入浴剤ソフレとエモリカ比較 違いと効果のまとめ【2026年最新版】

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昨年の冬も、今年の冬も、「乾燥にはソフレがいい!」という記事を書いた。

で、ソフレをひたすらリピートしていたのだけれど、ふと、「エモリカ」を見つけて購入してみたら、ソフレと同類で良かった。

目次

ソフレはアース製薬・エモリカは花王

まず基本的なところからいくと、ソフレの販売元はバスクリンアース製薬、エモリカの販売元は花王。

ソフレはもともとバスクリンのブランドだったが、バスクリンは2026年1月にアース製薬と合併した。現在はアース製薬がソフレブランドを引き継いでいる。

ソフレは、たいていのドラッグストアに1種類はあるけれど、エモリカはあまり置いていない。なので、ソフレのほうが、売上数は多いと思われる。

(ソフレ バスクリン 薬用 濃厚しっとり入浴液 ホワイトフローラル 480ml)
ソフレ バスクリン 薬用 濃厚しっとり入浴液 ホワイトフローラル 480ml
(エモリカ 薬用スキンケア入浴液 ハーブの香り 本体 450ml )
エモリカ 薬用スキンケア入浴液 ハーブの香り 本体 450ml

どちらも高保湿・乳白色

どちらも、「高保湿」を売りにしている500円前後の価格帯の入浴剤で、お湯に入れると、白くなるタイプ。

この二つの共通点は、

「何を使っても治らなかった、かゆみを伴う体の乾燥が、これにしたら治った」

という口コミレビューが多いこと。

実際に私自身、高額の入浴剤・ナチュラル成分の入浴剤などを試しても収まらなかった、カッサカサの脚(スネ)のかゆみが、ソフレを使ったら、

  • スーーーーーッ…

と収まっていったのだ。ありがたい!

ソフレとエモリカの「香り」の違い

ずっとソフレをリピートしていたけれど、数種類あるソフレの香りの中で、一番、抵抗がない香りのホワイトフローラルの香りでも、ちょっぴり飽きたというか、ほんの少し嫌になってきていた。

それで、類似品で香りがもう少し良いもの…、と探していて見つけたのが、エモリカのハーブの香りだったのだ。こちらのほうが好き。

ちなみにエモリカは、ピンクのパッケージのフローラルの香り も試したけれど、これも、ソフレより好きな香りだった。香りに品があるし、そもそもほのかなので、気にならない。

(エモリカ  薬用 スキンケア 入浴剤 450mL)
エモリカ 薬用 スキンケア 入浴剤 450mL

ソフレとエモリカの成分的な違いを比較【2026年最新版】

この記事の初出は2017年12月だが、全成分に関してはリニューアルがあったので、大幅に加筆修正した。(2026年3月3日)

ここからは、ソフレとエモリカの成分面での違いを比較してみよう。

まず、それぞれメーカーがアピールしている成分の特徴は以下のとおり。

入浴剤有効成分おもな保湿成分
ソフレ(アース製薬)甘草エキス(甘草抽出末)・菖蒲エキス(ショウブエキス)クリームオイル(ワセリン・ホホバ油)、独自開発の米ぬか油、べにふうき茶エキス
エモリカ(花王)米胚芽油(コメ胚芽油)セラミド機能成分(セラミドAP+)、ユーカリエキス、オーツ麦エキス

ふむふむ。ただし、こういった売りの成分はごくごく少量しか配合されていないケースもある。メーカーがアピールする成分だけを鵜呑みにはできないのだ。

そこで全成分を確認してみる。以下は、それぞれのメーカー公式サイトに記載されている全成分だ。

ソフレの全成分

有効成分: 甘草抽出末、ショウブエキス
その他の成分: 精製水、流動パラフィン、ワセリン、ステアリン酸ソルビタン、POEセチルエーテル、コメヌカ油(リッチオリザ)、茶エキス-1、ホホバ油、イソプレングリコール、無水エタノール、没食子酸プロピル、フェノキシエタノール、パラベン、香料、粘度調整剤、pH調整剤

アース製薬 製品情報

エモリカの全成分

有効成分: コメ胚芽油
その他の成分: 流動パラフィン、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸POE(6)ソルビタン、テトラオレイン酸POEソルビット、水、ソルビタン脂肪酸エステル、オレイン酸POE(20)ソルビタン、濃グリセリン、オーツ麦エキス、ユーカリエキス、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド、DPG、BG、ミリスチン酸、セタノール、ステアリルアルコール、ビタミンE、パラベン、香料

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有効成分の違い:炎症を鎮めるソフレ、肌を保護するエモリカ

まず注目すべきは、有効成分の違い。医薬部外品における有効成分とは、国が効果を認めた成分を指す。

ソフレの有効成分は「甘草抽出末」と「ショウブエキス」の2種。 甘草抽出末には抗炎症作用のあるグリチルリチン酸が含まれており、肌荒れやしっしんを和らげるはたらきがある。2025年8月のリニューアルで甘草エキスが従来品の20%増量となった。菖蒲エキスも古くから薬湯に使われてきた和漢の成分で、入浴効果を高める目的で配合されている。

エモリカの有効成分は「コメ胚芽油」の1種。 米胚芽油にはビタミンEやγ-オリザノールが含まれ、入浴効果を高めて肌荒れ・しっしん・あせもなどに効果があるとされる。ソフレが和漢系の抗炎症成分で攻めるのに対し、エモリカは米由来の天然オイルで入浴効果を底上げするアプローチだ。

以上からわかることは、ソフレは「炎症を鎮める」方向、エモリカは「肌を保護して整える」方向と、すでに設計の方向性が分かれているということ。

その他の全成分から読み取れるポイント

次に、有効成分以外のその他の成分を見ていく。

主要成分として「流動性パラフィン」

ソフレもエモリカも、「流動パラフィン」が主要成分として入っている。流動パラフィンとは、ミネラルオイル(液状の鉱物油)の別名だ。実体としては、この流動性パラフィンによる保湿力が大きい模様。

ちょっと余談:ナチュラル成分好きの人からは目の敵にされがちな「鉱物油」だけれど、鉱物油(ミネラルオイル)は嫌うのに、ヴァセリン(=ワセリン)はみんな大好きだったりする。ワセリンは流動パラフィンと固形パラフィンの混合物で、成分の本質は同じ。液体がミネラルオイル、半固形がワセリン。化学的には兄弟のような存在である。

かつて精製技術が未熟だった時代、不純物を含む鉱物油が肌トラブルを起こした歴史がある。そのイメージが根強く残っているわけだが、現在の化粧品や医薬部外品に使われる鉱物油は高度に精製されたグレードのもの。皮膚科でもっとも刺激が少ない保湿剤としてワセリンが処方されている。「鉱物油=悪」とは考える必要ないと私は思う。

オイルの膜を張るソフレ、バリア機能を補うエモリカ

全成分を見比べると、ベースの考え方(流動パラフィンで肌を保護する)は共通しているが、その先のアプローチが違う。

ソフレは「オイルの膜を厚く張る」路線。 流動パラフィンに加えてワセリン・ホホバ油・米ぬか油と、油脂成分を何層にも重ねている。お湯に溶かすとクリーミィなとろみが出るのはこのためだ。有効成分は甘草エキス(抗炎症作用のあるグリチルリチン酸を含む)と菖蒲エキスで、入浴効果を高めて肌荒れやしっしんを和らげる。

エモリカは「肌のバリア機能を補う」路線。 流動パラフィンに加えてミリスチン酸イソプロピル(肌なじみのよいエステル油)を配合し、さらにセラミド機能成分(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド+長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド)で肌の角質層のバリアを補強する設計だ。これは花王のキュレルにも使われている疑似セラミド成分と同系統のもので、エモリカの隠れた強みだといえる。有効成分は米胚芽油で、入浴効果を高めて肌荒れやしっしん、あせもに効果がある。

ソフレとエモリカ、どちらがおすすめ?

ここまでの話をまとめてみると、

ソフレ=油脂リッチな「クリーム風呂」で、肌表面からしっかりフタをするタイプ。 湯上がりのしっとり感が強く、とくに乾燥がひどい冬場に頼もしい。お湯のとろみ感も好みが分かれるところだが、好きな人にはたまらない。

エモリカ=セラミド系の「角層補修風呂」で、肌のバリア機能そのものにはたらきかけるタイプ。 湯上がりはソフレほどのこってり感はないが、肌の保水力を内側から支えてくれる設計になっている。

どちらを選んでも「流動パラフィンで肌を守る」という基本のメカニズムは変わらない。正直、好みの香りやテクスチャーで選べばよいと思う。

ただ、乾燥がひどくて「とにかく今すぐかゆみを止めたい」なら油脂リッチなソフレ、乾燥肌を根本的にケアしたいなら疑似セラミド配合のエモリカ、という使い分けは一つの目安になるかも。

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