最近、身近に、
- 「運動を始めたら、急に体重が増えたんだけど…」
という話をちらほら聞いた。
ちょうど、「ホットヨガで体重が増えるのでは?」という話について、下記記事で触れていたところだった。
「なんだろ?」と考えていて、「あ、水分か」と思った。
運動を始めたばかりで筋肉が増えるわけはないのはそうだけれど…
女性が、
- 「運動を始めたら、筋肉が付いて、体重が増えてしまいました」
と言うと、
- 「いやいや、そんなに簡単に筋肉は付かないから!」
- 「筋肉が付きやすい男性でさえ、追い込んで筋トレしてプロテイン飲んで、やっと筋肉が付くのに」
- 「女性で、その程度の運動量で筋肉が付くなら、あっという間にボディビルダーになれちゃうよ!」
……みたいな、突っ込みが入る。
これは確かにその通りである。
- 筋肉は脂肪よりも重い(比重が大きい)
という知識があると、「運動して太った→筋肉増えた→どうしよう」と思う。
が、「筋肉が簡単には増強しない」のは事実。筋肉を大きくするためには、トレーニングの強度も、筋肉が養成される期間も、そのための栄養も必要になる。
じゃあ、目の前の体重計の数字が明らかに増えているとき、これをどうとらえれば良いのだろうか。
「運動量を増やしただけで、食事量は絶対に一定なのに、体重計の数字が増えた」という場合、混乱してしまう。
運動を始めたときに「水分」で1〜3kgくらい増減する人は多いようだ
ひとつの答えとしては、「水分」をため込んでいるという考え方がある。
とてもわかりやすく解説されている記事があった。
ポイントとして、筋トレなどで筋繊維を傷つけた後、それが修復するときに水分をため込む。いわゆる「張っている」状態。
なので、筋肉が付く前の、運動を始めたばかりの時期の体重増は、水分である可能性が高い。
最初の数ヶ月の体重増で運動をやめるのは損
もろもろの体の変化がある程度落ち着いてくるのには、半年くらい、見た方が良いのでは?と思う。
運動を開始して数ヶ月の体重増で、慌てて運動をやめたり、他の方法に走ったりするのは、時期尚早かもしれない。
- 「体にこれから筋肉が付いていくよ!体が変わり始めているよ!」
という、せっかくのサインかもしれないのに、そこでやめたら、もったいない。