最後に風邪を引いたのがいつだったか、思い出せないくらい、風邪を引いていない。
あまりにも風邪を引かないので、周囲にも驚かれるくらいだ。
「絶対に風邪を引かないための工夫」があるので、それを紹介する。
口を開けない
電車の中・買い物中など、外出中は口を開けないようにしている。
終始、鼻呼吸。呼吸以外でも、無意識のうちに口を開けないように注意する。
これが、マスクをする以上に大切だと思う。
口さえしっかり閉じて開けなければ、簡易マスク代わりになる。マスクを適当にして、口呼吸する方が、危険だと思う。
鼻毛を切らないことも大切
ただし、〈鼻呼吸で簡易マスク代わり〉を実現するためには、ひとつコツがある。それは鼻毛を切らないこと。
鼻毛は、ウィルスなどの侵入を防ぐフィルターの役割をしている。鼻毛がしっかり生えていて、鼻呼吸をしていれば、天然のマスクをしているようなもの。
私は鼻毛の手入れをしていない。飛び出てきたりすることがなく、手入れせずとも問題なかったからなのだが、これも、風邪を引かない理由の一つなのでは?と思う。
手入れする場合でも、鼻毛全部を抜いたり切ったりせずに、鼻の穴の出口の必要最低限だけを処理するようにした方がいい。
咳・くしゃみをしている人から離れる
電車などで、
- 「あっ、この人ひどい風邪を引いているな」
という人と遭遇することがある。
咳をしていたり、くしゃみをしていたり、ズルズルと鼻水をすすっていたり……。
そういう人からは、すぐに離れる。
特に、マスクをしていなかったり、ハンカチを当てずに咳き込んでいたりする人は、危険。
- 「うつるじゃないか!」
- 「マスクするのがマナーでしょ」
- 「せめてハンカチで押さえて!」
とイライラしている暇があったら、即刻、避難して身を守る。
つり革・ドアノブなどを素手で触らない
つり革やドアノブなど、公共のものを手で触らない。
というのも、普通の風邪は、「飛沫感染(空気を通じてうつる)」ではなく、「接触感染」でうつるのだ。
以下「風邪は空気(飛沫)感染?」から引用。
風邪をひいている人が無意識に鼻を触るとライノウイルスが手に付着します。その手でつかんだもの(机、電話、ボールペン、ドアのノブ、つり革など)にウイルスが付着し、周囲の人がそれをつかむとその人の手にウイルスが付着します。その手で鼻や目をさわると粘膜からウイルスが感染し、4~5日で発病するというルートで感染するのです。
風邪は空気(飛沫)感染?
空気で感染するのは、インフルエンザ。インフルエンザから自衛するために飛沫感染を防ぐ努力も必要だが、一方、普通の風邪は、接触感染でうつる。接触感染を予防しないと、普通の風邪は予防できない。
私は電車内でつり革にはつかまらない(体幹を使って立っている)。店舗などのドアノブも、できる限り触らずに済むように行動する。
手洗いよりもアルコール除菌
どんなに気を付けていても、手には少なからず雑菌が付く。手に付いてしまった菌を除去する際に、手洗いは基本。さらに、アルコールで除菌しておくと安心。
絶対に風邪を引きたくない時期なら、アルコール除菌ができるアイテムを持ち歩くといい。
また、オフィスや自宅など、自分で消毒が可能な場所なら、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどの除菌剤を置いて、こまめにドアノブや水道の蛇口を消毒するといい。
「使用済みマスクは危険物」の概念で処理する
しっかりマスクでガードしているつもりでも、「使用済マスクの処理」には無頓着な人が多いと思う。
しかし、
- 「マスクのフィルターには、口に入らないように防御されたウィルスや細菌がみっしり付いている」
という意識を持って、使用済みマスクと対峙することが大切。
以下はエーザイの資料から抜粋。
マスクの外側のフィルター部分にはウイルスをはじめとする病原体が付着していると考えるべきです。
そこで、使用中やマスクを外すとき、口周りを覆うフィルター部分は触らないことが大切になります。
マスク使用前に、マスクに防菌のスプレーをすることも、ウイルスの付着を防ぎ効果的です。
さらにマスクを外した後で手を洗えば、感染予防になります。
エーザイ株式会社
マスクを取るときには、
- 口を覆う部分に触らず、耳紐をつまむ
- マスクを外した後は手を洗う(またはアルコール除菌)
ということが大切になる。
これを知らないと、「帰宅して、手を洗って、マスクを取る」なんて行動をしがち。マスクに集約されている病原菌を、家中にまき散らすことになりかねない。
うがいは喉の奥までする
うがいは口の中だけでなく、喉の奥までするようにする。
できるだけ喉を大きく開けて、飲み込む寸前の場所まで、水を送り込む(私は、毎日、「ゲホッ」と吐きそうになるくらい、奥までうがいしている)。
また、喉のうがいだけして済ませる人がいるが、口の中に病原菌が付いている場合がある。
歯磨き後にするような、口の中の「ブクブクうがい」も忘れずに行うこと。
ビタミンCを1,000mg以上摂る
私は、ビタミンCを毎日欠かさず1,000mg以上摂っている。これは、風邪を引かないことに、大いに貢献している実感がある。
風邪を引いている人と会う予定があったり、その日会った商談相手がゲホゲホ風邪を引いていたりした場合は、さらに追加で2,000〜3,000mg摂る。
万が一「これは風邪引くかも」と思ったら、1時間に1,000mgずつビタミンCを飲んで、引く前に撃退する。
ちなみに私はビタミンCサプリはエスターCが大好きで、美容と健康のために、ひたすらエスターCばかり飲んできた。
- 「私はエスターCを飲んでいれば、絶対に風邪引かない」
という強い思い込みがあるので、ある種のプラシーボ効果も生まれている。
「風邪を引かない」は習慣
「風邪を引かない」というのは、習慣だと思う。
一つ一つは、なんてことないように見えても、徹底的に習慣化すると、本当に風邪を引かなくなるので、とてもおすすめ。