「糖質制限で体臭(ケトン臭)が気になったことは?」ケトン臭の予防・対策

ページ内に広告が掲載されています

体臭(ケトン臭)が気になったことはありますか?私自身糖質制限をしているのですが、0gに近付ければ近付けるほどなんとなく体臭が悪化しているような気がします。もし、制限を緩める以外に予防や対策として実践されていることがあれば教えていただきたいです。

厳格な糖質制限をしている人にとっては、共通の悩みともいえる体臭について。

目次

糖質制限を年単位で継続すると体臭は気にならなくなる

あくまでも、私の個人的体験という前提だけれど、糖質制限は、続けていると体臭は気にならなくなると思う。一番気になるのは、“糖質制限を始めたとき”かと。

そもそもケトン臭とは、体内の糖質が不足した際に、脂肪を分解してエネルギーを生み出す過程で生成される「ケトン体」が原因のにおい。ケトン体にはアセトン・アセト酢酸・β-ヒドロキシ酪酸の3種類があり、とくにアセトンは揮発性が高く、呼気や汗から排出されるため、甘酸っぱい独特のにおいとして感じられる。

この質問をいただいて、そういえば、初めて糖質制限的な食生活をしたとき、自分のにおいが気になったことを思い出した。

その頃は、まだ糖質制限がまだメジャーではなかった。なので糖質制限食として行ったのではない。「アトキンス式ダイエット」という、最初の2週間を糖質20g以下に抑えて、ケトーシスを起こす食事法を行った(内容としては、糖質制限とほぼ同じ)。

アトキンスダイエット(Wikipedia)

私が生まれて初めて、糖質制限的な食事方法に変えたのが、このアトキンス式ダイエットへのチャレンジだった。このときは、すぐに自分の体臭が変わったのがわかった。酸っぱいニオイがしていて、これが噂のケトン臭かと思った。

糖質制限の開始直後にケトン臭が強く出るのは、体がまだ脂肪代謝に適応しきれていないため。脂肪酸の不完全燃焼が起こりやすく、ケトン体が過剰に産生されて、消費しきれない分が汗や呼気として体外に放出されるのだ。

糖質制限主体になると糖質ゼロにしても増やしても体臭は変わらず

初めてアトキンス式ダイエットにチャレンジしたのは、もう10年以上前だと思う。そのとき気になったケトン臭は、アトキンス式ダイエットをやめたら消えた。

それから、いろいろな食事方法を経験しつつ、この5〜6年は完全に糖質制限が主体になっている。

普段はややゆるめの糖質制限をしていて、誰かと食事するときや旅行のときは解禁している。で、1〜2ヶ月に1度は、ほぼ糖質ゼロの数日〜1週間を過ごす。この生活では、体臭が変わることを実感したことはない(周囲の人に確認してみても体臭なし)。

糖質制限に体が慣れ切っているせいか、糖質ゼロにしても、体臭は変わらず。

これはおそらく、体が長期間のケトーシスに適応して、ケトン体を効率的にエネルギーとして利用できるようになっているからだと考えられる。始めたばかりの頃は余っていたケトン体が、慣れた体ではきちんと消費されるため、体外に放出される量が減るのだ。実際、「糖質制限に体が慣れてくればケトン臭は弱まる」という指摘は複数の専門家も述べている。

過去と違うのはサプリメントを飲んでいることかも?

振り返ってみると、過去にアトキンス式ダイエットでケトン臭がしたほかに、痩せすぎたとき、口臭がひどくなったことを思い出した(俗に言う飢餓臭)。

今は、体重を落としても、体臭も口臭も変わらない。過去と何が違うのか?と考えてみたら、今はサプリメントで一定量の栄養素を確保しているからかもしれない。

糖質制限食に偏ることによって、何らかの栄養素が不足すると、体臭・口臭がひどくなる可能性がある。

ケトン体をエネルギーとして燃焼するミトコンドリアのはたらきには、ビタミンB群・ミネラル類が不可欠。糖質制限食に偏って、炭水化物や野菜類の摂取量が減ると、これらの微量栄養素が不足しやすい。代謝に必要な栄養素が足りなければ、脂肪酸の不完全燃焼が起こりやすくなり、ケトン体が体内に蓄積する。

現在の私は、糖質ゼロに近づけて炭水化物・野菜類の摂取量が減ったとしても、ビタミン・ミネラル類は一定量確保している。それが、功を奏しているのかもしれない。

私はいろいろサプリを飲んでいるが、まずは満遍なく栄養素を取れるマルチビタミンミネラルを試すのがよいかもしれない。

あとは、ビタミンC。ビタミンCを飲み忘れると、ケトン臭というわけではないが、汗臭が気になることがある。ビタミンCには強い抗酸化作用があり、皮脂の酸化を抑えてにおいの発生を軽減するはたらきがある。活性酸素を除去する力が、ニオイの抑制にも効いているのだろうと考えている。

ほかにケトン臭の対策として挙げられること

ちなみに、ケトン臭の対策としてほかに挙げられるのは、

  • 十分な水分摂取(ケトン体の排出を促す)
  • 適度な有酸素運動(ケトン体をエネルギーとして消費する)
  • アルカリ性食品の摂取(海藻・緑黄色野菜・梅干しなど)
  • クエン酸の摂取(代謝を促進してケトン体の消費を助ける)

などだ。糖質制限を緩めたくない人ほど、こうした代謝サポートのアプローチが重要になってくる。

目次