『ポップコーン』って、映画館で食べるスナック菓子の印象があるけれど、実は、すごくヘルシーなんじゃないかと思った。
私は糖質制限を基本としているので、糖質のことを考えるとたくさん食べるのはNGだけれど、糖質制限していない人のダイエットおやつには最適なんじゃないかと。
ただ、市販のポップコーンは植物油、化学調味料、バター、キャラメルなどで味付けされている。
これを自宅で作ると、5分でカンタンにできて、ノンオイル・味付けなしでも十分においしい。もちろん、自分好みの味付けも自在。
究極にヘルシーなポップコーンの作り方
究極にヘルシーなポップコーンの作り方は、【ポップコーン用のトウモロコシを電子レンジでチンする】だけ。
電子レンジOKの耐熱容器に食べたい分のトウモロコシを入れる

写真は30g。
耐熱容器にふたをする

ポップコーンがポンポン弾け飛ぶので、ふたをしないと大変なことになる。
600Wの電子レンジで5分加熱して完成

うちの電子レンジの場合、600Wで5分加熱すると、このとおりできあがり。
プラスチックの容器は溶けることがあるので注意
ネットで検索してみると、ジップロックのコンテナ容器や、ルクエのシリコンスチーマーを使っている人がいるようだ。
私も最初は、電子レンジ用のプラスチックの容器でやってみたのだけれど、一部が溶けてしまった。容器+ザル+ふたの二重構造のせいかもしれない。

プラスチックの容器が溶けたので、今はiwakiのふた付きの耐熱ボウルを使っている。
本来の鍋・フライパンで作るポップコーンの作り方
念のため、本来の鍋やフライパンを使った作り方も掲載しておく。
購入したポップコーンのパッケージに書いてあった作り方がこちら。

1持ち手の付いた底の深い鍋にコーンがかさならないようにならべます。
2コーン全体にひたる位、植物油を入れて、お好みの量の食塩をふりかけます。
3フタをした鍋を弱火→中火にかけます。コーンがはじけだしたら、こげつかないように鍋を左右にゆすってください。
4まもなくポンポンと一斉に音がします。音がしなくなりましたらすぐ火からおろしてください。
ポップコーンを買ってみたのはジャイアントコーンにハマったから
今回、ポップコーンを生まれて初めて買った。そのきっかけは、その前段階でジャイアントコーンにハマったからだ。
ジャイアントコーンは食べられた
糖質制限を基本としているので、時々ナッツを食べる機会がある。ミックスナッツに入っていたジャイアントコーンを食べていて「コレいいじゃん」となった。
トウモロコシは穀物の一種でそれなりに糖質があるので、糖質制限的には好ましくない。
でも、穀物のなかで小麦やお米は体がダルくなってしまうのに、トウモロコシはそれがない。私にとって「ジャイアントコーン=私でも食べられる穀物」という認識に。
ダルさ以外にお腹の調子も。小麦やお米を食べるとすぐ便秘してしまうが、ジャイアントコーンは、逆に便秘解消に強力に作用してくれる。
そのうえ、「ガリガリガリガリ」という強い噛み応えは、ストレス解消にも、噛むことによる小顔トレーニングにも、満腹感の醸成にも良いように感じられた。
良質なジャイアントコーンが手に入らない
ただ、ジャイアントコーンって、「お酒のおつまみ」ポジションで売られているものばかり。
食塩や化学調味料で濃いめの味付けがされている。
さらに、ジャイアントコーンは揚げ物だ。フライされている。
原材料の表示には「植物油」と表記されているので、何の油が使われているがわからないが、「海外で加工された食品に使われている植物油」は、最も避けたい種類の油。
国産のジャイアントコーンはないのかな?とか、オーガニック(有機栽培)のジャイアントコーンは?生で輸入して国内で加工したジャイアントコーンは?と、いろいろ調べてみたが、なかった。
Wikipediaを見ると、ジャイアントコーンは、
ペルー中南部ウルバンバ地方の標高約3000mのごく限られた地域でのみ栽培される。
…と書いてあり、国産品のジャイアントコーンは存在しないようだ。
ジャイアントコーンは、現地で収穫後にフライされ、フライされたものが国内に輸入されるらしいことがわかった。
ジャイアントコーンの代替品としてポップコーン
ジャイアントコーンは、私にとってさまざまな面で魅力的だったけれど、ずっと食べ続ける食品としては適さないという結論になった。
代替として思い浮かんだのが、ポップコーンだ。
ポップコーン用のトウモロコシは国内でも生産されており、ざっと楽天を検索するだけでも、北海道産のものが見つかった。
そこでとりあえず、ネットスーパーでほかの買い物をするついでに、売られていたポップコーンを入手。
購入したものはアメリカ産だった。気に入れば、次からは国産やオーガニックにグレードアップしたいという考えで。
ポップコーンは少量でも体積が大きくて噛まないと食べられないので満足度が高い
ポップコーンが良いのは、もとは少量でも、体積が大きく膨らみ、さらに1個ずつ噛まないと食べられないので、満足度が高いことだ。
同じ穀物の小麦やお米も、イースト菌や水分などで体積を大きく膨らませることはできるけれど、柔らかい。さほど噛まずとも飲み込める。
それが、ポップコーンは、噛まないと飲み込めない。咀嚼による満腹感が得られる。食べるのに時間が掛かるので、長時間食べ続けたとしても、食べられる量はたかが知れている。
さらに、レンジで5分とはいえ、調理しないと食べられないのが、また良い。
例えば、調理不要のナッツは、何の準備もせずエンドレスで食べ続けることができるが、ポップコーンは、そうはいかない。
食べようと思ったら、最低5分の待ち時間が発生し、このインターバルが過食予防において大変大きな役割を担う。
あえて油分・塩分・フレーバーで味付けして満足度アップを狙うのもあり
電子レンジで作るポップコーンは、オイルや塩を使わないで作っても、食感が損なわれるわけではない。普通のポップコーンと、何ら違いがわからない。
ただ、あえて、油分や塩分を足して満足度アップを担うのもあり。
オリーブオイル、ゴマ油、ココナッツオイルで試してみたけれど、それぞれのオイルの風味が足されておいしかった。マヨネーズなんかもおいしい。
塩分も、自然塩、クレイジーソルト、顆粒だしなど、何でもいける。黒コショウ、粉わさび、七味、シナモン、ココアなどを組み合わせると味付けは無限。
油分や塩分を足したいときは、加熱する前のコーンに好きなだけ足して、ふたをして、電子レンジで加熱すればOK。
味付けするとふたが汚れるので一工夫を
ちなみに、味付けして電子レンジで加熱すると、ふたが汚れる。この汚れが、染みついたようになって、普通に洗っても取れない。
そこで、ふたと容器の間に、クッキングシート、キッチンペーパー、ワックスシートなどを挟んでおくと、片づけがラク。

ポップコーンの糖質
最後に、糖質制限者としては気になるポップコーンの糖質について。
【 ポップコーン100gあたり 糖質 50.3g 】
※参考:食品成分データベース|穀類/とうもろこし/ポップコーン
これだけ見ると、「50gもあるの?!」「穀物だもんね…」となりがちだけれど、実はそうでもない。
「おやつは糖質10g以下に抑えたい」と思ったら、食べてOKなポップコーンの量は【 20g 】になる。
20gのコーンをポップコーンにすると、けっこう量がある。実際に作ってみた。

写真で使っているボウルは1.3Lの大きさ(直径18cm)なので、かなり大きい。