【低用量ピル&ミニピル服用体験談まとめ】ヤスミン→マーシロン→セラゼッタと推移中

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ピルについて、質問をいただいたので、今までの私の経験をまとめてみた。

私がピルを飲み始めたきっかけ

最初、私がピルを検討し始めた頃は、体重の変動が激しかったこともあり、ホルモンバランスがめちゃくちゃだった。

ひどいPMSの症状に悩まされており、心も体も人間関係も仕事も、ぐちゃぐちゃに振り回されていた。早急に対処する必要性があった。

そんなとき、「ピル」という選択肢に出会った。ピルにどんな副作用があるのかは、そのとき調べ尽くし、理解していた。

その上で、私は前述の通り「PMS」という問題を抱えていたので、ピルを自分の生活に導入した場合、メリットがデメリットを上回ると判断して、ピルを始めることにした。

ここは、その人それぞれの状況によって判断がまったく変わってくるので、重要なポイントだと思う。

産婦人科で最初に処方されたのはトリキュラーだった。しかし、合わずに、1シートを終え、その後何種類かのピルを試したが、どれも自分には合わないように感じていた。

①「痩せるピル」「むくまない」といわれる点に魅力を感じて飲み始めたヤスミン

ここから、私が長期的に飲んだ3つのピルを紹介していく。

トリキュラーなどを試した後に私が出会ったのは、「ヤスミン」だった。

第四世代」と呼ばれる比較的新しいピルで、

  • 太りにくい
  • むくみにくい

という特長があるとされていた。

ヤスミンは国内で認可されていないので、ごく一部の取り扱いのあるクリニックで処方してもらうか、個人輸入で取り寄せるかしか選択肢がなかったものの、トリキュラーで体が重く太っていくような感覚を憶えていた私にとって、ヤスミンはとても魅力的に思えた。

ヤスミンについて、詳しく書いた記事は、下記にある。

ヤスミンは、私のとても体に合っていて、長期にわたって愛用していた。PMSの症状から解放され、大げさでなく人生が救われたと思う。

そのままずっと飲み続けたいところだったのだけれど、ひとつ大きな不安があった。それは、血栓症のリスクだ。

ヤスミンと同成分のヤーズの血栓症がニュースになる

先ほど、「ヤスミンは国内で認可されていない」と書いたが、ヤスミンと同成分で含有成分量が少ない「ヤーズ」は、子宮内膜症治療薬として認可されている。

ヤスミン・ヤーズは、他のピルに比較して血栓症のリスクが高いことは以前から知られていたが、ヤーズによる国内の死亡例が2014年に報告された。

詳しくは、厚生労働省発行の資料(こちら)に詳しく記載されている。

これに関連したニュースや注意喚起を見掛ける度に、ヤスミンへの不安を感じるようになっていった。

クリニックで受診しながらヤスミンを服用する道を模索する

私は個人輸入でヤスミンを飲んでいたので、安全にヤスミンを服用し続ける道として、まずはヤスミンを処方しているクリニックの受診を考えた。

そして、あるクリニックを訪れた。そのときの記事が下記。

上記記事にも書いたのだけれど、クリニックの診察が適当すぎて、残念な結果となった。

ヤスミンは、痩せたい気持ちが強い人にも人気のピルなので、そういった女性をターゲットに美容クリニック的なノリで扱っているような印象。

ピルについて詳しくもなく、血栓症のリスクを減らすために医療的なサポートやアドバイスが欲しかった私のニーズとは、ズレているクリニックだった。

②ヤスミンによる血栓症のリスクを減らすために飲み始めたマーシロン

その後、「絶対にヤスミンじゃないと嫌だ」と、いつしか頑なに握りしめていたモノをゆるめて、他のピルにチャレンジしてみることにした。

それで選んだのが、「マーシロン」だった。マーシロンは、国内で人気の「マーベロン」と同じ成分で、マーベロンよりもホルモン量が低い。

ヤスミンからマーシロンに乗り換えたときに書いた記事は下記。

さらに、1シート終了後に書いた記事が下記。

今思えば、私が今までに飲んだピルの中で、一番美肌効果が高かったのは、このマーシロンだったなと思う。

  • 「マーベロンを飲んでいて肌がきれいになった」

という声は時々見掛けていた。私が飲んだのはマーベロンより成分含有量の少ないマーシロンだったけれど、「なるほど、このことか」と思うような、肌のすべすべ感だった。

③さらに血栓症のリスクを減らすために飲み始めたセラゼッタ

ヤスミンからマーシロンへの乗り換えは、あっけないほどスムーズだった。

それをきっかけに、さらに柔軟になった私は、他のピルも含めて、より私にとってのベストなピル探しを意識するようになった。

マーシロンに切り替えたことで、ヤスミンよりも血栓症のリスクは(確率的には)下がったはずだけれど、年齢が上がるとともに、ピルを飲み続けるリスクも上がっていく。

だから、飲み続けても大丈夫なピルを探したいと考えていた。そんなときに初めて知ったのが「ミニピル」という存在。

今は、ミニピルの「セラゼッタ」に切り替えて、とても順調な毎日を送っている。セラゼッタも、ヤスミンと同じく国内未認可ではあるが、自費診療のクリニックで処方してもらっている。

こちらの記事に書いた通り、1シート目服用中は多少、日々の気持ちや体調のブレがあったものの、現在(飲み始めて3ヶ月以上経過)では、一切ない。

セラゼッタは、生理(消退出血)がまったくなくなる人、普通の生理のように毎月ある人、数ヶ月に1度ある人……、とさまざまなパターンがあるらしい。

私の場合、まったくなくなったので、これも本当に楽で。

もともと、ヤスミンを飲んでいるときからシートを連続のみして、消退出血の回数を減らす傾向にあった。

これが、セラゼッタにしてから、消退出血自体がなくなったので、生理用のナプキンやタンポンのストックも不要になった。

ピルを飲み始めるまで、生理という魔物に食われまくって生きてきた私にとって、生理によって振り回されない幸せって、本当にすごいなと思う。

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