お風呂で体を洗う用のナイロンタオル。あれは肌に良くないからやめるべし。
10年、ナイロンタオルを使わなかったら肌が…
実家で暮らしていた子どもの頃は、ナイロンタオルで洗うのが習慣だった。
何の疑問を持たずに、ナイロンタオルで泡立てて、ガシガシ体中を洗っていた。
しかし、一人暮らしを始めて少し経った頃、美容雑誌で
- 「体は、手で洗った方が良い」
という情報を見つけた。
元来、ミニマリストの気がある私は、
- 「ナイロンタオルを浴室に置かなくて良くなるなんて、いいじゃない」
と思い、早速「手で洗う」スタイルを採用。
おそらく、それがきっかけだったと思う。肌に触れる人から、必ず驚かれるようになったのは。
自分では気付いていなかったけれど、相当、私の肌の触り心地は、良くなっていたらしい。
ツルツル、柔らかい、赤ちゃんみたい。という肌になっていた。全身が。
かかとがまったくガサガサしない
これは、ナイロンタオルを使っていないせいなのか分からないけれど、かかとの角質が、まったく厚くならない。
ガサガサしてストッキングが引っかかったりしたことがない。
かかとの角質けずり(ピーラーみたいなの)などが売っている。けれど、一度手を出すと、一生やり続けることになる気がして買ったことがない。
何らかの目的があって厚くなっているかかとを、その根本原因を解決しないままに削ったって、また厚くなるに決まっている。
そのとき、最初よりも確実に厚さは増していくだろう。だから、放置プレーが一番良いと思っている。
同じ理由で、足の角質をボロボロはがすパック的なものも、買ったことがない。
自分に合うボディソープはよく選んだ方が良いかも
ただ、ナイロンタオルを使わず、余計なケアをせず、手で洗えばそれだけで万事OKか?というとそうでもない。
“自分に合うボディソープ”は、妥協せずに吟味した方が良い。
ボディソープが合わないと、背中ニキビや乾燥の原因になる。私はベビー用のボディソープを長年愛用している。
それにしてから体のニキビができたことがないので、合っているのだろう。
「よくすすぐ」のも大切
そして、洗う以上に時間をかけているのが、すすぎ。
洗うときは、手に泡を取ったら、パパパパパーッと全身なでるようにあっという間に洗い終わる。
そして、倍以上の時間をかけて、シャワーを浴びて、すすいでいる。
どんなに自分に合う、肌にやさしい洗浄料でも、肌に残すと肌にダメージを与える。
だから、すすぎは気合いを入れてやった方がいい。
何事もやりすぎは良くない
タモリ式の入浴法(洗わずに湯船に浸かるだけ)が注目を浴びたこともあるけれど、何事もやりすぎは良くない。
とかく最近は、ぼうっとしていると、あっという間に洗いすぎになってしまう。
汚れていないのに洗う必要はないし、必要な角質を削る必要はないし、できるだけ、肌の「自力」を助けるようにしてあげれば、肌はどんどんきれいになる。
ナイロンタオルでガシガシ、肌を削るように洗って、「乾燥する!」といってボディミルクを塗りたくる。それって、なんだかとってももったいない。
ナイロンタオルとボディミルクをやめると、今度は肌が自分でうるおって、自分でつるつるになっていく。
「やめる美容」は奥が深くて、効果が高くて、本当に大好きだなと思う。