっとアネロン・ニスキャップを愛用してきたけれど、ほかの酔い止め薬でもOKなのか試してみた。
トラベルミンではダメだったけれどトラベロップQQだとOK
最初に結論から書くと、
- アネロン:○
- トラベルミン:×
- トラベロップQQ:○
という結果に。
乗り物酔い止め薬の成分リスト
それぞれの有効成分を並べてみると、下記のとおりだった(上記以外の、私が飲んだことのない酔い止め薬も調べた)。
| 種類 | 有効成分(1回分あたり) |
|---|---|
| アネロン ニスキャップ | マレイン酸フェニラミン 30mg、アミノ安息香酸エチル 50mg、スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.2mg、無水カフェイン 20mg、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 5mg |
| トラベルミン | ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 40mg、ジプロフィリン 26mg |
| トラベロップQQ | d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 1.333mg、スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.166mg |
| センパア トラベル1 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 4mg、スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.25mg |
| パンシロントラベルSP | 塩酸メクリジン 25mg、スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.25mg、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 6mg |
| 乗りもの酔いの薬クニヒロ | 塩酸メクリジン 25mg |
私が試したことがあるのは、上から3つ(アネロン、トラベルミン、トラベロップQQ)。
アネロンは、普段は子ども用の有効成分が半分のもの(アネロンキャップ)を愛用しているが、上記表では通常の大人用の成分量を記載している。
この表を見ると、似た成分を含有しているものとして、下記のグループに分けられる。
- アネロン ニスキャップ(マレイン酸フェニラミン+スコポラミン+アミノ安息香酸エチル+カフェイン+ビタミンB6の5種配合)
- トラベルミン(ジフェンヒドラミンサリチル酸塩+ジプロフィリンの2種配合)
- トラベロップQQ・センパア トラベル1(クロルフェニラミンマレイン酸塩+スコポラミンの2種配合)
- パンシロントラベルSP・乗りもの酔いの薬クニヒロ(塩酸メクリジンが主成分)
私の場合、トラベルミンは合わずに、アネロンとトラベロップQQが合うことが分かっているので、センパアも合う可能性が高い。出先で酔い止めを切らしてしまって購入するときなどに、参考にしたいと思う。
アネロンとトラベロップQQの成分は近い関係にある
アネロンは「最強の酔い止め薬」と呼ばれる場面が多い。たしかに、今回調べた中では唯一、5種類もの有効成分を含有している。胃への直接的な作用を担うアミノ安息香酸エチルや、めまいを和らげるカフェインまで配合されており、多方面から乗り物酔いに対処する設計だ。
私は、トラベロップQQを服用すると、アネロンと酷似した感覚になるのだけれど、
- アネロンに配合されている「マレイン酸フェニラミン」
- トラベロップQQに配合されている「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」
は、作用が似ているのだろう。
アネロンとトラベロップQQで体感が似る理由は、抗ヒスタミン成分が同じフェニラミン系に属しているからだと考えられる。加えて、両者ともにスコポラミン(抗コリン成分)を含有している点も共通しており、自律神経への作用も近い。
いっぽう、トラベルミンの抗ヒスタミン成分はジフェンヒドラミンサリチル酸塩で、これはフェニラミン系ではなくジフェンヒドラミン系に分類される。さらに、スコポラミンも含まれていない。
抗ヒスタミン成分の系統が異なり、抗コリン成分も欠けているとなれば、体感に差が出るのは当然かもしれない。
トラベロップQQは「飴タイプ」だから便利
ちなみに、トラベロップQQは、浅田飴から発売されている「飴」だ。ただの甘くておいしいドロップにしか感じないもの。

(【第2類医薬品】トラベロップQQ G 8錠)
たまたま、Amazonで何かを購入するついでに購入してみたところ、これがすごく使いやすい。水なしで飴をなめるだけで、酔い止め薬やあがり症対策の効果が期待できるので、本当に便利。
アネロン・ニスキャップもお守り的にいつもストックしているけれど、カプセルなので、水なしでは飲めない。トラベロップQQは、ただ飴をバッグに入れておくだけで、いつでも薬が服用できるところが、とってもいい。

