大人の前髪はあった方が良いか or ない方が良いか問題←私は作って失敗だった

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写真の探し物をしていて、過去の写真までさかのぼってあさっていたら、前髪を作って大後悔した頃の写真が出てきた。

今はすでにのびてワンレンロングに復活しているが、そのときの後悔ったらない。

今でも時々、

  • 「前髪を切ってしまった!取り返しのつかないことをした!」

と、絶望的な気分になる夢を見るほどだ。

この「取り返しのつかない感」が、前髪は半端なくて、もう怖いから切らない。

深田恭子の写真がいっぱい

出てきた写真は、自分の写真というより、深田恭子の写真だ。

その頃、「何かを変えたい欲」がムクムクと出てきていた私は、深田恭子の前髪を見て、

  • 「あ、私もこういう前髪にしたい」

と思った。

深田恭子 2019年カレンダー CL-0185

だって、深田恭子、年取るほど進化してるじゃない。私も進化したいよ。よし、前髪だッ!

……と、今思えばかなりの短絡思考(+勢い)で、大事な大事な髪を切る決断をしてしまった。

前髪切った直後は成功だった

前髪を、切った瞬間は、成功だった。信頼している美容師さんで、彼の腕が良かったと思う。

私が要請したよりも長めに残してくれたのも、後から考えるとナイス判断(前髪を切って後悔する可能性を考慮してくれていたようだ)。

しばし前髪ナシで生きていた私が、突然前髪を作ったので、会う人会う人に驚かれ、とても褒められた(リップサービス大半と思うが)。

自分では、昔は前髪アリを基本にしていたため、そこまで違和感はなかった。

大幅に若返って、おしゃれ感もあがって、満足していた。切った直後は。

問題は維持できるかどうか

しかし、昔は前髪アリを基本としていたものの、

  • 前髪を維持するのが、私の髪質はいかに大変か

を、すっっっかり忘れていた。

ワンレンロングだと、前髪部分の髪が長くて下に引っ張られるので、それほど癖が目立たない。

しかし、私の前髪は本来、根本に変な癖があって、そのままだと、ものすっごくダサいのだった。

それに、若く見えるようになったけれど、どうも自分が目指す方向性とは違う感じがしてきた。

なんだか、「幼い」感じに見える。私は〈大人のきれいな女性〉を目指したいのに、変に若作りしているみたいな感じ。

前髪が少しずつ伸びて崩れていくのとともに、その違和感が強烈になってきて、

  • 「あーーー!!!一時の気の迷いで取り返しのつかないことをしたッ!!!」

と、ひとりで枕を濡らして悶絶した。

マツコの一言「最近みんな前髪作っちゃって」

傷ついた(?)心を慰めようと、インターネットで「大人の前髪 失敗」とか「大人の前髪 ない方が良い」とか、思い付くままに検索をかけまくっていたところ、

  • 「ハタチ越えたら女はワンレンだと思うのよ」

というフレーズに遭遇。発言者はマツコ・デラックス。

以下引用。

テレビ番組のマツコ会議で前髪を伸ばしたロングヘアの女性2人にインタビューした時、マツコさんが「お姉さんたち2人ともワンレンね。素敵よ。私はハタチ越えたら女はワンレンだと思うのよ。最近みんな前髪作っちゃって。ねー。」と話しかけていました。
ゆるりまあるく

  • 「最近みんな前髪作っちゃって。ねー」

ねー。ねー。ねー。……

……それって、私のことだ。

私もワンレンだと思っていたのに、自分にしっくり来るわけでもない前髪に手を出してしまった。

さらなるダメージ。

前髪は似合う人がやれば良いのであって、私は目指す方向性でも、自分の髪に合うわけでもないのに、単に「深キョンみたいに若くなりたぁ〜い」程度のやっすい気持ちで、命より大事な(は大げさだけど)髪の毛を売ってしまった。

そう、私は魂を売ったのだ。安易な若作りに。

前髪がアゴ下までのびるまで1年近くかかった

打ちのめされた私は、

  • 「もう一生、前髪は作るまい」

と固く固く固く決意した。

よく考えると、10年くらい前にも、同じ過ちを犯していた気がするのに、またやってしまった。

それからせっせと、前髪を伸ばし続けた。

前髪がアゴ下まで来るのに、1年近くかかったと思う。

今は、前髪を作ったことは黒歴史として、そっと心の中にしまっている。

昔から、ずーっとワンレンロング一筋だったって顔して過ごしている。

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