最近、2冊続けて一気に読んだ著者の本がある。
私は過去に、家族のがん闘病を経験している。そのときに読んでいたら良かったなと思った。
スピリチュアル系の本なので、そういうのが苦手な人には向かないかもしれない。ただ、人間の本質を突いていると思える深いスピリチュアル。
「病気」をどう捉えるか?そのヒントをくれる2冊の本
私が一気に読んだ2冊とは、アニータ・ムアジャーニさんが書いた本。彼女は、末期癌から臨死体験を経て、癌が全快したという奇跡の体験を持つ。
先に出版されたのが「喜びから人生を生きる!」。続編が「もしここが天国だったら?」。
これらの本を読んだきっかけは、Kindle Unlimited の対象になっていたこと(Kindle Unlimited は、Amazonの読み放題サービス)。
レビューがやけに高評価だったので、最初は注意深くその内容をチェックした(最近は、作者サイトでレビューキャンペーンが行われていたり、SNSで熱心なレビュー依頼が行われていたりして、良すぎるレビューはオーガニックなものではないことが多いから、注意しているのだ)。
その結果、どうやら本当に評価が高いらしいと思い、読み出したのだった。
がん・病気・死に対して、どんな態度を取ったら良いか?のひとつの答え
本を読むと、アニータ・ムアジャーニは、すべての選択を読者自ら行わせるように、意図しているのが印象的だ。
「私はスピリチュアルの本質に気付いた」と主張する人の中には、自分のすごさアピール・目覚めている人とそうでない人の区別・自分は特別という意識などがチラつくことがある。
アニータ・ムアジャーニには一切、それが感じられない。
だからこそ、気持ち良く安心して読み進めることができる。
彼女の体験談を読むことは、〈自分や家族の病気や死に対して、どういう態度でいるべきなのか〉、ひとつの答えを私にくれた。
私にまったく新しい考え方が授けられたのではない。さまざまな経験を通して、今までに感じていたことが、アニータ・ムアジャーニの言葉で軽やかに言語化されるのを目撃して、
- 「やっぱりそうか」
- 「私が感じた通りだった」
- 「自分の感覚を信じて良かったんだ」
と、確信させてもらった感じだ。
そう思えたのは、すでに私が家族の闘病や見送りを経験し、その体験を咀嚼した後だったからかもしれない。
ただ、それらの体験の前に、この本に出会っていたとしたら、それもすばらしかっただろう、と思えた。
もしも自分が病気になったら、この2冊の本を、そばにいる人たちにプレゼントしたい
小林麻央さんが、ブログに、
ごめんね。
病気になっちゃった妻で。
病気になっちゃった娘で。
病気になっちゃった妹で。きっと、
病気になって、
皆が一番に思う言葉かもしれない。「ごめんなさい。。。」
18 家族からの着信|小林麻央オフィシャルブログ「KOKORO.」
と書いていた。
私は、もしも自分が病気になったら、そばにいる人たちの気持ちを少しでも軽くするために、アニータ・ムアジャーニの本を、プレゼントしたい。