糖質制限で肌がきれいになるのはホント。肌質改善の効果がある理由

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糖質制限は、ダイエット効果だけにとどまらない。じつは美肌効果もかなり大きい

肌質が改善したり、慢性的だった肌荒れが落ち着いたりする。とくに「大人ニキビ」には即効性がある、と身をもって感じている。

目次

糖質制限するとニキビができなくなる美肌効果

私が一番感じるのは、

  • 「糖質制限するとニキビができなくなる」

ということ。

「チョコレートを食べるとニキビができる」といわれるが、これは「糖質」によるところが大きいと思う。糖質が少ないハイカカオのビターチョコレートなら、意外にニキビはできにくい。

実際、糖質の多いハーゲンダッツにハマって食べまくっていたら、ニキビが多発して困った経験もした。

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糖質を取りすぎるとニキビができる仕組みとは?

糖質制限するとニキビが減るのはなぜか。〈糖質を取りすぎると起きること〉をまとめてみた。

①皮脂の過剰分泌(インスリンとIGF-1の連鎖)

ニキビは、 毛穴の中に皮脂・角質・汚れが詰まって、その中で悪玉アクネ菌が増殖し、炎症を起こしたもの。

皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなるので、ニキビはできやすくなる(だから、乾燥肌の人より脂性肌の人のほうが、ニキビができやすい)。

「皮脂」はその名のとおり、皮脂腺から分泌される脂であり、その材料は脂質だ。

  • 「じゃあ、脂質をたくさん取ったら皮脂過剰になるよね?」

……というのはそのとおり。でも、それだけではない。

糖質も、皮脂の材料になるのだ。というのも、人間の体の仕組みってすごくって、過剰に摂取した糖質は、肝臓で脂肪に変換されるのだ。

さらに重要なのが、ホルモン経路の問題だ。高GI食品(血糖値を急上昇させる食品)を摂取すると、血糖値を下げるためにインスリンが大量分泌される。このインスリンが「IGF-1(インスリン様成長因子)」というホルモンの産生を促進し、IGF-1が皮脂腺を直接刺激して皮脂の分泌量を増やす

2007年に発表されたランダム化比較試験(RCT)では、低GI食を12週間続けたグループでニキビの皮疹数が有意に減少し、インスリン代謝の指標も改善したと報告されている。高GI食とニキビの関連を示した、初めてのRCTとして引用される重要な研究だ。
A low-glycemic-load diet improves symptoms in acne vulgaris patients: a randomized controlled trial – PubMed

また、2022年の系統的レビュー(複数の研究を統合評価したメタ分析)でも、高GI食とニキビのあいだに正の相関が認められている。
Diet and acne: A systematic review – PubMed

だから、脂質を100%カットした食生活をしていたとしても、糖質たっぷりの食生活をしていたら、脂質を大量に摂取しているのと同じ結果になるということ。

  • 「ニキビを防ぎたい」→「脂ものを控えよう」

という思考回路になりがちだけれど、脂ものを控えても、その分糖質を取っていたら意味がないというわけ。

②ビタミンB群が不足する

ニキビ・肌荒れ・吹き出物に効くおなじみの医薬品に、「チョコラBB」がある。

(【第3類医薬品】チョコラBBプラス 250錠)
【第3類医薬品】チョコラBBプラス 250錠

チョコラBBの「B」って、ビタミンB群のこと。ビタミンB群は、美肌を維持するために超・重要。たとえば、次のようなはたらきがあるのだ。

ビタミンB1皮膚や粘膜の健康を維持する
ビタミンB2肌細胞の生まれ変わりを促進する
ビタミンB3肌の血行を促進する
ビタミンB5コラーゲン生成を促すビタミンCをサポートする
ビタミンB6皮膚の炎症を予防する

これらのビタミンB群が不足したら、ニキビが暴発することは、想像に難くない。

そして、ビタミンB群を大量に消費するのが、ほかでもない糖質の摂取だ。ビタミンB群は糖質の代謝に関わるビタミンであり、摂取した糖質をエネルギーに変換する過程で消費される。

とくにビタミンB1は糖代謝の補酵素として不可欠で、糖質を大量に取れば取るほど、B1の消費量も増える

ビタミンB群は、糖質の代謝に関わるビタミン。摂取した糖質を代謝して、エネルギーに変換する役割を担っている。まとめると、こんな感じ。

糖質を大量に摂取する → ビタミンB群が代謝に消費される → 体内でビタミンB群が不足する → 皮膚のターンオーバーや炎症の抑制が滞る → ニキビや肌荒れが発生する

だから、糖質制限すると、美肌にとって重要なビタミンB群が温存され、ニキビや肌荒れが改善されるというわけ。

③ 糖化(AGEs)による肌老化(ニキビだけでは終わらない)

じつは、糖質の過剰摂取がもたらす肌ダメージはニキビだけではない。もうひとつ深刻なのが「糖化」だ。

糖化とは、体内で余った糖がタンパク質と結びつき、変性する反応を指す。この過程で生成されるのがAGEs(終末糖化産物)という老化物質で、「体のコゲ」とも呼ばれる。

ホットケーキがこんがり褐色に焼けるのも糖化(メイラード反応)の一種だけれど、同じ反応が体温レベルでもゆっくりと進行する。そしてAGEsが蓄積した肌には、以下のような変化が現れる。

  • コラーゲンやエラスチンが硬化し、ハリと弾力が失われる(たるみ・しわ)
  • AGEs自体が褐色のため、肌が黄色くくすむ(黄ぐすみ)
  • ターンオーバーが乱れ、メラニンが排出されにくくなる(シミ)

花王の約1万1,000人を対象とした研究では、甘い物の食べすぎ・喫煙・運動不足・睡眠不足などの生活習慣の偏りが、皮膚のAGEs蓄積量を増やすと報告されている。
Association of advanced glycation end products, evaluated by skin autofluorescence, with lifestyle habits in a general Japanese population – PubMed

糖質制限は、ニキビ予防にとどまらず、この糖化を防ぐ意味でも非常に有効な手段だ。ニキビ対策だけの短期的な話ではなく、5年後・10年後の肌年齢を左右する長期的な取り組みといえる。

肌が荒れてきたら、糖質制限で肌質改善

「肌が荒れてきたな」と思うと、前日に会食などで糖質が多い食事を取っていたりする。

断食(ファスティング)で肌がキレイになる人は多いが、それはファスティングによって「結果として糖質制限をしている」ことが大きいように思う。

断食までしなくても、糖質を制限するだけで、かなり肌ってキレイになる

どうしても糖質が多い食事を取ってしまった後は、必ずビタミンB群のサプリメントを、多めに飲むようにしている。

愛用しているビタミンB群サプリメント(Now Foods/ビタミンB-50)
愛用しているビタミンB群サプリメント
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すると、糖質が響いてニキビが出る事態を防ぎやすくなる。

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