糖質制限を割とストイックにやっているくせに、先日、妙に「ハーゲンダッツ」が食べたくなり、食べてみたらまた食べたくなり……、と連続して食べていた。
妙に食べたいときは、無理に我慢するより素直に食べたほうが食欲が収まることもあるので、自分を責めるような感覚でもなかったのだが(この、ときどきの「ゆるさ」は必要悪という考え)。
が、どう考えてもハーゲンダッツを食べたタイミングで、体に妙なことが起きた。
痛い芯のあるニキビが3箇所に突然できた
まず、最初の異変は、
- 痛い芯のあるニキビが、3箇所にできた
ということ。
最近は、ほとんどニキビができることはなかった。芯のあるニキビなんて、長いことできていなかった。それが、急にポツッと右頬の鼻の近くにできた。触ると痛い系。
その後しばらくして、左眉の外側上のところにもできた。これも触ると痛い系。そうこうしているうちに、右側のお尻上部に、特大のニキビができた。触るとすっごく痛い系。極太の芯をお持ちの。
なんだなんだなんだ。一斉に体中にニキビが出てきたぞ。
「???」
となりながら、ハーゲンダッツを食べていた。
脚の付け根に触れると痛くて、コリッとした大きなしこりができていてゾッとする
そうこうしているうちに、右足の付け根に妙な違和感を覚える。ちょっと触れただけで痛い。これはおかしい。そういえば数日前、たまたま同じ場所に何かが触れたとき、違和感があったことを思い出す。
あらためて、きちんと触れてみると、コリッとした大きなしこり(ゴリゴリと動く)ができていて、それが押すと痛い。
「このしこりはヤバいやつではなかろうか」
とゾッとして、ひとまずスマホで検索してみて自分の状態と見比べた結果、おそらく「リンパ節の腫れ」っぽいという結論に達する。
(もし治らなかったら怖い病気の可能性もあるから病院へ行こうと思っていたが、その後、数日で収束した)
ニキビも脚の付け根も何か毒素を排出しようとしているようだ……、ハーゲンダッツ?
リンパといえば、体の老廃物や異物を排出する免疫システムの要。そして、ニキビも、体内に毒素がたまったときに、それが肌から排出されようとしてできる、という考え方もある。
ということは、なんだか私の体の中に、毒素がたまっているようだ。思い当たるものは……、ハーゲンダッツ。え〜〜。
糖質の過剰摂取や乳製品とニキビとの関係
「毒素」といってしまうと非科学的だが、糖質の過剰摂取とニキビの関係は、近年の研究でかなり明確になりつつある。ニキビと食事の関連を扱った34の論文を調査したレビュー(JAAD Int 2022;7:95-112)では、77%の論文で糖質の摂取とニキビの悪化に関連が認められた。
メカニズムとしては、糖質を大量に取ると血糖値が急上昇し、インスリンが過剰に分泌される。このインスリンが男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌を刺激し、皮脂腺の活動を活発化させるため、毛穴が詰まりやすくなってニキビにつながる、という流れだ。PMID: 35373155
加えて、乳製品もニキビとの関連が指摘されている。牛乳やチーズ、アイスクリームなどの乳製品に含まれる成長因子やホルモンが、皮脂腺に影響を与える可能性があるのだ。2020年にJAMA(米国医師会雑誌)で発表された研究でも、砂糖と乳製品が大人のニキビに関与していると報告されている。PMID: 32520303
たとえばハーゲンダッツのミニカップ「マカデミアナッツ」は1個あたり糖質約19.3g、カロリー297kcal。原材料にはクリーム(生乳)・脱脂濃縮乳・砂糖が含まれる。つまり、「糖質」と「乳製品」というニキビを悪化させる二大要素が、たっぷり詰まっているわけだ。
ということは、私の体の中に毒素がたまっている——というより、糖質と乳成分によるインスリン急上昇と皮脂の過剰分泌が起きていた可能性が高い。
まじめに糖質制限に戻ることにする
たしかにちょっと、調子に乗って、ハーゲンダッツを食べすぎてしまった。ハーゲンダッツには、私にとって体に合わない要素の代表である「糖質」と「牛乳」の、両方が含有されている。
ここでハーゲンダッツを食べたにもかかわらず、体調や肌の調子が良くなったら、
「ちょっとくらいハーゲンダッツ食べても大丈夫じゃん!」
となり、糖質制限をやめかねないので、異常が出てくれたのは、良かった。
やっぱり私には、糖質制限が合っているようだ。ちなみに、久しぶりに食べたハーゲンダッツ。カップの「マカデミアナッツ」とクリスピーサンドの「エスプレッソマキアート」が、妙においしくて幸せだった。もう食べないけど。

