グリコール酸10%クリームで自宅ケミカルピーリングしてみた体験談

ページ内に広告が掲載されています

グリコール酸10%のクリームを使って、自宅でケミカルピーリングしてみた。いろいろ大変だったので、体験記。

目次

【注意喚起】安易に真似すると大変なことになるので注意を

この記事では「グリコール酸で肌を溶かして、自宅で自力でピーリングした」という体験談を紹介しているけれど、これはかなりリスクのある行為だ。

グリコール酸はAHA(α-ヒドロキシ酸)の一種で、フルーツ酸とも呼ばれる成分。美容クリニックでのケミカルピーリングにも使われているが、医療機関では医師が肌の状態を観察しながら濃度や塗布時間を調整する。自宅で自己判断で使うとなると、そのセーフティネットが一切ない。

人によって・やり方によっては、

  • 「真っ赤にやけどのようにただれてしまった」
  • 「シミのように跡が残ってしまった」

などの体験談も読んだ。

日本国内では、グリコール酸の濃度3.6%以上の化粧品は「劇物」に指定されている。10%ともなれば、もはや市販の国内コスメではお目にかかれない濃度であり、取り扱いには相応の覚悟が必要。

ピーリングは失敗した場合のリスクが大きいので、安易なチャレンジは本当に危険。

——という前提の上で、私の無謀なピーリング体験談を書いてみる。

iHerbで購入したグリコール酸10%のクリーム

まず、私が購入したグリコール酸10%のクリームはこれ。

Reviva Labs, 10%グリコール酸クリーム、1.5オンス (42 g)
Reviva Labs, 10%グリコール酸クリーム、1.5オンス (42 g)

同じシリーズで、5%のクリームもあって、本来であれば5%を使い切ってから、段階的に10%に移行するように推奨されているようだ。

私はほかのピーリングを使っていたので10%から購入した。後述するが、10%はかなり強力だったので、もし試すなら5%から始めたほうが絶対的に良い(5%はこちら)。

初回はスキンケアの最後にグリコール酸10%クリームを薄く塗って就寝

最初はマイルドに始めたいと思ったので、10%のグリコール酸クリームは、スキンケアの一番最後のタイミングにした。先に使ったスキンケアアイテムに程よく阻まれて、効果がマイルドになることを期待して。

とはいえ、塗った瞬間、かなりピリピリ感がある。思っていたより強力だ!という印象。

グリコール酸はAHAのなかでも分子量がもっとも小さく、肌への浸透性が高い。角質層だけでなく、表皮の最下層にある基底層にまで作用が届くとされている。だからピリピリ感も強いと考えられる。

翌朝、顔を見ると、見た目には何も変化は起こっておらず、洗顔してみると、手触りが程よくツルツルになっている。良いかもしれない。

その後、厚めに塗って1時間置いて洗い流してみる

またその翌日に、今度は「洗顔直後の肌に、気持ち厚めに塗って、1時間後に洗い流してみる」という方法で試してみた。

タイミングは、出掛ける予定のない朝。塗ってみると、強いピリピリ感は感じるものの、20分くらいでそれが収束する。そのまま放置しても問題なさそうな雰囲気だったけれど、1時間後に洗い流してみる。

洗い流して確認すると、とくに厚めに塗っていた鼻周りが赤くなって、皮剥けしだしていた。薄めに塗っていた頬やおでこは無害なので、塗り方によって、肌への影響がまったく違うクリームであることを、ここで学ぶ。

この鼻が皮剥けしていく感じは、以前にも体験したことがある。それは、ディフェリンゲル。

あわせて読みたい
毛穴の薬ディフェリンゲル体験レポート。ボロッボロに皮むけ…肌への効果は? 「毛穴」は悩んでいる人が多い分、いろいろなケア方法が存在する。 でも、ちまたにあふれている対処法では、どうにも消えない毛穴が多いことも、また事実。 そこで、毛...

ディフェリンゲルは4日目くらいで皮剥けしだした。いっぽう、わずか1時間で皮剥け祭りなグリコール酸クリーム、恐るべし。というか、普通は手を出すべきじゃない気がする。劇薬。

私は実験が好きなのでやっているけれど、いろいろ危険が大きすぎるブツという印象。

は、は、鼻から血がにじんでいる〜

その日は、終日自宅にいたので、鏡を見るタイミングもなく、夜に。夜、お風呂に入るときに鏡で顔を見て、びっくり。ありゃりゃ。

鼻の頭付近から、ほんのちょこっとだけれど、出血している。なんというか、鼻をかんでかんでかみまくって、すり切れてしまったみたいな状態。

さらに、グリコール酸クリームを厚めに塗った小鼻のわきとか、口元が、真っ赤になっている。ところどころ、茶色の薄いかさぶた状になっている。洗顔してふやけた状態だと、その部分から薄皮がむける(日焼けのあとみたいに)。

ちなみに、口元に厚めに塗ったのは、小さなほくろがあるので、実験だった。レビューに、「ほくろが薄くなった」という人がいたので、試してみたのだ(結果、ほくろはまったく薄くなっていない。そりゃそうよね、という結果に)。

想定よりも激しく肌がピーリングされてしまったので、とにかく最短で回復を図ることにした。余計なモノはつけず、手元にあったアルガンオイルだけをたっぷり塗り込んで、保湿だけきちんとして、そのまま寝る。

ピーリング後の肌は角質層のバリア機能が一時的に低下しており、乾燥しやすくなっている。このタイミングで刺激の強いスキンケアを重ねるのは逆効果なので、オイルでの保護に徹した。

翌朝、かなり赤みは引いてきたが、皮むけしてヒリヒリする

さらに赤みがひどくなってきたら困るな、と思っていたものの、翌朝になると、ずいぶんと赤みは引いてきていた。時間の経過とともに、確実に快方に向かっているのがわかり、ホッとする。

ただ、洗顔したときに、口元の皮が結構むけてしまい、ヒリヒリしてきた(軽い傷跡みたいになっている)。

それで、傷跡に直接塗ってもOKで、保湿力が高いものとして、ほくろ除去後にクリニックで処方され、傷跡に塗っていた「ゲンタシン軟膏」を、ちょちょっと塗ってみた。ヒリヒリ感も落ち着き、かなり良い感じ。

※注:ゲンタシン軟膏は処方薬であり、本来はピーリング後のケア用途で使うものではない。手元にたまたまあったので応急的に使っただけなので、参考程度にとどめてほしい。

さらに翌日、ポロポロと皮がむけ始める

さらに翌日(厚めに塗った日を1日目とすると3日目)、茶色くなった部分の皮が、ポロポロとむけだした。この〈皮膚が茶色くなる感じ〉は、やけどした跡が茶色くなるのに似ている。

人に見られたら、「どうしたの?」と心配されるだろう(実際、「やけどしたような跡になって、家族に心配された」というレビューを見掛けた)。

この日は外出予定があったので、メイクした。ファンデーションを塗ると、見た目には異変がわからなかった部分も含めて、顔全体が粉ふき状態に。ファンデーションを塗る前は気付いていなかったけれど、実はおでこもほっぺたも全部、ピーリング効果でうっすら皮むけが始まっていたらしい。

その上からファンデーションを塗ったもので、ファンデがムラになりまくってしまった。なんとか、ファンデーションの上からオイルを塗ったりして、目立たないように細工をして出掛けた。

皮がむけると結構いい感じの肌が出現

それからもう一日経つと、全体的に皮むけが完了。ざらついていた肌触りもツルツルに変化して、結構いい感じの新しい肌が出現。

内心、「皮むけが長引いたら面倒だな……」と心配していたので、ホッとした。

反省点:厚く塗ったのは余計だった

おそらく、〈うす〜くうす〜く塗るのを1週間〉のような感じで穏やかに続けたら、もっときれいに害なくピーリングできたはず。なのに、安易に厚く塗ったのは余計だったな、と思う。

10%のグリコール酸クリームは、想像していたよりもずっとパワフルだった。ほんのちょっとずつ、そろりそろりと使ってちょうど良い代物だった。今後は、肌が完全に復活してから、スキンケアの後にほんのちょっと足すくらいで、10%クリームを使っていこうと思う。

ちなみに、冒頭で「5%クリームから始めることが推奨されている」という話を書いたけれど、5%クリームよりもさらにマイルドなトナー(化粧水)もある。こちらは、試したところ、ちょっとピリッとした刺激はあるものの、たっぷりめにつけても、10%クリームのような激しい症状は出なかった。

トナー5%クリーム10%クリーム」という具合に、時間をかけて段階を踏んで試すのがベストだろう。

クリームよりもマイルドなトナー(Reviva Labs, グリコール酸配合化粧水、118ml(4液量オンス))
クリームよりもマイルドなトナー
Reviva Labs, グリコール酸配合化粧水、118ml(4液量オンス)

iHerbで、英語のレビューコメントを追ってみると、なかには私と同じように、10%からチャレンジし、それで肌がピカピカになったと感動している猛者もいる(50代以上の人のコメントが多い)。

いっぽうで、「10%は強すぎるので、5%から開始するべき」とアドバイスしているコメントもある。5%でさえ、最初は刺激が強いだろうから、やっぱり最初はトナーから始めるのが無難だと思う。

注意したいポイント:グリコール酸でピーリングを行ったあとは角質層のバリア機能が低下し、紫外線ダメージを受けやすい状態になる。ピーリング後1か月程度は日焼け止めをしっかり塗り、紫外線対策を徹底するのが大前提。レチノールやサリチル酸など、ほかの刺激が強い成分との併用も避けたほうがよい。自宅ピーリングを試す場合は、これらのアフターケアまで含めて計画を立てる必要がある。いろいろ危険なので、通常はクリニックで施術してもらったほうがよいと思う。

目次