大転子でっぱり問題。ひっこめ大転子。
[大転子 引っ込める][大転子矯正][大転子 治し方]…
さまざまなキーワードで検索しチャレンジしては、ため息をついてきた日々に終止符が打たれつつある。
それは【ガニ股】。
大転子ってどこ?
そもそものところから書くと、大転子とは、
- 太ももの付け根の外側の骨の出っ張り
私がン十年にわたり、人々の脚を観察し続けた結果、この大転子が出っ張っていなくて、サイドのラインがスコンとまっすぐな人は、脚が太い。

大転子が出っ張っていない人
大転子が出っ張っていないのに脚が太い人は、脚だけが太いのではなく、全体的に付いた脂肪が脚にも付いているだけで、全体的な脂肪を落とせばスンナリ脚が痩せやすい。
大転子が出っ張っている人は、上半身はガリガリでも、脚が太く見える。
単純に、骨が横に張っているわけだから、正面から見たときの横幅が広くなる。
しかも、体は、
- とにかくバランスを取りたい
と傾向に働くので、大転子が横に張っていることによって起きたアンバランスを埋めるために、筋肉やら脂肪やらを脚にくっつける。
よって、脚の形が悪くなって“変なふうに”太くなる。
この“変なふうに”がポイントで、うまく他に表現できないけれど、同じ状況の人ならわかってもらえると思う。
なんか、自分の脚って、変なのだ。
「大転子の矯正」を行いたくて整体院を探す
私が過去に無理なダイエットにハマった一因は、大転子の出っ張りにあると言っても過言ではない。
とにかく脚が細くなりたいのに、痩せても痩せても下半身の形が変わらないことを気に病みすぎて、極端に走ってしまった一面があったのだ。
- 「私の脚が変なのって、大転子のせいじゃない?」
とハッキリ認識したのは、それからだいぶ後のこと。
ここ一年はヨガに本気で取り組んだことで、いろいろな体型の問題は解決されつつあるが、【大転子問題】は棚上げされたままだった。
そこで、大転子の矯正を行うべく、整体院を探してみた。
その過程で見つけたのが、下記の記述。
大転子とは股関節を形成している
大腿骨上端の外側部分です。大転子が外側にせり出してくると
骨盤周りのサイズが大きくなってきます。では、なぜ大転子が出っ張ってくるのか。
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原因は ≪内股≫ になっているから
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大転子の出っ張りの原因である内股は
・何気なく内股姿勢になっている
・大転子を引き込むお尻の筋肉が弱い事によって起こる事が多く見受けられます。
カイラックス恵比寿院/渋谷区恵比寿|エキテン
ほう!
- 大転子が出っ張ってくる原因は「内股」
とのこと。コレ、私の脚やせ人生に置いて、とても納得できるキーワードなのだ。
生まれつきガニ股なのに小学校高学年あたりで強制的に修正
結論からいえば、私の骨格は生まれつき“ガニ股”気味なのに、それを無理やりに内股側へ矯正した結果、私の脚は変なふうになったと思う。
今でもよく覚えているエピソードが、小学校5年生くらい?のときに体育の授業で走っていたら、男の子に、
- 「お前、ガニ股だな〜!」
とからかわれたこと。
実際には多少ガニ股なくらいで気にするほどでもなく、単に男子特有のイジワルを言われただけだ。
それが多感な時期にはショックで、その日から私は極端に内股で歩くようになった。
足の裏に無数のウオノメができてしまい、心蔵が飛び出るほどの痛みと闘ったことが忘れられない。
いま思えば、あのときから私の脚は、曲がっていったと思う。
中高生になってファッション誌や美容雑誌を読むようになると、正しいウォーキングの方法という記事を見かけるようになる。
ガニ股にならないようにとがんばるうちに、ますますこじれていった。
試しにあえてガニ股気味に戻してみた
そんな年月を積み重ねるうちに、私の足は意識せずともガニ股ではない状態に矯正された。
しかし、これがすべての元凶なのでは……。
生まれつきガニ股気味についている足を矯正したから、太ももの骨(大腿骨)が内旋して、大転子が飛び出しているのでは……。
そんな疑惑に駆られた私は、30代の今になってあえてガニ股気味に戻してみた。
すると、イイ。イイではないか。
ガニ股といっても、そこまで極端なわけではない。
自分の意識では結構ガニ股にしているつもりでも、鏡で歩いているところをチェックすると、わずかに外を向いている程度。
この歩き方だと、使う筋肉がまったく違う。
何より、ガニ股で立つだけで、とりあえずその場で大転子はすぐに引っ込む(内股→ガニ股と自分で鏡の前で試してみるとわかりやすい)。
努力では難しかった“お尻&内もも”を使った歩き方がガニ股なら簡単にできる
お尻と内ももの筋肉を使った歩き方ができないことが脚やせを阻んでいることは、自分でも以前からわかっていて、矯正しようと努力してきた。
でも、努力ではどうしてもうまくいかない。
それが「ガニ股」を許容すれば簡単にできるのだ。
つまり、私の脚の場合、ガニ股を矯正しようとするから大転子が出っ張るし、大転子が出っ張るからお尻と内ももの筋肉が使えないし、脚は曲がるし太くなる……、と、すべての起点は【ガニ股矯正】にあったのだ。
内股矯正した歩き方だと、ひざをしっかり伸ばして歩くのが難しく、猫背になりがちだった。
それがガニ股に戻すだけで、お尻・腰からスッと脚が前に出て、ひざ裏が伸びていて、美しい歩き方ができるようになった。
立つときもガニ股意識&骨に乗るようにする
歩いているときだけでなく、立っているときも常にガニ股を意識。
日常生活の中で“ただ立っているだけ”の時間って、結構長い。
食器を洗うとき、シャワーを浴びるとき、ドライヤー中、歯みがき、電車……と、このひとつひとつの時間はあなどれない。
意識しないと内側に入りがちな“つま先”をしっかり外に向ける。
同時に、【骨に乗る】ことを意識。
これはあるヨガの先生(手脚が激細)が繰り返し言っていたことで、筋肉に体重をかけるのではなく、常に骨に乗るようにするのだと。
骨で支えれば余分な筋肉が脚に付くことはなく、ヨガのポーズもラクに取れる。
この教えにならって、常に【骨に乗る】を意識して体のバランスを取るようにしている。
脚の筋肉が急に落ち始めた
この新しい歩き方&を始めてから、脚の筋肉が急に落ち始めた。
- 筋肉を落とすためには使わないこと
が鉄則だが、新しい歩き方&立ち方によって、今までムダに使っていた筋肉の使用をストップできたようなのだ。
この調子で、細い太ももになってほしい…!!!
「足」がガニ股でも「脚」を閉じればキレイに見える
最近、Yahoo!ニュースのコメント欄を見ていたら、ある女性芸能人のプライベート写真に、
- 「ガニ股やめればいいのに。おばさんっぽい」
というコメントが付いているのを見た。
- 「ガニ股っておばさんぽいのか〜」
と思ったが、たぶんおばさんっぽく見えるのは「足」ではなく「脚」が開いている場合だろうと思った。
「足」がガニ股になっていても、「両脚」の幅を狭めて1本のライン上を歩けば、歩き姿はキレイに見える。
それに、海外からの観光客が多い街で人々の脚を見ていたら、スタイルが良い海外の女性には足がガニ股の人が結構多いことに気付いた。
日本人は内股の人がたくさんいるけれど、内股の海外の女性はめったに見掛けない。
日本人には内股・O脚が多い
日本人に内股&O脚が多いことは指摘されている。
これは、10代の成長期における「立ち方」「ポーズ」の影響が大きいとする論が『小林 麻利子の美人の作り方 vol.10 脚がO脚!』に掲載されていた。
みなさま、O脚は日本人に多くみられるということをご存知ですか?
海外では、O脚の方はあまり見かけません。日本は正座文化だから? それとも先祖からの遺伝? なぜ、日本人にO脚が多いのでしょうか。O脚は、まだ骨格が出来上がっていない10代の成長期に作られると考えた小林は、女子中高生に混じって今流行りのティーンズ誌を読んでみました。
そこで気がついたのが、誌面モデルさんに内股の方がとても多いことを発見! つま先をわざと内側にして立っていたり、両足の小指側に力をいれて、O脚を強調するポーズをとっていたり。
雑誌だけでなく、テレビに出ているアイドルや芸能人も同じような立ち方をされているのを、よく拝見します。O脚になる女性は、膝小僧が内側を向いている内股傾向の方が多いのですが、こういった立ち方やポーズを繰り返し行うと、膝小僧が内側を向き、太ももの内側に力が入らず、O脚を促進してしまうのです。
憧れのモデルさんやアイドル、芸能人のように、可愛く綺麗になりたいと願うものですから、こうした立ち方やポーズを真似た結果、O脚の方が増えてしまうのかもしれませんね。
小林 麻利子の美人の作り方 vol.10 脚がO脚! | Page 2 | ananweb – マガジンハウス
うむ、まさに……。
私が10代の頃に自分の脚にやってしまったことだ。
大転子は出っ張っているが、もちろん(?)O脚でもある。
今からでも遅くはない、内股はやめることにする。