ご質問のお答え。
個人の体験談になるけれど…
私は婦人科の専門家ではないので、アドバイスはできず、あくまでも個人の体験談になる。
私自身の体験談を話すと、高校生の頃に、生理が止まっていた時期がある(過激なダイエットをして一気に体重を落としたとき)。
結論からいえば、体重を増やしたら、生理が戻った。
ただ、私はとても運が良かったと思う。生理が止まってしまったので、婦人科で診てもらわないと……という話が出た矢先に、生理が始まった。
高校生の私は、生理が止まっても母親に言い出すことができず、1年近く不安を抱えながら放置していた。
その後、「婦人科でホルモン治療しているが、なかなか生理が戻らない」という人の話を聞いた。できるだけ、生理が止まってから早く治療を開始した方が、予後が良いらしいので、生理が止まったら、まずは婦人科で相談するのが良策と思う。
大人になってからは、ピルを飲んでいる時期が長くて生理をコントロールしている
私自身のその後について書いておくと、20代以降に、高校生の頃に生理が止まっていた時期よりも、さらに10kg近く体重が減ったことがあった。
「生理が止まるだろうな」と思ったが、不思議とそのときはまったく止まる気配がなく、ほぼ定期的に生理が来てしまった。
“来てしまった”と書いたのは、私はその頃、非常に生理前と生理中の心身の状態がひどくて、人生を壊すかと思うほどに翻弄されていたからだ(月経前症候群、PMSと診断)。
そこから何とか救われたくて、その後、ピルを飲むようになり、今は生理は完全にピルのコントロール下に置かれている。
だから、体重が減ってもストレスにさらされても、それでホルモンバランスが崩れて生理が止まったり早まったりという状態とは、無縁になっている。
ピルを飲むことはおすすめなのか?
では、「生理不順で悩んでいる人はピルを飲むのがおすすめ」なのかというと、一概にはいえないなと思う。
ピルには、デメリットもある。
デメリットを自分でよく勉強し知識を付けた上で、「デメリットと得られるメリットをてんびんにかけて、自分で判断する」という責任を引き受けないと、安易に飲んではいけない気がする。
特に、年齢を重ねるほど、ピルのデメリット(副作用のリスク)は大きくなっていく。
「ピルとのつきあい方」はとてもためになったサイト
ピルについては賛否両論あって、いろいろな方向性からの情報が飛んでいるので混乱しがち。
そんな中で、私が昔から非常に参考にさせていただいていたのは、「ピルとのつきあい方」というサイト。
こういった情報をきちんと自分で理解して、自己責任で飲むピルは、人生を助けてくれることもあると思う(私は助けられたタイプ)。