夏を涼しく過ごせることがウリであるはずのユニクロのエアリズム。
しかし、私はなぜか、エアリズムを着ると、多汗症化してしまう。
エアリズムのブラトップを着ると、なぜかひとりだけ汗だくになる
ブラトップが好きだ(ユニクロのブラトップでなくても、カップ付きキャミソール・タンクトップの類が好き)。
昔は、ユニクロに「綿100%」のブラトップがあった。
気に入っていたのだけれど、最近の主力はもっぱら「エアリズム」のようで。
綿100%タイプが買えなくなった。
仕方なく、今年はエアリズムのブラトップを購入した。タンクトップを洗い替え用に3枚購入。
しかし、なぜかエアリズムのブラトップを着ていると、大して暑くない日でも、汗だくになってしまう。
最初は、
- 「私の多汗症がひどくなったか…?!」
と思ったけれど、いや、そうではない。
エアリズムを着ているときに限って、尋常じゃないほど、汗だくになる。
ブラトップは暑いしゴムがかゆくなる人たち
「涼しいはずのエアリズムで汗だくになる現象」、これって私だけ?と思い検索してみると、すぐに同じ主張をしている人が多々見つかった。
汗をかくだけではなく「ゴムでかゆくなる」という意見も複数見つかった。
コレ、私もそう。
エアリズムのブラトップは、アンダー周りのゴムに当たる肌が妙にかゆくなる。
ブラジャーでかゆくなるのが嫌でブラトップを選んでいるのに、容赦なく、かゆくなる。
エアリズムの素材は男性用はポリエステル、女性用はキュプラ
エアリズムの素材は何なのだろう?と調べてみたら、男性用と女性用で異なるという意外な事実がわかった。
ひんやりを生む繊維
「『エアリズム』が、ひんやりと感じるのは、接触冷感機能に加えて、優れた速乾性により汗が乾くときの気化熱、通気性の高さ、さらりとした肌触りなど様々な機能が合わさっているからです」(ユニクロPRチーム)その鍵となっているのが、生地に使われる繊維です。男性向けエアリズムインナーにはマイクロポリエステル繊維が、女性向けにはコットン由来のキュプラが使われています。
男女で生地に違いがあった
「汗をかきやすい男性向けには、ドライ機能を重視してマイクロポリエステル繊維を使っていますが、これは8μm径=髪の毛の1/12の太さの繊維で、約100本束ねた糸で生地を編みます。糸と糸の間に微細なすき間ができ、汗をかくと毛細管現象により汗が生地の肌側から表側へと移動しながら拡散して蒸発します。エアリズムが化繊なのに汗をよく吸い、乾きも早い理由です」(ユニクロPRチーム)
女性向けエアリズムに使われているキュプラは、綿の繊維からつくられる再生繊維で、滑らかで手触りがよく、吸放湿に優れているのが特徴です。
「しっとりなめらかな風合いを生み、汗を吸収して拡散を促す効果があります。着心地がよく、ベタつきやムレが気になりません」(ユニクロPRチーム)
「エアリズム」は、なぜ涼しいの? – ウェザーニュース
女性向けのエアリズムに使われている「キュプラ」って何だろう、と思って調べてみると、
- コートやスーツの裏地に使われているツルツルで光沢のある柔らかい生地
のことだそう。
- えええええええええーーーーーっ、、
……と思った。

こんな感じの裏地生地
もちろん、単なる裏地とは違って、涼しい肌着として工夫して作られているのだとは思うが(そのために選び抜かれた素材なのだろう)、私に合わないのも何となく納得がいった。
私はあの裏地の生地が肌に触れるのは苦手だ。
Amazonで、ユニクロ以外のブラトップもどきを購入
エアリズムは合わないが、ブラトップは使いたい。Amazonでカップ付きのタンクトップを購入した。

これで全然いい、いやこっちの方がいい(カップ付きタンクトップ)
これが予想外のヒット。エアリズムのようにかゆくなったり汗をかいたりしない。
驚いたのは、カップ部分がユニクロよりこちらの方がしっかりしていること。
ユニクロのブラトップは、乾燥機にかけるともうヘニャヘニャになって、型崩れしてしまう。
一方こちらのノーブランド品は、乾燥機にかけても立体的なカップをキープしている。
「ブラトップといえばユニクロ」と思っていたけれど、追随する他のメーカーのクオリティも上がっていることを実感。
ユニクロ以外のカップ付きタンクトップを、いくつか試してみたい。次は下記の綿100%のタンクトップを試してみようと思っている(ユニクロの半額だし)。
追記①綿100%のタンクトップについて
ここから追記。
最後に紹介した綿100%のタンクトップ。その後、実際に購入して試してみた。
私は楽天で購入したけれど、Amazonでも購入できる(こちら)。
これ、いい。
楽天のレビューで、
- 「痩せ型だけれど、ユニクロのブラトップのMサイズは締め付けがいやで、ゆったり着たいのでLサイズを購入して良かった」
という声を読み、私も同じタイプなので、Lサイズを購入。
結果、まったく締め付けないのにバストトップをカバーする役割は果たすので、普段使いにとても良い。
さすがに、大きなバストを支えるような機能はないものの、胸が大きくない私にとっては無問題。
綿100%で約600円と安いので、1〜2枚、持っていても損はない。
追記②「アンダーゴムなし」のブラトップもなかなかいい
さらに追記。
- 「とにかく締め付けは一切イヤで、本当はノーブラでいたい。けれど、バストトップの突起が服の上からわかるのはマズイ」
という日に使える、さらに楽なブラトップはないものかと探していた(締め付けが非常に苦手なもので)。
バストトップさえ隠せればいい。極端な話、タンクトップの前面にカップだけ縫い付けてあればいいのだけれど——、と思いながら探していたところ、
- 「アンダーゴムなし」
というカテゴリのブラトップが存在することに気付いた。
普通のブラトップは、アンダーにぐるっとゴムが入っていて、それがバストを支える。
このアンダーのゴムがないブラトップが、「アンダーゴムなし」タイプだ。
このキーワードを見つけて、楽天で[アンダー ゴムなし ブラ]と検索。たくさんのゴムなし・カップ付きのキャミソール&タンクトップが見つかった。
その後、いろんな店舗でせっせと買い集めた。これが、本当にラク。
着心地はノーブラと変わらないのに、バストトップはカバーされている安心感。
そしてうれしいのが、とても涼しい。アンダーのゴムの締め付けがない分、体と布が密着しない。スースーと風通しが良くて、汗をかきにくくなる。
エアリズムのブラトップとは、えらい違いだ。
追記③付けてないみたいに涼しい理想のブラを発見
最初にこの記事を書いてから2年近く経過した。その間、いろいろなブラトップ的なブラを試した。
その中で、
- 「これは!付けてないみたいに涼しいし楽だし理想だ!!」
というブラを発見し、色も黒・白・ベージュの3色展開だったので各2枚ずつ買い占めてしまった。
しかも値段がなんと650円(安すぎ)。
楽天で 4.19 (148件)という人気商品。
肩ひも部分が太くて、タンクトップにしか見えないので、服からハミ出ても気にしないで済むのもうれしい。
「ナイトブラ」として使っている人もいるようだが、私は普通の昼間のブラとしてヘビロテ中。
天然素材ではないものの、ものすごく薄い素材で、本当に何もつけていないみたいに涼しくて楽。
前述の「アンダーゴムなし」のブラもいろいろ買ったが、このブラに出会ってからというもの、諸々が一挙に解決して、こちらのブラばかり身に付けるようになってしまった。
唯一の欠点はもともと付いていたパッド
理想的なブラではあるが、唯一の欠点はもともと中に入っているパッド。
薄いシートのようなパッドが入っているのだが、これが洗濯する度にブラの中で折れ曲がるので、直すのが手間だし、形が変になってしまう。
そのため、パッドは別途購入したものに入れ替えて使っている。