今月の質問回答その3。
「冬特有の無気力」があるらしい
先日読んだ本に、
- 冬特有の無気力
について、書いてあった。
もし、冬の訪れとともに、やる気の低下が起きたのなら、季節要因を疑っても良いかもしれない。
甲状腺機能に問題があると寒さや気温の影響で無気力状態になる
冬特有の無気力についての記述があったのは、こちらの本。
この中に、
- 寒さの影響で甲状腺ホルモンがうまく分泌されなくなるため、気力がなくなったり、体がだるくなったり、動けなくなったりします
という記述がある。以下引用する。
甲状腺機能と「無気力」学習性無力症やうつ病の主な症状である「無気力」は、寒さや季節、気温との関係から説明することもできます。「無気力」になる原因はさまざまあり、単純ではない、ということを押さえてほしいと思います。
とくに甲状腺機能に問題がある人では、寒さや気温の影響によって無気力状態を生みやすくなります。甲状腺が分泌しているホルモン(いわゆる甲状腺ホルモン。サイロキシン[T4]とトリヨードサイロニン[T3])は、筋肉に結びつくことでエネルギー、力になり、新陳代謝を盛んにします。また、このホルモンが脳に行くと脳が活発に働くようになります。
甲状腺機能が低下している人では、寒さの影響で甲状腺ホルモンがうまく分泌されなくなるため、気力がなくなったり、体がだるくなったり、動けなくなったりします。動けなくなればなるほど、甲状腺ホルモンもますます分泌されなくなります。それにより、甲状腺機能が低下している人は寒がりで、むくみやすく、太りやすくなる傾向にあります。
「やる気が出ない」が一瞬で消える方法
有酸素運動で甲状腺機能は向上する
前述の本の中では、甲状腺機能の低下によって無気力になっている場合、有酸素運動で甲状腺機能を向上させることが推奨されている。以下引用。
甲状腺の機能を向上させるために効果的なのは、有酸素運動です。ウオーキングよりはジョギングがより効果的です。甲状腺機能が低下している人は、運動すればするほど筋肉が付きやすいという特徴があります。なぜかというと、甲状腺ホルモンは、筋肉と結びつくことでエネルギーになりますが、甲状腺機能が低下している人はこのホルモンが出にくいため、運動をすると普通の人よりも筋肉にかかる負荷が大きくなります。それによって筋肉はダメージを受けやすく、だからこそ再生され、どんどん筋肉が付いていく、というわけです。そうして一度筋肉が付いてしまうと、今度は動きやすくなります。
冬でも歯を食いしばって運動を続け、越冬できると、次の年からはかなり楽になるでしょう。頭の働きも全然違ってきます。その意味で、コンスタントに行なう運動は大切です。運動をすると、「ああ、本当に楽になれるんだ」と実感し、動けない状態から脱出できます。
「やる気が出ない」が一瞬で消える方法
これを読むと、やる気がなくてつらい人こそ、運動をスタートできれば、この先の人生が随分とラクになりそうなイメージが湧く。
やる気が出ないときにおすすめの本
引用した「「やる気が出ない」が一瞬で消える方法 」の中には、さまざまなパターンの無気力についての分析と、対策が書いてあった。
引用した甲状腺機能のくだりは、ほんの一部。
本を読む気力がもしあれば、パラパラとめくってみるのがおすすめ。自分の無気力の原因がわかると、それだけでスーッと心が軽くなっていく。
私自身は、読み終えた後に、ずっと未着手でダラダラしていたいくつかの案件を、パパッと片づけることができた。即効性のある本だった。
サプリメントはマグネシウム・鉄分・亜鉛あたりを試してみる
最後に、サプリメントについて。
私が過去に無気力状態の改善が実感できた記憶があるのは、
- マグネシウム
- 鉄分
- 亜鉛
- エゾウコギ※
あたりだ。
※エゾウコギは、このブログでは詳しく書いていないが、3年くらい前にお世話になっていた。
ただ、その時々によって、無気力の要因となっている不足栄養素は違っているようで、いつでも同じように実感できるわけではない。
まずは、マルチビタミンミネラル系のサプリメントから始めて、試行錯誤してみると良いかもしれない。