糖質制限って、ダイエットはもちろんのこと、美肌効果もすごい。
肌質改善したり、肌荒れ続きだった状態が変化したりする。特に、「大人ニキビ」には即効性があると感じる。
糖質制限するとニキビができなくなる美肌効果
私が一番感じるのは
- 「糖質制限するとニキビができなくなる」
ということ。
「チョコレートを食べるとニキビができる」といわれるが、これは「糖質」によるところが大きいと思う。糖質が少ないビターチョコレートなら、意外にニキビはできにくい。
実際、糖質の多いハーゲンダッツにハマって食べまくっていたら、ニキビが多発して困った経験もした。
糖質を取りすぎるとニキビができる仕組みとは?
糖質制限するとニキビが減るのはなぜか。〈糖質を取りすぎると起きること〉をまとめてみた。
①皮脂の過剰分泌
ニキビは、 毛穴の中に皮脂・角質・汚れが詰まって、その中で悪玉アクネ菌が増殖し、炎症を起こしたもの。
皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなるので、ニキビはできやすくなる(だから、乾燥肌の人より脂性肌の人の方が、ニキビができやすい)。
「皮脂」はその名の通り、皮膚に分布する皮脂腺から分泌される「脂」。材料は脂質。
- 「じゃあ、脂質をたくさん取ったら皮脂過剰になるよね?」
……というのはその通り。でも、それだけではない。
糖質も、皮脂の材料になるのだ。
というのも、人間の体の仕組みってすごくって、過剰に摂取した糖質は、肝臓で脂肪に変換されるのだ。
だから、脂質を100%カットした食生活をしていたとしても、糖質たっぷりの食生活をしていたら、脂質を大量に摂取しているのと同じ結果になるということ。
- 「ニキビを防ぎたい」→「脂ものを控えよう」
という思考回路になりがちだけれど、脂ものを控えても、その分糖質を取っていたら意味がないというわけ。
②ビタミンB群が不足する
ニキビ・肌荒れ・吹き出物に効くおなじみの医薬品に、「チョコラBB」がある。
チョコラBBの「B」って、ビタミンB群のこと。ビタミンB群は、美肌を維持するために超・重要。例えば、次のような働きがあるのだ。
ビタミンB1 | 皮膚や粘膜の健康を維持する |
ビタミンB2 | 肌細胞の生まれ変わりを促進する |
ビタミンB3 | 肌の血行を促進する |
ビタミンB5 | コラーゲン生成を促すビタミンCをサポートする |
ビタミンB6 | 皮膚の炎症を予防する |
これらのビタミンB群が不足したら、ニキビが暴発することは、想像に難くない。
で、ビタミンB群を大量消費させてしまうのが、糖質の摂取なのだ。
ビタミンB群は、糖質の代謝に関わるビタミン。摂取した糖質を代謝して、エネルギーに変換する役割を担っている。
まとめると、こんな感じ。
だから、糖質制限すると、美肌にとって重要なビタミンB群が温存され、ニキビができなくなるというわけ。
肌が荒れてきたら、糖質制限で肌質改善
「肌が荒れてきたな」と思うと、前日に会食などで糖質が多い食事を取っていたりする。
断食(ファスティング)で肌がキレイになる人は多いが、それはファスティングによって「結果として糖質制限をしている」ことが大きいように思う。
断食までしなくても、糖質を制限するだけで、かなり肌ってキレイになる。
どうしても糖質が多い食事を取ってしまった後は、必ずビタミンB群のサプリメントを、多めに飲むようにしている。
すると、糖質が響いて、ニキビが出ることはない。