過酷なダイエットにチャレンジしてきたけれど、脂肪吸引はやらなかった。その理由。
脂肪吸引、申込み手前まで行ったけれどキャンセル
今思えば、あのとき、脂肪吸引していたら。
- 「普通のダイエットでは手が届かないレベルの、激細の脚が手に入っていたのかな?」
と、思わなくもない。
私は、ある時期、脚やせを求めて繰り返すダイエットに疲れてしまい、「もう嫌だ!!」と強く思った。
細い脚に生まれていたら、こんな思いすることはなかったのに。
小さな頃にバレエでもやらせてもらえていたら。
思春期の脂肪細胞が増殖するときに体重を増やさないでいられたら。
悔しくて悲しくて、いろんな気持ちがごちゃ混ぜになって、「もう、やめよう」と思った。
この戦いを、下りる。脂肪吸引をして。
そして、ネット上で調べに調べまくって、大宮にある腕が良いというクリニックを見つけて、問い合わせをした。
したのだが。
いざ、問い合わせまでして、脂肪吸引がリアルになってくると、思ってもいなかったような不安が押し寄せてきて。
それから3日3晩、徹底的に脂肪吸引について調べまくった。
結果。私は脂肪吸引をやめた。
その理由は3つある。次の項目から書いていく。
脂肪吸引をやめた理由①ピルを飲んでいたから
私はヤスミンというピルを飲んでいる。だから、日頃から「血栓症」のリスクを気にしている。
それが、脂肪吸引をすると、血栓ができるリスクがあるらしい。つまり、血のかたまりができて、詰まってしまう。
脳に詰まれば、脳卒中。肺に詰まれば呼吸困難。心臓に詰まれば、心筋梗塞。
- 「私、脂肪吸引の手術で死にたくないな〜っ……」
そう、しみじみ思った。
死にたくないのはもちろん、万が一の事故があったときに、脂肪吸引しようとしていたことが、人に知れるのもまずい。避けたい。これが、一つ目の理由。
脂肪吸引をやめた理由②医者が身内に絶対させない手術ナンバーワンという記事を読んだから
ネット上でリサーチしまくっているときに、
- 「医者が身内に絶対させない手術ナンバーワンが脂肪吸引だ」
という記事にヒットした。
その記事によれば、脂肪吸引は体の組織を傷つけまくるので、とてもじゃないけれど身内にはさせない、リスクが高すぎる、とのこと。
やはり、美容外科の広告を見ていると良いことしか書いていないけれど、常識で考えればそりゃそうだよな、と妙に納得。普通に考えて、危なすぎ。
(今、検索してみたのだけれど、見つからない。タイトルなどうろ覚えなのだが、同じような主旨の記事)
脂肪吸引をやめた理由③ダウンタイムが想像以上に壮絶だったから
ネット上には、手術直後から経過を事細かくレポートしてくれているブログが複数、存在する。
それらを隅から隅まで読みまくった。
分かったことは、
- ダウンタイム、なめんな!
ということ。
手術後の帰宅の大変さ、トイレが死ぬほどつらいこと、圧迫やマッサージの手間。
そして、自分一人じゃ動けなくなるほど、非常に痛くてつらくてどうしようもない、ダウンタイムの壮絶さがひしひしと伝わってきた。
3ヶ月くらい、誰にも会わずに休みが取れたり、介護してくれる家族の理解があったり、恵まれている環境だったらまだいい。
しかし、普通に社会生活にすぐ復帰しなければならない身としては、こんなに壮絶なダウンタイムがある手術を受けるのは、あまりにも危険すぎると思った。
下手したら、仕事を失いかねない。
「細くしたけりゃ、食わなきゃいいじゃん」という結論に
以上の3つの理由を、よくよく逡巡したのち、私は脂肪吸引はしないことに決定した。
- 「そんなに細くなりたいなら、気合いで食わなきゃそのうち細くなるっしょ」
脂肪吸引を諦めた私は、そう思った。
伊豆の断食道場にでも行こうかと、調べたりもした。
(その後、60〜80万円ほどを脂肪吸引にかけようと思っていたので、なんだか気が緩んでしまい、脚やせサロンやら痩身エステやらマッサージ器具やらに、散財してしまったのは秘密)
ちなみに、私の場合は、脂肪吸引をしなくて良かったと思う。脂肪吸引しなくても、脚を細くできたので。
リスクも何も分かっていない、10代の頃なんかに勢いで脂肪吸引していたら、細い脚で長い時間を過ごせたのかな?なんて思ったりもするけれど、やっぱり脂肪吸引は恐ろしいからいいや。と思っている。