「リピジュア」は、もともとは「涙に含まれる成分」をモデルに開発された成分。
「ヒアルロン酸の2倍」の保湿力(保水力)を持つため、医薬品・化粧品・コンタクトレンズ用品などに幅広く使われている。
リピジュアって何?原料の説明
まずはリピジュアとは何なのか、原料についての説明から。
涙にも含まれる成分をモデルに開発された、多機能保湿成分
リピジュア®は、ヒトの細胞膜を構成し涙にも含まれる成分「リン脂質」をモデルに開発された、高性能な生体適合性物質です。約2,000個の分子が化学結合し保水性に優れたうるおいのベールをつくります。(中略)
現在では、医薬品・化粧品・人工臓器など幅広い分野で活躍しています。その優れた保湿性能により、世界で約280社、約2,600品目のスキンケア化粧品や医薬品のうるおい成分として使用されています。
リピジュアとは
つまり、「もともと人の体に存在するうるおい成分」をモデルにした、医薬品レベルの保水力を誇る優秀うるおい成分ということ。
化粧品成分として知られているリピジュアだが、実は、
- 医薬品
- 化粧品
- 人工臓器
など、多岐にわたる分野で使われている。
その効果はよく、
- ヒアルロン酸の2倍
と評される。
リピジュア®は、水洗い1時間後の乾燥時でも高い保湿力を維持し、その保湿力はヒアルロン酸の約2倍に値します。
リピジュアとは
ここでポイントとなるのが、
- 水洗い1時間後の乾燥時でも高い保湿力を維持
という点。
リピジュアの場合、肌に塗布して、その後、水で洗い流してしまっても、保湿力がキープされるのだ。だから、リピジュアは「洗っても落ちない保湿力」といわれるのだ。
リピジュアは天然成分?合成成分?
できるだけケミカルな成分を避けたい自然派の人にとっては、リピジュアが天然成分なのか、合成成分なのかが気になるところ。
結論から言えば、リピジュアは、合成成分。
もともと、リピジュアは、「人工臓器の表面処理剤」として開発されている。そのため、「生体適合性」が高いのが特徴。ものとしては「ポリマー素材」。
化粧品で成分を気にしている人にとって重要な「天然成分」か「合成成分」か、という区分けでいえば、「合成成分」。
リピジュアの成分名(表示名称)
「自分が使っている化粧品に、リピジュアが配合されているかな?」と確認するときに、パッケージに印刷されている「全成分」をチェックする。
ただし、
- リピジュア
という文字を探しても、出てこない。全成分表示では、リピジュアは、
- ポリクオタニウム-51
と表記されている。この文字があったら、その化粧品は「リピジュアが配合されている」ということ。
無印良品の化粧水にもリピジュアが配合されている
「安くてうるおう」と評判の無印良品の化粧水にも、リピジュアが配合されている。
【うるおい機能成分】
■ リピジュア®(ポリクオタニウム-51)■ ヒアルロン酸Na
化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ