先日、「まつげエクステをやめた」ことを書いたけれど、引き続き、サロンでのジェルネイルもやめた。
今は、セルフでジェルネイルをしていた時代の知恵も生かしながら、工夫してマニキュア生活を送っており、これがすこぶる快適でうれしいし、とても楽しい。
サロンでのジェルネイルをやめた3つの理由
カルジェルが一世を風靡した2006年頃から、ずっとジェルネイルをしてきた。
その間、途中の数年間は、ジェルネイルの道具を自宅にそろえて、セルフで行っていた時期もある。
その後、再びネイルサロンへ通うようになり、定期的にネイリストさんに施術してもらう日々を過ごしてきた。
が、「ジェルネイルを、やめよう。」と思い立ち、やめてみたのだ。
その理由をまとめてみると、次の3つになる。
長い爪が、現在の自分にしっくり来なくなってきた
長い爪に盛るネイルが好きだった時期もある。けれど、最近は、長い爪が好きではなくなってきた。
長い爪は、妙に不潔に感じてしまうというか、魅力を感じなくなってしまったのだ。
ちょうど、小泉里子が雑誌で、「爪は人に不快感を与えないため、自分で短く整えている」と話しているのを見掛けて、しっくりきた。
以下、小泉里子の言葉から引用。
いくら外見がきれいでもスタイルがよくても、中身がともなってない人には色気を感じない。目に見える部分だけ気にして、実は部屋が汚いとか(笑)。
少しつきあってそういう部分が見えてきたりすると残念だなって思う。
女らしさは中身重視、というポリシーなので、撮影以外の身なりは基本ズボラ(笑)な私が、唯一気を付けているのが爪の長さ。
人に不快感を与えないように、自分で短く整えるようにしています。
自分のためじゃなく、礼儀としての清潔感を意識することで、女性らしさを深められたらと思う。
Domani 2017年 10 月号
最近の私も、
- 「短く整えられ、よく働くことができる清潔感のある手の方が、女らしくて色気がある」
という価値観に変わってきているのだ。
さらに、爪を長くしていると、キーボードをタイピングしているときや料理をしているときなど、ふとした瞬間に、“うっすら機嫌が悪くなっている自分”に気付く。
本来の手の機能性が、長い爪によって奪われている。無意識のうちに、体はストレスを感じているのだろう。
しかし、サロンでジェルネイルをしている限り、常に短めキープで生活することは不可能だ。
1ヶ月に1回の頻度でサロンに通う場合、その1ヶ月間は、自分で爪を短くすることができない。爪を伸ばし続けることになる。
サロンに行って爪を短くしてもらえば、その直後は、心もサッパリして、手の動きもよくなる。
しかし、時間の経過とともに爪が長くなり、次にサロンへ行く日まで、日に日に煩わしくなっていく、ということの繰り返し。
そんな自分の感覚を捉えながら、
- 「本当は、こまめに1週間に1回、爪を短く整えるような生活をしたいなあ」
と思うようになった。
やっぱり、ワンカラーのデザインが好き
ジェルネイルの仕上がりのキレイさを長期間キープしようと思うと、どうしても、根元が透明のデザインになる(爪が伸びた部分が目立たないように)。
ただ、私は本来、ワンカラーのデザインが好きなのだ。
今は、
- 「短めネイル+ワンカラーがかわいい」
という価値観に、自分が変わってきている。しかし、そういうデザインは、ジェルネイルとは相性が悪いのだ。
まつげエクステをやめたときの解放感を再び味わいたい
先日、まつげエクステをやめた。
これが、ものすごーく、気持ち良かった。
ジェルネイルも、まつげエクステも、一度始めると、鎖でつながれたようにずっと継続を強いられる。
自分自身のペースではなく、強制されている感じ。
- そろそろサロンにいかなくちゃ
- 予約しなくちゃ
- 時間つくらなきゃ
- 出掛けなくちゃ
- お金払わなくちゃ
という、「●●しなくてはいけない」というストレスが、地味にかかる。
もちろん、その当事者でいるときには、それは無意識下で起きていて、意識していない。
でも、まつげエクステをやめてみたときに、
- 「あ〜、私にとっては、この鎖、こんなにストレスだったんだ……」
と、気付いてしまったのだ。
そこから解放された気持ちよさがあったので、ジェルネイルもやめたいと思うようになった。
そして、やめてみた結果、やっぱり本当にやめてよかった、と思えた。私の場合。
裏技的なセルフマニキュアの方法
ここからは、今、私が快適にセルフマニキュア生活を送っている方法を、具体的に書いていこうと思う。
結論から書いてしまうと、一部にジェルを取り入れた方法が、いろいろな面で本当にすばらしくて気に入っている。
段取りとしては、下記の通り。
- <裏技セルフネイルのやり方>
-
- <ファイリング>自爪の長さ・形を整える(所要時間5分)。
- <ベース>自爪に透明ジェルを乗せて硬化させる(所要時間5分)。
- <カラー>マニキュアを1度塗りで塗る(所要時間5分)。
所要時間の合計は、15分。かんたん!
ちなみに、①②のステップは1ヶ月に1度でOK。③のステップだけ、マニキュアを塗り替えたいときに、都度行う。
それぞれのステップで時短を図るために選んだアイテムを使っているので、それを次に紹介する。
自爪の長さ形を整えるにはマニクイックがおすすめ
まず、ファイリングに使っているアイテムは、マニクイック。マニクイックは、単三乾電池2本で動く、電動の爪やすり。
過去のセルフジェルネイル時代、複数の電動やすりを購入して試した結果、一番使いやすかったのがマニクイックだった。
何がいいって、複数あるアタッチメントのなかの、
↑これが、爪の長さ&形を自在に作れる、優れもの。
手だけでなく、足の爪にも、すごく使いやすい。ジェルネイルごと削れるほどなので、パワーも十分。
もちろん、他のアタッチメントもそれぞれに使いやすい。
また、ほとんどの電動やすりがコンセントから電源を取るタイプの中、マニクイックは電池で動くコードレスタイプなのもいい。
私は粉が部屋の中に飛び散るのが嫌なので、いつもお風呂で使っている。
透明ジェルをベース代わりに使って、爪強化&自爪ケア省略
前述のマニクイックを使うと、爪の表面を磨く処理まで、電動で簡単にできる。
ただ、私は長年ジェルネイルの厚い爪に慣れており、自爪を磨いて薄くするのは嫌(というか怖い)。できればジェルネイルを塗っているときの強度は欲しい。
なので、マニクイックでは長さ形を整えるだけで、爪の表面は磨かない。その代わり、マニキュアのベースの代わりに透明ジェルを使う。
(私がこの記事の見出しを、「ジェルネイルをやめた」ではなく、「サロンでのジェルネイルをやめた」と書いているのは、実はセルフで透明ジェルを一瞬登場させているから)
マニキュアがきれいに仕上がるかどうかは、自爪の表面をいかにつるつるに整えられるかどうか?にかかっているといっても過言ではない。
その点、ジェルはひと塗りで、
- ツルツルツルツル!
になるので、表面を整えるという意味で完璧。
UVライトで硬化させるので、マニキュアのベースと違って、乾かす手間がかからないのも、本当にいい。
(マニキュアは重ねれば重ねるほど、乾きが遅くなり、ヨレたり傷が付いたりするリスクが高くなる)
しかも、爪には、ジェルの強度も得られるので、安心して生活できる。
さらに、ベースをジェルで作っていると、表面のマニキュアだけを、アセトンフリーの除光液で落とすことができる。
つまり、とっかえひっかえ、頻繁に色を変えることも可能(自爪はジェルでコーティングされているので、自爪が除光液のダメージを受けることもない)。
ジェルネイルでベースを作るメリットをまとめると、下記の通り。
- 表面がツルツルになるのでマニキュアの仕上がりが良くなる
- UVコートで硬化させるので乾かす手間がない
- 自爪にジェルの強度をプラスできる
- 表面のマニキュアだけを頻繁に変えられる
すばらしい!
余談になるけれど、ジェルをやめて心底良かったと思うこととのひとつは、一番最後の「表面のマニキュアだけを頻繁に変えられる」ということ。
真っ赤なネイルがOKなシーンもあれば、できるだけ目立たないヌードベージュのネイルが適しているシーンもある。
セルフマニキュアなら、そういうシーンごとに適したネイルに、すぐに簡単に変更できる。これが本当に助かる。
使っている透明ジェルは、マニキュアと同様に使えるタイプ
ちなみに、透明ジェルを使うことで手間が増えては本末転倒なので、私はマニキュアと同じように使える刷毛付きのジェルを使っている。
ちなみに、これは、本来はジェルネイルの一番最後に使うトップジェル。ふき取り不要で使いやすい。
なお、トップジェルを自爪に塗ると、すぐはがれてしまう爪のタイプの人も、中にはいる。その場合は、トップジェルの前にベースジェルを塗っておくとはがれなくなる。
透明ジェルはUVライトで硬化する。1,000円台で入手できる。
なお、透明ジェルを塗ったあと、日にちが経って根元が伸びてきたら、またその上から透明ジェルを塗り重ねていけばOK。
厚みが出過ぎたり、段差が気になったりした場合は、表面を爪ヤスリやマニクイックで軽く削ってから、透明ジェルを重ねると、きれいに仕上がる。
マニキュアを塗らない日は、透明ジェルだけで過ごす。ナチュラルだけれどツヤがあり、お手入れしている清潔感があっていい。
一度塗りで発色良くムラなく塗れて5分で乾き、トップコート不要のマニキュア
ここまでで「ベース」が完成。
いよいよ、カラーのマニキュアをを塗っていくけれど、できるだけラクをしたい私は、
- 一度塗り
- トップコート不要
で仕上げたいのだ。
で、ムラなく塗れて、5分程度でサッと乾いて欲しい。いくつかのマニキュアを試しているなかで、とーっても良かったのが、OPIの下記の色。
(OPI/NLG14 Danke-Shiny Red)
- 「朱色に近い元気な赤ではなく、かといって、ボルドーまでいかない、ちゃんとした赤」
が大好物の私にとって、色がドンピシャ過ぎて購入したのだけれど、この色は、本当に塗りやすい。
素早く塗っても、まったくムラにならない(透明ジェルで、表面つるつるのベースをきちんと作っているという前提ではあるが)。
1度塗りでも、自爪の白とピンクの境目がまったく見えない不透明感で、きれいに発色する。
かつ、すぐに乾く。5分待って触ってみたら、もうまったくOKだった(数分で乾いているのかもしれない)。
しかも、トップコートなしで、ツヤがちゃんとある。
長年、ツヤッツヤのジェルネイル生活をしているので、「マニキュアにしたら、ツヤに満足できないかも……」とも思っていたが、まったく問題なし。
もう色味といい、大好きすぎて、今後10年こればかりでもいいや、と思うくらい。
追記:ジェルネイルの最後のオフはどうした?
ところで、ジェルネイルを終わりにするときには、最後にオフする必要がある。
オフだけでは、どこのサロンも3,000円〜だったりするので、そのお金がもったいないと思っていた。
なので、そのお金を節約して、その分、新しいマニクイックの購入資金に充てた。そして、買ったマニクイックで表面を軽く削り、その上から透明ジェル→マニキュアと塗る方法にした。
(つまり、サロンで付けたジェルを完全にはオフしていないということ)
マニクイックで表面を削ったのは、伸びた自爪とジェルネイルの境目にある段差をならして、目立たなくするため。
マニクイックのアタッチメントの、
↑このタイプを縦に持って、境目の段差をまたぐように当てると、段差がなくなる。
その上から、透明ジェルを塗ると、表面がツルツルになって、ベースが完成。ベースの上から好きなマニキュアを塗って、きれいなネイルが復活。
ただ、注意点として、爪が浮きやすい人は、時間の経過とともにジェルが浮いて、間にカビが生えたりするケースもある。
そうなりそうなタイプの爪なら、潔く全部オフしてしまった方が良い。全部オフするときは、
↑このアタッチメントの根元あたりを使うと、あっという間にジェルネイルが削れていく。その上でアセトンを使うと、素早くオフできる。詳しくは下記の関連記事へ。