「首を揉むのは危険。脳梗塞の原因になるから良くない」という記事を読み怖くて首が揉めない

ページ内に広告が掲載されています

1ヶ月くらい前に、美容院で読んでいた週刊誌で「素人が首を揉むのは危険」「脳梗塞の原因になる」という記事を見掛けた。

それから、怖くて首が揉めなくなってしまった。

目次

首を揉むことには大きなリスクが伴う

私が最近読んだ雑誌記事ではないものの、ほぼ同じような内容の記事が週刊現代のサイトに上がっていた。

現代ビジネス
今すぐ「首」を揉むのをやめなさい!〜その「ひと揉み」が実は万病のもと 肩と同様に、こり固まっているとつい揉んでしまう首。だが、その「ひと揉み」が体調不良はおろか、重大な病気を引き起こす可能性があるとしたらーー知っておきたい「首の新...

講談社から発売されている、下記の本の著者の主張。

(首は絶対にもんではいけない! 首は脳の一部、強くもむと不調を引き起こす (講談社の実用BOOK))
首は絶対にもんではいけない! 首は脳の一部、強くもむと不調を引き起こす (講談社の実用BOOK)

著者の松井孝嘉医師は、東京大学医学部を卒業した脳神経外科医で、東京脳神経センターの理事長を務めている。30年以上にわたり首の研究を続け、「頚性神経筋症候群」という概念を発見した人物。

週刊現代も講談社だし、失念してしまったが私が読んだ雑誌も、恐らく講談社の雑誌だったのだろう。

松井医師によれば、首は自律神経と密接に関係していて、非常にデリケートな部位だという。安易に揉むと、さまざまな不調の原因になりうるらしい。

とくに衝撃を受けたのが、「首を強く揉むと、血管が詰まって脳梗塞になる恐れがある」という話。

記事から引用

「首を強く揉むことによって、頸動脈などの血管にこびりついているプラーク(血管のカス)や血栓が剥がれ落ち、血管が詰まって脳梗塞になる恐れがあります。プラークは年齢が高くなるに連れて生じやすいので、高齢者ほど危険です。

最悪の場合、首への負荷によって血管の外壁に亀裂が入り、そこの部分に瘤が出来てしまい、クモ膜下出血につながる恐れもあるのです」
週刊現代

えええええっ。ほんと!? 怖すぎる。

この話の医学的な裏付けとして挙げられるのが「椎骨動脈解離」と呼ばれる疾患。首の後ろを通る椎骨動脈の血管壁が裂けてしまう病気だ。強いマッサージや首をひねる動作がきっかけで起きる症例が報告されており、脳梗塞やくも膜下出血を引き起こすケースもある。済生会の医療情報によれば、カイロプラクティックやスポーツなどで首を急に曲げた結果、椎骨動脈解離を起こした事例が実際に存在する。軽微な圧迫であっても、繰り返すと頭蓋内の動脈解離を誘発する危険性を指摘する論文も発表されている。済生会「椎骨動脈解離」

私は、首のコリがひどいので、首をもみもみする専用グッズも買ったりしている。

あわせて読みたい
痛い「首のコリ」を解消する最強マッサージグッズをロフトで購入した 私は慢性的に、首のコリがひどくて、いつも首が痛い。そこで先日ロフトで購入したグッズが想像以上に良かった。 ロフトで試してみたらコリの奥にダイレクトに届く感じが...

マッサージサロンに行くこともあるし、自宅にふたつあるリファでコロコロすることもある。

(MTG ReFa CARAT (リファカラット) PEC-L1706)
MTG ReFa CARAT (リファカラット) PEC-L1706

それで脳梗塞になるリスクがあるなんて、にわかには信じられない。

でも実際に首周りの筋肉は薄く、すぐ下に脳へ血液を送る重要な血管や多数の神経が通っている。素人が力加減を誤れば、血管や神経へダイレクトに刺激が届いてしまうのだ。

「まさか、揉んだくらいで脳梗塞になるわけない」と油断しがちだからこそ、怖い話。

「揉んでも良くならない」という点に納得感がある

松井医師は、強く揉むと副交感神経のはたらきが阻害され、自律神経の不調を招くとも指摘している。

自分の実感としては、

  • 揉んでいても良くなったことがない
  • むしろ揉むほど悪くなる気がする

という点で「揉んではいけない」というのも納得感があった。

実際、強く揉み続けると筋繊維が傷つき、修復する過程で以前よりも硬くなってしまう。いわゆる「揉み返し」がまさにそれだ。

良かれと思って揉んだ結果、一時的には楽になっても、長い目で見ると悪化させている。

冷やす・ストレッチ・固定・けん引もすべて間違った対処法

ちなみに、松井医師は「首を揉む」だけでなく「冷やす」「ストレッチする」「固定する」「牽引する」もすべて間違った対処法と述べている。

大切なのは、緊張した首の筋肉を「ゆるめる」「休める」ことだという。具体的には、15分に1回ほど手を添えて頭をゆっくり後ろに反らすと、首の後ろの筋肉がゆるんで老廃物が流れやすくなるのだそうだ。

ほかにも、首の土台である肩甲骨まわりの筋肉をストレッチで動かしたり、入浴で首を温めたり、姿勢を見直したりといったアプローチが有効とされている。首が痛いからといって首だけにアプローチするのではなく、首を支えている筋肉全体をケアする視点が重要だ。

しばし「首を揉まない・触らない」キャンペーンを実施することに

こういうときは、実際に自分でやってみるに限る。

「首を安易に揉むのは怖い!」

という気分になっていることを利用して、しばし、首をもまない・触らないキャンペーンをしてみることにした。

揉む代わりに、ホットタオルで首を温めたり、肩甲骨まわりを動かす体操を取り入れたりして、「揉まずにゆるめる」方向を試してみたい。これによって、ずっと悩まされてきた首のコリが、すっきり治ったりしたら、うれしいのだけれど。

目次